無しで出掛けても全然寒くないほどの春の陽気。どこからともなくお花や草の
匂いもしてきて、小鳥の声も賑やかだったりして。
ありゃりゃ?みんな勘違いしちゃった?まだ春じゃないよぉ。明日はぐんぐん
気温が下がって、途中から雪になるそうです。今は信じがたいですが、油断
しないように気を付けなきゃね。
先週と先々週の週末の記録です。まずは先々週、1/25は実家の両親を誘って、
天神様に梅を見に行きました。

まだ、ほとんど咲いていないし、お天気も曇天。残念感が残りました。翌週、
2/1は40代で亡くなった友人のお墓参り。この日は穏やかな晴天でした。
1/25は暖かくなるって言う予報を頼りに、娘まで誘っての実家詣で。
なのに、お天気今ひとつで本当に残念。でも、この日初めて、携帯で連絡とり
合いながらの合流に成功しました。なかなか携帯電話になれてくれなくて、
不携帯電話化しつつあったので、一歩前進です(^^*)。
それから、天神様へ向かう途中で面白いことがありました。
基本、人なつこい母が、見知らぬ人に天神様までの道を聞かれて、ちょうど
私たちも向かうところ、一緒に行きましょうと…。

でもね、我が両親は歳にもかかわらず、とんでもない早足なんです。
道連れにされたおばあさま、わたしゃ今年80で、そんなに早くは歩けません…
ですって。(^m^)
ごめんなさい、あの人たち(この時すでに後ろ姿)今年お誕生日がくると2人とも
85になるんです。歳だなんて言わないでくださいね…って見知らぬおばあさまを
励ましつつ、うちの両親には
(^」O^)」おーい、速すぎるよぉって、声かけたりで大騒ぎ。
ほんとに、両親とも、元気で有り難いです。(^^*)。見知らぬおばあさまとは
鳥居のところでお別れ、これ以上つきあわせたらあの方、腰が抜けちゃいます。
さて、全国的に1/25は初天神。今年最初のお縁日の日でした。
梅はまだでも人では十分。なかなかの賑わいでしたよ。

ちゃんと娘と息子の前途をお願いしてきましたよ。
うそ替えの神事も行われていて、お賽銭箱の隣には大きなうそが飾ってありました。

こんなの初めて見たなあ。いつから飾ることにしたのかしら?
うそって、このデザインの木彫りの鳥のこと。モデルは本当にいる鳥で「鷽」と
書きます。去年あった悪いことをうそ(嘘)に変えてくれる有り難い鳥さんです。
梅よりロウバイの方が盛りでしたね。

曇っていたので今ひとつ色がさえませんが、綺麗でした。
以前撮ったときはもう枯れかけだったから、綺麗に撮れて嬉しいです。
お墓参りもして、ちょっと離れた梅の庭へも回りました。

まだお庭に入れません。そのくらい咲いてないってこと。
早咲きが数株、お花を付けていました。

行き会うおばさま方とも、ちょっと早いわねぇ、残念ねぇなんて言葉を交わし
たりなんかして…。
まあ、また来ましょう。冬の花はゆっくり咲き進んでくれるから、チャンスは
何度もありますよ、たぶん。
2/1にまた都内へ。今度は、40代で亡くなった中学の同級生のお墓参りに。
長いつきあいだったんですよ。私が結婚するときも引っ越しを手伝ってくれて、
彼女の新婚のお家へもお邪魔したこともあったし…。
仕事や子育てが一段落したら、どこかへ旅行にでも行きたかったけれど、
今度会えるのは雲の上ですかねぇ。

旦那様の計らいで、お墓は中学時代を過ごした町の近くの霊園に有ります。
ご実家からも近くて、ご家族も安心でしょう。
たぶん、そろそろ13回忌のはず。

残された旦那様を煩わせたくないので、わざわざ問い合わせたりはしませんが、
たぶん、そのくらいです。きっと近々、法事もされるだろうからお花は小さく
簡単に。
彼女にそっくりの忘れ形見は、そろそろ、高校を卒業する頃。
ずいぶん時間が経ってしまいました。
それでも、彼女のお葬式の日のことは忘れられません。

家を出るときには晴れていたのに、斎場に着く頃から雪が舞い始めたんですよね。
春の、幻のような軽い雪。地面さえ濡らさないのに、お式の間中、窓の外を
雪が舞っていました。
明るい妻でしたから、泣かずに送ってやってくださいって所に、喪主のスピーチが
さしかかったときに、
遺影を抱いていたお父様の涙が、ちょうど娘の目の所に落ちたのが忘れられません。
奥様を50代で、娘さんを40代で見送らなければならなかったおじさまがお気の毒で
なりませんでした。

でも、弟さんの所に第一子が誕生し、可愛がっていた妹さんの結婚が決まって、
難産の末にもうけた愛娘が、どうやらちゃんと育ちそうな歳まで見守って、
一足先に逝っていたお母様に良い報告は出来たでしょうね。
ついでにこっぴどく怒られれば良いんだわ、私の分まで。何が何でも急ぎ過ぎよ。
文句言うのもお空の上に行かれる日まで、待たなきゃならないじゃないの。

この日のスカイツリーはかすんでいました。お天気は穏やかで春霞のよう。
でも、またすぐに寒さがぶり返すそうです。春は一進一退。急がない、あわてない。
さあ、日常へ帰りましょう。
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