日差しに触れずじまい。残念だなあ。明日はきゅっと冷え込む番。風邪ひかない
ように気を付けなくっちゃ。
1月3週目の週末にいつもおさんぽしている近所の公園で撮ってきた写真シリーズ、
3回目。今回は公園の真ん中辺、水辺好きの木々の枝を見ていきましょう。
台風のたびに仲間を失っているカロリナポプラ。

管理会社の人たちが、せっせとひこばえを切って風の抵抗を抑えています。
でも、もともと環境の安定しない水辺を好む木です。倒れて砕けて折れた枝から
でも、再生する気で立っています。根っこも浅いので、引き続き要注意です。
カロリナポプラと同様に、公園の真ん中に立っているのはアメリカハナノキ。

ころころと赤くて丸いのが付いているのは、オスの木のおばなの花の芽。
ここからおしべの束のような、ポンポンみたいなお花をどっさり咲かせます。
ハナノキと言う名はこのお花が見事だから。
変わって素っ気ないのはメスの木のめばなの芽。

別名はハナカエデ。こう見えてもカエデの仲間。お約束の、プロペラみたいな実に
なるめばなは、この素っ気ない芽から飛び出してきます。
公園の中央から池のほとりへ。
こちらはカツラ(桂)。生乾きの落ち葉が良い香りでした。香づる木カツラ。
ただいまは赤い冬芽で春を待っています。

葉っぱより早く咲く、赤いお花も楽しみです。
池と池をつなぐ人工の小川のほとりにも、水辺を好む木が並びます。

こちらも、すっかり仲間を減らしちゃったイヌコリヤナギ。
きゅっと小さな冬芽からは、ネコヤナギのお花を簡単にしたようなもこもこの
花が咲きます。
それから、こちらはハンノキの仲間、たぶんケヤマハンノキだと思います。

毎年、ハンノキハムシに徹底的に葉っぱを喰われちゃうんですが、枯れずに
立っています。
去年、1本仲間が倒れちゃったけれど、今年は残された仲間がいっぱい実を付けて
います。頑張ったなあ。

これがこの木の冬芽です。
ハンノキの葉っぱは素っ気ないけれど、この木の葉っぱはとっても素敵なデザイン
なので、喰われて欲しくないんです。
頑張ってね、今年もこっそり応援しています。
木としては地味だし、図鑑の扱いも小さめだけれど、冬芽のユニークさでは群を
抜いてるトネリコ。

トーテムポールみたいな冬芽と葉痕が笑ってる。
あっちもこっちも、何かの顔みたい。

お仲間みんな芸達者です。
過去には 鬼の子や忠犬ポチみたいな冬芽もありました。いずれまた、他に類を
見ないようなユニークなのを見つけ出したいです。
こちらは↓冬芽に茶色の毛が生えていたヤマトアオダモ(別名オオトネリコ)。

あれれ?今年は生えていないなあ。これからかなあ?
地味だけれど、マイナーだけれど、私は毎年注目してるよ。

トネリコとアオダモのお仲間さん。
そうだ、この後アオダモたちを見に行こう。
公園をぐるっと回って、ハンノキやアオダモのあるエリアへ。おさんぽ、元気に
歩き出そう。
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