すぎたようです。ひと雨こないと、木や草が辛いかも。
記事の方は4/6のおさんぽで撮ってきた写真から。
隣町まで行く途中の道ばたにある雑木林。その一角には山桜が並んでいます。

株ごとに表情の違う桜を眺めるのも、当ブログの年中行事となりました。
4/6は、関東地方各地で、一番のお花見好適日でした。染井吉野はこれ以上ない
満開で、ヤマザクラも咲き出していました。

ここにあるのはサクラとケヤキ。
サクラはたぶんヤマザクラ。お花の白いタイプ。

そしてケヤキの煙るような枝先には、これでもお花なんです。
地味なお花がスタンバイ。あ…もう実になっているのもあるかもね。
道ばたにはこの辺ではおなじみの木々が並ぶのですが、まあ、今回はヤマザクラを
堪能しましょう。
ケヤキの隣の株から、数歩離れてまた白っぽいサクラ。

お花を精一杯の望遠でとらえると
…うわあ、綺麗だなあ。

葉っぱはあまり出ていませんが、緑色のタイプかな?
隣は葉っぱが赤いタイプ。

綺麗な赤い葉です。
そのまた隣は若干色が薄い葉っぱ。

黄土色っぽいって言うか、オレンジ色っぽいって言うか。
う〜ん、なんて言ったら良いんでしょ。
でもってタイプの違うサクラが隣り合わせにくっついて咲いているとこんな風。

葉っぱの色が違うんですよ。
オリーブグリーンと紅茶色。素敵な取り合わせ。

ヤマザクラ鑑賞は葉っぱが主役かもしれませんね。
色とりどり、個性豊かで見飽きません。
ふわっと優しいパステルカラーの林も良いし…

きりっと赤い葉っぱでそびえ立っているのも粋な感じで素敵です。

毎年、楽しませてくれてありがとうね。
末永くよろしくお願いします。
さて、もうちょっと行くと今度はどんぐりの林。

ひと目に4種類のおなじみの木々が見えます。どれがどれだか解るかな?
まず、一番手前は、黄色く染まるクヌギの枝先。

黄色く見えるもののほとんどは、ひも状に咲くおばなの穂。
葉っぱより先に花を咲かせます。風媒花なので、出来るだけ背伸びして、高い
所から精一杯遠くまで花粉を飛ばします。
お隣は銀緑色に芽吹くコナラの大木。

やっぱりひも状のおばなをたらしますが、クヌギよりは、葉っぱも出して賑やか
です。毛深いので、新芽は光って見えます。
そのまた先に、枝ばっかりが目立つ大木があります。上の方はまだ芽が出ていな
かったのですが、低いところの枝には新芽が展開を始めていました。

ミズキですね。
ミズキは虫媒花、これからとっても素敵な白いお花を咲かせます。
ミズキが咲いたら、当ブログ恒例の「木に咲く白い花」の季節です。待ち遠しいな。
そして、一番奥で、枝にコブコブしたものを並べていたのは桑の木です。
その昔、このあたりでも養蚕が行われていた頃に畑で育てられていた木の末裔。

お花は地味でも立派な虫媒花。無性にいっぱい咲くおばなと、まばらに咲く
めばながあり、単性の木と両生の木と有るそうです。
夏が来る前に実ってくれるので、鳥さん達も楽しみにしているはず。
いつもおさんぽしているあたりですので、道ばたの木々とは、もう長いつきあいの
顔見知り。やあ、また会ったね、元気だった?って言う気持ちで歩きます。

花嫁さんみたいに真っ白なクサイチゴを見るときだってそんな気分。
奇麗に咲いたね。みんなサクラばっかり見上げてないで、たまには足元のクサイチゴ
も見てくれたらいいのにね。
パステルカラーの雑木林の前を通って、お気に入りに観察スポット隣町へ。
まだまだ、お花見はこれからですよ。良かったらまたお付き合い下さい。