関東も梅雨入りしたそうです。雨に濡れるアジサイやナツツバキを見かけました。
気持ちは追いつかないけれど、6月になったんだなぁと実感しました。
梅雨の前半だけでも良いから、涼しいと良いな。
初夏のお花を訪ねて回った5/11のおさんぽ。隣町のお気に入りの観察スポット
「北向きの斜面」では、春先に咲いたお花たちが早くも実になっていました。

みずみずしい緑色の若葉の間には、赤いプロペラが見え隠れ。イロハカエデです。
古い葉っぱを散らしてしまったアオキの実もだんだん大きくなって、赤く目立って
きました。

地味だっためばながこんなに目立つようになるまではちょこっと時間がかかって
います。
赤い実と言えば、この日よく見かけたのはクサイチゴ。
桜の足元で白いお花を咲かせていましたよね。

あれが次々 木苺になっています。
細かいビーズをぎゅっとまとめたみたいな丸くて赤い実。
食べても美味しいですよ。ジャムにも向いています。
子どもたちの方が、よく知っているかもしれないです。
たくさん見かけるけれど、姿の良いのやいくつかまとまって撮れるのとなると
数に限りがあります。

見るより喰う方が向いてるのかな。
やっと撮れました、これ、ちょこっとおすましクサイチゴの実。
これから木苺が、続々実る季節ですね。
「日陰の林」へ向かう坂の途中でヤマウコギを見かけたけれど、「北向きの斜面」
では、お仲間のオカウコギかな?って言う葉っぱを見かけます。

前にご紹介した株とは、ちょっと違う場所の株です。
近づけないので、これ以上詳しいことが解らない上に、結構高確率でもうすぐ刈られ
て見えなくなります。オカウコギかな?違うかな? 迷い中です。
いろんな葉っぱが茂ってきた斜面の上の方、ヤマウルシがお花を咲かせています。

水吸って元気なときに傷つけると、その樹液でかぶれます。ご注意下さい、名ばかり
でなくウルシの仲間です。

近づけないので詳細は写せませんでしたが、小花が咲いたらそのあとはロウ質を
まとった実になります。秋に鮮やかに紅葉する頃には、もう、それほどかぶれなく
なりますので、また見に来ようと思います。
サクラのあとで、ビン洗いブラシみたいな白い花の穂をたくさん咲かせていたはず…
今年はあんまり撮れませんでしたが…の、ウワミズザクラ。

こんなに咲かせたんだよ…の証拠に、枝先にはつぶつぶの実が並んでいます。
秋が来る前、まだ残暑厳しいうちに赤い実になります。
未熟な実を塩漬けにして食べる地域もあるそうです。今年はどのくらい赤くなるかな。
5/11の時点だと、ニワトコの実もまだ緑。

赤くなったら鳥さんが、あっちこっちから食べに来ます。秋までお待たせしません。
すぐにでも赤くなるから待っててね。
そうそう、「北向きの斜面」の途中にあって、以前、スズメバチに滅ぼされちゃった
ミツバチの巣が、復活していました。

また、可愛いミツバチたちがブンブン羽音を立てながら、出入りしています。
ミツバチたちにとって相当居心地の良い場所なんでしょうね。今度は末永く続くと
良いな。気を付けてね、
葉っぱが増えてきた「北向きの斜面」。主役はつる性植物たちかもしれません。
次の記事は、つる性植物をご紹介したいです。予告編のように、ツルウメモドキの
お花を載せておきましょう。

初夏に枝を伸ばして葉っぱを並べた梅の木に、やっぱり似てますよ、ツルウメモドキ。

お花は地味な緑色だけれど、秋に実るのは黄色いカラに赤い中身の、なかなか目立つ
実になります。
あれもこれも咲いて嬉しい悲鳴の毎日ですが、主婦の本分も忘れないように頑張ります。
さあ、この週末は、何見に行こう。