濡れてひと休み。でも、雨は恵みの雨。雨に打たれて植物は元気になっていくん
だから、雨もまた楽し…かな。
気がついてみたら、もう3月も下旬なんですねぇ。そして暑さ寒さも彼岸まで の
お彼岸。明日からはお墓参りと卒業式の3連休。う〜ん、いろいろ忙しいです。
頑張ろう。p(^へ^)
でもって記事の方は前回と同じ3/16に隣町で撮ってきた写真から。今度は道ばたの
草を見ていきましょう。

こちら、ミチタネツケバナ。乾いた道ばたが好きな帰化植物。最近じゃ、ぺんぺん
草より身近な春の花です。
道ばたの雑草と言えばまず名前が出るぺんぺん草こと ナズナもアブラナ科ですが、
ミチタネツケバナも、そっくりのアブラナ科。
最近じゃ、ナズナに代わって道ばたにたくさん生えています。
じゃあ、ナズナってどんな草だっけ?

はい、↑ こんな草です。
似てますね。
一番の違いは葉っぱですかね。

切れ込みがたくさんはいっているのと、入っていないのと、両方有るのが
ナズナです。
慣れてくれば、切れ込みの形の特徴も解って、更に見分けが楽になります。
それから、ぺんぺん草の名前の由来にもなった三味線のバチそっくりの実。
お花は白い花びらが4つ。

もしも、じっくり見ることが出来れば、おしべが6本有るのにも気付くことが
出来るでしょう。
代わってミチタネツケバナは、細かくて丸っこい葉っぱを並べているように見え
ます。ちょうど、野菜のクレソンとそっくりなんですけど…解ります?

実は三味線のバチじゃなくて、ただの棒状。しかも、まっすぐ天をついて立って
います。昔ながらの田んぼの雑草、タネツケバナなら、棒状の実がもっとゆるい
角度で付いているんですけどね。

ちっちゃい花を拡大できれば、おしべが4本しか無いのも見えるかな。

まあ、かなり小さいんですけど。
アブラナ科の仲間はそれぞれ同じ様な特徴を持っているので、アブラナ科だなって
言うことまでは、比較的すぐに見当がつくんですが、科の中はそっくりさんだらけ。
しかも、帰化植物のジャンルは次々に新顔さんが来日するので、見分けが大変です。
ミチタネツケバナとそっくりでちょっと違う仲間もたくさん増えていますので、
これ以上詮索していると、迷路に入っちゃうかもしれません。
今回は、このくらいにしておきます。詳しく知りたい方は検索してみてくださいね。
日差しも力強さも増した3/16。道ばたにも太陽の落とし子みたいなお花が咲いて
ました。関東タンポポです。すっかり開くのに、もう数時間必要みたいです。

お、隣の葉っぱはブタナじゃないですか。ちっちゃいつぼみも見えてます。
よく間違われるんですよね。タンポポとブタナ。左がタンポポ、右がブタナですよ。
よろしくね。
黄色きゃなんでもタンポポと思ったら大間違いですよ。

こちらはハルノノゲシ。まだ咲き始めで小さいけれど、これからほぼ一年中咲いてて
くれます。アキノノゲシとはあちこちがちょっと違います。
前回は、葉っぱしか見かけなかったカラスノエンドウ。今回は、一輪だけ咲いて
ましたよ。

素敵な赤紫。極々小さい豆の花。桜が咲いて散るまで、ずっと咲き続けてくれますが、
やっぱり咲き始めが嬉しいな。
これからどんどん道ばたにもお花の数が増えますね。毎年会えるおなじみの花を
数えて歩くおさんぽは幸せですね。
さあ、次は何に会えるかな。