2007年04月26日

オオマムシグサ

今日は、よく晴れていると思って出掛けると 急に真っ黒い雲が出て、
雨が降ったらイヤだなと思って家に帰ると…晴れてきて…また出掛けると…
何だかんだ 雲に振り回された一日でした。結局、降られなくて良かったです。

さてさて、先週末の4/20お気に入り観察スポット♪
「隣町の公園裏の北向きの斜面」で撮ってきた写真。
5つめの記事はサトイモ科の変なやつ、オオマムシグサをご紹介です。

07_0426_o_mamusi1.jpg

サクラやアカマツの影に並ぶ 背の高い草。
小さい頭に 翼のような手のような葉っぱ。ほらね、変でしょ?
もう何年も前から 気付いてはいるのですが、カタクリ保護地域の
ロープの向こうに生えているので 近づけないんです。
何年も経つうちに、私のデジカメも少しずつ進歩して、
だいぶ大きく撮れるようになってきました。

デジカメの望遠でぐぐっと迫ると、ほら、
大きな株の胴体の ぎょっとするような蝮(マムシ)柄♪
隣には小さな株が並んでいます。

07_0426_o_mamusi2.jpg

これは茎…ではなく、葉っぱの付け根のサヤのような部分も含みますので、
偽茎と呼ばれます。偽茎のもようが蛇のマムシに似ているので
オオマムシグサ。
ひじょーにユニークな、サトイモ科テンナンショウ属のお仲間です。



見つけたばかりの頃は一本だけだったのに、最近 隣りにこの小さい株が
花を咲かせるようになりました。
デジカメのおかげで、遠くても拡大して撮影することは出来るように
なりましたが、向きだけは変えられません。こっち向いてくれないかなぁ。



今年は斜面を少し登ったところでも、中くらいの株を見つけました。

07_0426_o_mamusi3.jpg

でもやっぱり…後ろ向きなの。(しゅん)

笹かな?って思うようなツヤツヤの葉っぱはとってもチャーミング。
背丈は20〜80cm。

07_0426_o_mamusi4.jpg

お花の部分は 仏炎苞って呼ばれる独特な形で、この株のは5cmほど。
根元の紫、先の方の緑、途中の褐色。
とっても綺麗なグラデーションも ちょーっと遠いなぁ。



坂道を少し登って真横から。葉っぱは2枚。1枚に小葉が9〜17枚。
何年経っても、葉っぱは これしか付かないんですよね。

07_0426_o_mamusi5.jpg



さらに回り込んで正面をねらいますが…一番遠いや…。

07_0426_o_mamusi6.jpg

仏炎苞の中には おしべ(めしべ)ばかりが並ぶ 棒のような
肉穂花序が入っているはず…。その先が丸くなっているのが、
オオマムシグサの特徴。

先日ご紹介したウラシマソウは、丸くなるかわりに浦島太郎の釣り竿のように
細く長くなるのが特徴でした。
他にもその種類ごとの様々な姿があるんですよ。



こんなことならその昔、手の届く範囲に生えてきてくれたときに、

07_0426_o_mamusi7.jpg

もっとちゃんと写真を撮っておくんだった…と、後悔しても後の祭り。
冒頭の写真のように木の影には、何本も立っているんですけどねえ…。

大きく撮れたときの写真を使って、各部分を表す図鑑の用語説明。

07_0426_o_mamusi8.jpg

仏炎苞は、筒部と舷部に分かれます。雌雄異株。
むき出しのおしべ(めしべ)が並ぶ 肉穂花序の先は付属体。
ここに種類ごとの特徴が出たり…します。


秋に、誰かがいたずらして枝先に筋子を付けたとしか思えない、
へんてこな実を付けます。
私まだ、この場所で、赤いツブツブの実を見たことがないんですよね。
こんどの秋にはちゃんとみられるようにしておこう。



テンナンショウ属のお仲間のスゴく面白い生態の詳しい解説は、こちら
福岡教育大学の福原せんせいに聞いてください。楽しいですよ。



ブログ内関連ページ
2007/ 4/18付 「ウラシマソウ」
2006/ 4/21付 「ウラシマソウの花」 オオマムシグサの芽生えも


posted by はもよう at 22:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

今日、偶然林間で見ました。
根元から別に生えてくるのが普通のマムシグサですか?
葉の間から出ているから、違うらしい・・・と思っていたところです。こちらは、小さいものが多く、マムシグサの方が大きかったようです(笑い)。
Posted by nakamura at 2007年04月26日 23:37
nakamuraさん、こんばんは。
ををっ!ご覧になりましたか、マムシグサ。(^^)
今、花盛りですからねぇ。
各地でいろんな人をぎょっとさせてると良いなぁ。

最初にとった図鑑に「オオマムシグサ」しか載っていなかったので
そう書きましたが、
nakamuraさんのコメントを見てあわててweb検索したところ、
マムシグサの仲間がいくつかが出てきちゃって…、
しかも、見分けが難しいから間違っていたらごめんなさいって
先に謝っちゃう人までいるんですよ。
だから…違うかも。(^^A)←じゃあ、何だよ。

大きい株が蒔いた実から芽が出たのが、小さい株じゃないかな?…と、
思っているんですけど…どうでしょう?
Posted by はもよう at 2007年04月27日 23:40
いやあ、こりゃあ不気味ですね。山中で一人で出くわしたくないですね。はもよう さんも nakamura さんも、いったどういうところへ住まっておられるのか…。
Posted by ディック at 2007年04月30日 13:11
ディックさん、こんばんは。
不気味でしょ…。(^^;)その昔、私は実の方と先にご対面。
「筋子の木」とあだ名をつけて写真に撮ったのもずいぶん昔の話です。

makamuraさんちは解りませんが、
我が家は関東の首都圏近郊、郊外の静かな住宅地ですよ。
ディックさんも会えると良いですね。(^^)
Posted by はもよう at 2007年05月01日 00:00
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