うちの方はちょこっと雨が降っただけで済みましたが、都内は滝のような雨が
降ったそうです。夕方、遙か北の方に大きな雲がわいてときおり稲光が見え
ました。どこにも被害はなかったかな。明日は安定してくれると良いですね。
記事の方は旅行記の続き。信州の旅2日目の昼ちょっと前のこと。

温泉街の山側の、観光用に最近整備されて道を歩いて見晴らしの良いところで
一枚。パステルカラーの春の山。良い景色ですねえ。火の見やぐらが良い
アクセント。
別所温泉名所巡りツアー、3カ所目は茅葺き屋根の本堂が珍しい常楽寺。
ここでも、ずっと会いたかったお花に会えました。
本堂の裏にちょっとした沼があって、そこにミズバショウが咲いていたんです。

山ガールじゃない私でも、何度か山には行っていますが、たいていは夏で、
ミズバショウが咲くような土地に行かれたとしても、もう枯れたあと。
見られそうで見られなかった有名なお花の一つ。会いたかったですよ。
嬉しいなあ。

ちょっと遅かったです。見られるぎりぎりのタイミング。ラッキーとしか言い
ようがありません。誰に感謝して良いか解らないけど、ありがとうございました。
しかも、この奥でこの辺にしか咲かないすみれにも会えたんですよ。
その辺のことはまた次の記事で、もっと詳しくご紹介しますね。
常楽寺の境内には素敵な御茶屋さんもあって、満開の染井吉野や枝垂れ桜、
ミツバツツジなどを眺めながらお茶を頂いてひと休みしました。
いやぁ、良い景色でした。
でも、野草好きには別の注目ポイントがありましたよ。それは、何気ない道ばたの
この小さな草。

健気なタンポポ似のその野草は、花後に槍のように茎を伸ばすセンボンヤリ。
別名、紫タンポポですね。

花びらの裏が紫色になっていることが多いんだけれど…これは色が薄いのかな?
まあ、でも会えて嬉しいです。元気に咲いてね。
さて、名所巡りが終わって次はお昼ご飯です。
綺麗に石畳を敷いたメインストリートを逆にたどって、振り出しに戻ります。
途中で見かけた民家のアケビ。

今年は、いつも見ている場所が思いっきり草刈りされちゃって、あんまり見られ
なかったから嬉しいです。
やっぱり好きだなあ。アケビの花。今年分、十分堪能しました。ごちそうさま。
でもってお腹の方は、真田幸村の旗印、六文銭にちなんだ6種の変わりそばを
頂いて満足〜。大根おろしやリンゴまであったけれど、やっぱり胡桃そばが好き
だな。
午前中たっぷり歩いたので、父は、お風呂にはいるからと宿へ戻り、母と私も
別行動。母は、宿のまどから眺めていて、気になったところを見に行きました。
いくつになっても好奇心旺盛。だからぼけないんだねぇ。勉強になります。
私も、一人でおさんぽに。そこで見つけたオダマキの花。
ミヤマオダマキかな。祖母が好きだったお花です。導いてくれたのかな?ありがと。

ちょっと正面からは写せない場所に咲いていました。
きっと、うなじ自慢なんですよ。綺麗な青。
一度戻って、母と合流して、更にまだ、温泉街をさんぽ。元気だねぇ。
私はともかく、うちの母。(^m^)
おしゃべりを楽しんでいるような、ケンカしているような、変てこなやりとりを
しつつ温泉街をもう一巡り。

温泉街の玄関みたいな大駐車場に面して、色とりどりの桜が植えられていました。
ピンクの濃いの薄いのいろいろあって、綺麗でしたね。
さんざん歩いたあとは、2人でソフトクリームを食べました。
宿に帰ったら早速お風呂。2日目の夕食は土曜日と言うことで、特別豪華でした。
掃除も料理もしなくて良いなんて、あぁーあ、贅沢贅沢。(-人-)ありがたや〜。
3日目の朝も晴天。夜明け前に目が覚めちゃったので、ご来光を撮ろうと窓辺で
母とカメラを構えて待ちました。

遠い山の稜線から、お日様がのぞくちょっと前。飛行機雲が背の高い木を貫く
ように輝きました。夕焼けみたいに見えるかもしれないけれどこれ、朝焼けです。
最後の贅沢、朝風呂を堪能してからお宿を出発。

看板娘ならぬ、ツバメがお見送り。
別所温泉駅にはリンゴのお花が生けてありました。

私たちは果樹園のリンゴが咲いているところは見られなかったけれど、ここで
会えたから満足です。私たちが帰ったあと、GWの最中はさぞや見事に咲いたろう
なあ。
東京に帰る前に、もう一カ所立ち寄りました。最後の目的地は小諸の懐古園。
母の母、つまり、私の祖母の実家は小諸の石屋だったそうです。
懐古園には手がけた石造りのものが残っています。石工として名前もきざまれて
居るんです。縁に繋がるものとして、ご先祖様の作品をひと目見ようと園内を
あちこち探して歩きました。
石垣は築いてないですけどね(^^;)、

桜との取り合わせが素敵だなあと思って撮りました。
ご先祖様の作品はちゃんと撮りまして、別フォルダーに納めてあります。
しかし、石工だと良いですね、作品が長く残りますもの。

ひいおじいちゃんの作品のそばに咲いてたイワヤツデ。
ひいおじいちゃんがここにいた時にはどんなお花が咲いていたのかな?
園内で、美味しいお蕎麦を食べて東京へ帰ります。

懐古園で最後に撮った枝垂れ桜。
八重紅枝垂れが名物だって書いてあったので、それかなと思いましたが、
いかがでしょうか? 娘時代に祖母と来たときにも枝垂れ桜が見事だったけな。
信州はいつ来ても、人も風景も優しいです。
お世話になりました。またね。(^v^)ノ
さて、今回の旅では、会いたいと思っていた野草とご当地すみれに会えました。
次の記事ではそのとびきりの2種について、詳しくご紹介します。
【関連する記事】