朝はだいぶ冷えました。これからどんどん気温が上がっていくそうですけれど、
今日はまだちょっと寒かったかなぁ。桜はどんどん散っていて、入れ替わる
ようにケヤキの葉っぱが目立ってきました。
さて、記事の方は3/29に 隣町の保護地で撮ってきた満開のカタクリの花。
いっぱい見ていただきましょうね。

今年のカタクリも、斜面にどっさり咲きました。ボランティアの皆さんが、
あれこれ手入れしてくださったおかげです。
春先の、まだ虫さんが少ない季節に咲くお花。無駄にならないように、晴れた日
十分暖かくなってから、花びらを開きます。

それまでちょっと待っててね。お寝坊だなんて言わないで。
それが解っているから、この日のおさんぽは午後から。

もちろん、ちゃんと咲いていました。
あっちもこっちも満開です。

くるんっと反り返った花びらが素敵です。
本当に優雅で素敵な形ですよね。
たくさん咲いていれば、つぼみと開きかけと、すっかり開いたお花が一緒に見ら
れます。

その上、花びらが通常より多いのも写り込んでいます。
でもって、この日一番の美人はこちら。

同じ写真を4月のごあいさつとして、HPに飾っています。
これぞカタクリって言う構図でしょ。
そういえばこの日はおしべの葯や花びら、いろんな色のものを見かけましたね。

この花は ↑ 開きかけ。
おしべの葯が紫色でみずみずしくて、めしべがまだおしべの外に出ていない。

待っているのは大きめの蝶々で、不安定な花びらにつかまって花粉まみれに
なって欲しいのだけれど、なかなか、この斜面で大きめの蝶々は見かけないん
ですよね。誰が受粉の手助けしているのかな?

おしべの花粉を出し終わると、めしべがずずっと伸びてきます。
基本、赤紫色のカタクリです。外国産だと黄色の色違いもありますが、日本のは
みんな赤紫。花色のバリエーションは色が薄かったり、濃かったり。

↑ 白っぽく見えるほど色が薄いのとか、
真ん中に白い柄が付いているのとか。

そこそこいろいろありますね。
ここに蜜があるよ〜!ってお知らせしている蜜標。

このアングルで見るとまた、印象が変わるよね。
でも、今年、ちょっと気になる話を聞きました。
最近、葉っぱにオレンジ色の病変が現れているそうです。

薬はまきたくないそうで、保護グループのボランティアさんたちが傷んだ葉っぱを
手作業でつんでいるそうです。
たくさん殖えたけれど、まだまだお世話がかかるんですね。

ボランティアさんたちに守られて、どんどん咲いてね。
北向きの斜面のカタクリ。
ご一緒に咲くのはオオアラセイトウ。

ショカッサイ、ムラサキハナナ、ハナダイコン、シキンソウ。別名の多いお花です。
私の祖母はどこからか、紫ダイコン花って名前を聞いてタネをもらってきました。

まだ、珍しかった頃だけれど、大事に育てていたのにあっという間に近所に
広がっていました。
今はもう、山手線の線路端で、菜の花と覇権を争うほど増えました。
次回は3/29のおさんぽの写真シリーズ最終回、その他の木の写真を見ていただき
ましょう。3月の桜もありますよ。