くらいの暑さ。どちら様も十分にご注意下さい。
記事の方は7/6のおさんぽで撮ってきた写真。地面のそばで開く小さい葉っぱを
見ていただきましょう。

夏になるといつの間にか林床を覆っている笹に似た葉っぱ。
涼しげに水玉をのせています。似ていても、笹じゃないですよ。
雑木林の葉っぱの下、優しい日陰に広がる緑。同じように見えますが、
いつもおさんぽしている公園では2種を見ることが出来ます。

どちらもよく似たイネ科の草。

背が高い方が、↑ あとでまばらで棒状の穂を出すアシボソ。
地面すれすれに、↓ 低く広がっていて葉っぱが縮れているのがチヂミザサ。

葉っぱがどんなに似ていてもあとから特徴的なお花を咲かせます。
お花のあとは面倒くさいひっつき虫になります。
ちっちゃすぎて見分けポイントがどこだか解らないムグラの仲間も、今、
葉っぱを広げています。

頑張ればお花とか、実とか…写るかなあ?
一応、ヒメヨツバムグラかな?と思う葉っぱ。ピントを合わせるだけでも大変な
小さい草です。
2012/ 6/20付 「ムグラ迷路」
地味な草ばかりじゃ、もたないので今度はお花の大群落を。

あ、すいません、この季節、どこででも見られるヒメジョオンで…(^^A)
それにしてもたくさん咲いてました。
ときおり混ざるピンク色はハルシオンじゃなくて、ムラサキツメクサの花です。

ついこのあいだまで何もなかった公園の草地の、
あっちの方までずーーっと同じ花。いつのまにこんなに生えたんだろうなぁ。
いつの間にか地面を覆っていると言えば、このチドメグサの仲間。
庭や 家と家の透き間の、どうってこと無い場所で湿っぽい地面を覆っている
のを見たこと有るでしょう。名前は知らなくても、街中だって田舎だって
結構、どこにでも生えてる硬貨ほどの大きさの葉っぱです。

まあ、人の興味はひかないかもしれないけれど、この草にも花は咲いて…

こんな感じの地味な花だけれど、ちゃんとその花に来る虫も居るんです。
赤い目の小さい虫、ショウジョウバエの仲間かな?
葉っぱより高くお花を掲げるのはオオチドメ。

うちの近所ではその他にもノチドメ、ヒメチドメなどが見られるので、
興味のある方は過去記事をどうぞ。
2012/ 7/13付 「ちっちゃな丸い葉」
地味な花が続くと飽きちゃいますよね。この記事最後は有名で綺麗な
それでもとっても小さい花で締めくくります。

草むらで、優しいピンクにねじれているのがネジバナ。
野生の蘭です。
小さいお花を拡大すれば、ほら、どこかあの、カトレアにも似ています。
カトレアをいくつも並べて、四方から見えるようにぐるっとねじって活けたら
ずいぶん豪華なアレンジになるでしょうね。

草むらのカトレアは極小なので、人目はひかないけれど、綺麗さでは、ひけは
とりませんよ。マクロに強いカメラで、ご鑑賞下さい。

草むらでちょうど引き立つ赤紫。神様の配色に間違いは無し!ですねぇ。
綺麗だなぁ。
次の記事では、同じに見かけた野菜の花などを。