散ってしまうのが惜しくてほんのわずかなすきをついて、近所の公園へ写真を
撮りに行きましたが、あれもこれも咲いちゃって、今日の荒れ模様が恨めし
かったです。午後からは吹き降りが強くなる時間もありましたが、夕方には止み、
明日はお天気回復するのかな?3月最後の一日、大事に過ごしたいと思います。
さて、記事の方はまだ3/23。いつもおさんぽしている公園で、春のおなじみを
訪ねて回ったときのこと。

お日様の光を浴びる柔らかい緑色はハコネウツギの芽吹きの葉です。
いつもこの新芽を見ると、アジサイに似ていると思うのですよ。

まあ、樹形が違いますけどね。
ちなみに西洋アジサイはこっち。

枯れ枝のように見えても、やっぱりちゃんと生きているんですよね。
春がくるとみずみずしい緑色の葉っぱが出てくるんですから。
芝生広場に並んでいるアメリカハナノキは花盛りでした。
散っちゃう前に出会えて良かった。

↑こちら、ポンポンみたいに咲くおばな。オスの木です。
おしべばっかりのお花なんですよね。

丸い粒々だった花芽から、こんなお花が咲きました。
アメリカハナノキはカエデの仲間なんですが、葉っぱが出る前に咲くお花が、
木、全体を真っ赤に染める所が見事で、ただの楓じゃなくて「ハナノキ」または
「ハナカエデ」と呼ばれるそうです。
お花の少ないのはメスの木です。

めばなには、カエデの仲間のお約束、プロペラ型の実になる部分が、最初から
付いています。

オスの木ほど華やかではないけれど、メスの木も素敵です。
春先、葉っぱの前にお花が咲く木って結構あるのですが、目立たないので話題に
登りません。だから、こんな姿を見たら驚くかもね。(^m^)
ハナノキはアメリカだけにあるんじゃなくて、日本にも自生しているそうです。
一度見てみたいなあ。
こちらは赤くてもお花じゃなくて、新芽です。

ニワナナカマド。
芽吹きたてだけ真っ赤です。お花も実も紅葉も全然似てない、ナナカマドとは
他人のそら似の関係です。青々した葉っぱだけ似ているんですって。

ニワナナカマドの別名は「珍珠梅:ちんしばい」こちらの名前は体を表す綺麗な
名です。春雨の頃赤く芽吹いた枝には、五月雨の頃、真珠のようなつぼみと
煙るような白い小花がたくさん並びます。
ナナカマドとは他人のそら似関係なので、赤い実も見事な紅葉も見せてはくれま
せんので、あしからず。
さて、この日、公園を通り過ぎた先の雑木林も見に行ったのですが、収穫はまだ
無くて、代わりに別の場所でこんな桜を見かけました。

カンヒザクラだったらいいな。ほら、河津桜の両親候補の。
…と、思って撮りました。

小さいお花で、濃いめのピンク色。真下を向いて咲く可憐な桜でした。
公園にはオオシマザクラも植えられているし…
我が街産の河津桜が出来たりとか…
しないか。(^^;)
出来たら面白いんだけどなあ。
今度は花木ゾーンを見ていただきましょうね。
ハナモモが咲き始めて、いろんな花木のつぼみがふくらんでいた3/23。
今はもう、あっちもこっちも咲いちゃっているんですよ。