勢力が衰えるのが早くて、穏やかな朝を迎えることが出来ました、うちの方。
でもって、晴れてきたら、まあ、気温が上がりました。暑いのなんの、
いきなりの猛暑日です。このあと週末いっぱい暑いそうです。今度は熱中症に
注意しなくちゃ。
記事の方は6/28のおさんぽ写真の続きです。山用のポンチョを着て、雨の日
さんぽ。

まずはアカメガシワの花。ポンポンみたいなこれはおばなです。
変わり者ぞろいのトウダイグサ科の落葉高木。
赤く毛深かった新芽がここまで開いて、お花が咲きました。
アカメガシワは荒れた土地に、最初に入り込んで栄え、あたりの環境が落ち
着いてくると姿を消しちゃう風来坊。

オスの木とメスの木があるのですが、それぞれのお花のデザインはだいぶ
違っています。

丸いつぼみからおしべの束を出して、黄色いポンポンみたいに咲くのがおばな。
アカメガシワ、メスの株はこちらです。めしべの柱頭ばかりを並べたお花の穂。

受粉が済んだらここに柔らかいトゲに覆われた実が育ち、あとで割れて中から
黒いタネをたくさん出します。
隣町へ行く途中に立ってる大きなアオギリ。

ユニークな実り方をするお花が、今年もどっさり準備中。
5月にうんとこさ咲いていたトチノキはまばらに実になりました。
ずいぶんと非効率的だけれど、一本一本が大きくなるからこれで十分なのかな。

トチの実は、栗よりずっと美味しそうな見た目になるけれど、とっても渋い
そうです。お山のご馳走、栃餅にするには相当手間ひまかけてアクを抜くそう
です。だからご馳走なんだなぁ('、'?)。
その栗は、今、このくらいのちっちゃいイガの中です。

白いヒモのようだったおばなは みんな落ちちゃって、3つずつくっついて咲いた
めばながすくすく成長中。秋には美味しい栗の実になるかな?
栗の木のそばにはエゴノキ。
たわわに実った実は、えぐすぎて食べられない…どころか、青い実の果肉を
つぶして川に流すと、魚が浮いてくるっていう悪童の秘密兵器。あら怖い(^m^)
。
それから、サポニンって言う洗浄成分も含んでいるので石けんの代わりにもなる
そうです。泡も立つんですって。

良く熟した実は豆より軽く乾いて、お手玉の中身になります。いい音がするん
ですよ。
お花も綺麗だったけれど、実も使い道が沢山あって、人との関わりの
深い木なんですよね。
更にちょっと歩いて、「日陰の林」へ。
この枝は、まん丸太っちょどんぐりが実る予定のクヌギの木。

春先お花も咲いていたけれど、この実が付いている場所にめばなが咲いたのは
去年のこと。クヌギは2年かけて実るどんぐりです。去年の成果が、今年
大きく実るんです。楽しみだね。
「日陰の林」で見つけたウリカエデ。今年は幼樹も発見。
で、気付いたのですが、若い枝の 元と先とでは 葉っぱの形が違います。

元の方は、葉っぱが三裂しているのに、先の方ではほとんど裂けていません。
へ〜、なんか面白い。伸び盛りの枝に良くあることなのかな?引き続き、観察
してみます。
「日陰の林」の薄暗がりで咲き残っていたムラサキシキブ。

今年はお花の盛りに撮りに来られなかったから、これでも貴重で有り難いです。
秋にはどっさり実が付きそうです。楽しみだな。
ついでにご近所のツリバナ。

う〜ん、実がたくさん付いてます。
それからサワフタギ。

こちらも、…ちょっと目立たないけれど、…実がいっぱい付きました。
ルリミノウシコロシの異名どおりに、瑠璃色の綺麗な実が付く予定です。
いっぱい付いてね、台風の風なんかに落っことさないでね〜。
次はどうしようかな?('ー'?)