晴れて気温が上がり、上がりきったところでにわかに黒雲が広がって、ちょっとの
間、雨が降りました。今日はドイツスズランとハリエンジュが咲いているのを確認。
本当に、季節がどんどん進みますねぇ。明日はもうちょっと落ち着いたお天気に
なってくれると良いな。
さて、記事の方は毎年撮っている身近なすみれ。今回はちょうどシーズンの真ん中
くらいに咲いて、民家の近くが好きな2種をご紹介。

こちら、駐車場の片隅に咲くアリアケスミレ。そんなとこで〜、踏まれちゃうよ。
3/27の記事でご紹介したコスミレや4/1の記事でご紹介したアオイスミレは早起きな
方で、
2008/04/11付 「コスミレ」
2006/03/29付 「タチツボとアオイ」
続いて4月中旬頃咲くのがこちらのアリアケスミレ。
2008/04/10付 「アリアケスミレ」

極小のヒメスミレやあとから咲くスミレという名のすみれ、ノジスミレなどの交雑種
と、考えられているそうです。
ですから、アリアケスミレがひと群れ咲いて居るからと言って…

↑ こんなにノジスミレに近いのとか、
↓ スミレという名のすみれに近いのとかも一緒に咲きます。

スミレにしては距の色が薄くてヒメスミレのようとか…
ノジスミレほど葉っぱが倒れてないとか、毛ぶかさがたりないとか、
花の形はノジスミレでも葉っぱの形はスミレの方に似ているとか、
色々な特徴が混じり合っているのが、アリアケスミレの特徴。
アリアケスミレで良いのかな?それとも違うのかな?
迷いながら観察するのもお楽しみのうちです。
同じ日の別の場所にはノジスミレも咲いていました。

ノジスミレも民家の近くが好きなすみれ。野の路に咲くすみれですものね。
山ではなく、道ばたで咲いてます。

全身毛深く、お花の形は横に広い菱形。
周りに細かいギザギザのある葉っぱは、地面にぺたんと広げて出します。

花の色は青紫。葉っぱは若干、細長い形。真ん中の葉脈も目立ちがち。
地下茎はないけれど、たくさん群れて咲きます。

道ばたのノジスミレ。

4/12、大盛況でした。
ついでの比較対象、タチツボスミレ。ユキヤナギの幼樹とご一緒写真です。

もう一度改めてみると、ほら、タチツボスミレの葉っぱは綺麗なハート型。

横顔を見ても、ガク(萼)の色 形とか、距の細さとかいろいろ違うでしょ。
スミレの見分けはちょっと難しいけれど、身近なすみれを注意深く観察していけば、
いろいろ見分けられるようになるかもしれないですよ。
翌週のアリアケスミレ。ますますたくさん咲いてます。

なんか…丸っこくて可愛いな。
過去記事でも解るように、最初に気付いたときには、白花が多かったのですが、
最近はめっきり減ってしまいました。

今年はこの2輪だけ。白い方が好きなんだけどなぁ。
色の変化が多くて、有明つまり、夜明けの空の様子に例えられたアリアケスミレ。
出来たらもっともっと、有明っぽいお花に遭遇したいです。
次の記事では、いつもおさんぽしている公園で見かけた別のすみれを見ていただき
ましょう。
ブログ内関連ページ:
2008/04/10付 「アリアケスミレ」
2006/03/29付 「タチツボとアオイ」
2008/04/11付 「コスミレ」