いかんせん風が強くて。今日は真っ赤なボタンを眺めた場所に、シャクヤクが
咲いちゃいました。ボタンまではなんとか春の花って感じがしますが、シャク
ヤクはもう夏の花ですよね。←個人的感想です。
早いなぁ。私も季節に取り残されないように頑張ろう。
さて、記事の方は4/13に隣町で撮ってきた写真から。

これは道ばたに咲いてたけれど、花だんからの逃げ出し組のキクバスミレ。
北アメリカ原産のビオラ・パルマータ(Viola palmata)。
パルマータは「掌」の意味。
日本での流通名は「クワガタ:鍬形スミレ」と「キクバ:菊葉スミレ」
2004/ 4/24付 「カードレール下のスミレ」
2012/ 5/ 5付 「スミレの小径」

可愛いお花でしょ。
で、一番の特徴はてのひらみたいな、菊の葉みたいなその葉っぱ。

5つくらいに分かれているのが多いですね。
どこから来たのかな?道ばたの、それこそアスファルトを割って生えています。
可愛く見えて、結構たくましいのかも。
道ばたのアスファルト好きなすみれと言えばこちらも。

ちっちゃいヒメスミレ…の、ちょっと大株です。
人の目には乾燥して不毛に見える道ばたでご機嫌に咲いてました。
そういえばヒメスミレって 苔が生えるような湿った場所にも咲くけれど、
あっちの株は小さかったなあ。道ばたの方が好みの場所なのかしら?
ちなみにヒメスミレの特徴は、花の後ろの赤いまだらの距と共に…

葉っぱの付け根のこのカーブ。葉の先じゃなくて付け根ね。
同じ様な花だんからの逃げ出し組は、お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」
のカタクリの保護地でも咲いています。

こちらがビオラ・ソロリア‘プリケアナ’
2007/ 4/29付 「パピリオナケア」
やっぱり北米原産のスミレで園芸店で売られています。
どこかの花だんから逃げてきたんでしょうねぇ。他の植物の居場所を奪うほどでは
ありませんが、結構、日本の野良暮らしが気に入っている模様です。
そういえば、プリケアナは他の草がたくさん生えている草地が好きですね。
うちの近所では、道ばたではあまり見かけません。
でもなあ…都内では結構アスファルトを割って生えているのを見かけたっけ。
どうなんだろ。
そして、何度でも撮りたくなっちゃう近所で一番の普通種、タチツボスミレ。

この株は石垣のわずかな土に根付いていました。種まき係がありさんだと、
とんでもないところにタネをまかれちゃってびっくりするよね。
あとは道ばたのお仲間、4月編。
初夏が近づくとこのお花も咲き始めますねぇ。アメリカフウロです。

帰化植物って言うとたいてい派手な見た目で、自生種は小さくて目立たない花を
つけることが多いけれどこれは逆なんですねぇ。お山に咲くフウロソウのお仲間は
みんな大きなお花を咲かせますが、これは小さなお花で満足のようです。
アメリカフウロとご一緒している白い花がノミノツヅリ。

芽吹きの頃、苔かと見まがうほどの小さな草でしたが、今はちょこっと伸びて、
道ばたのミニチュア・カスミソウみたいになっています。

綺麗だけれど、鑑賞には虫眼鏡が欠かせません。

ノミノツヅリの株が大きくなってくると、初夏が近づいているなって思うんですよ。
道ばた好きはこちらにも。

乾いた道ばた、お庭先 他の草があんまり好まないところで栄えるトキワハゼ。
そっくりだけれど、公園の草地がお気に入りなのがこちらのムラサキサギゴケ。

4月はまだ、周りを見てそれほどには立ち上がっていませんが、これがもう
ちょっと経つと、お花の茎もぐんと立ち上げます。
それから、こんな草にもちいさなお花が咲いてます。

これから迷惑がられるほど蔓延る予定のヤエムグラ。
ひっつき虫にもなるトゲトゲの実も、このあと付く予定です。
道ばたの草むらも、すっかり初夏の装い。すみれの季節も終わりますね。
最近、冬と夏の気候の差がどんどん開いてきているから、夏物を準備しなくちゃ。
いろいろ、頑張ろうp(^へ^)。
次の記事ではそろそろ、木の話に移ろうかな。