でも、新学期が始まって3日。ぼつぼつと新生活のペースが掴めてきました。
さて、日曜日に見てきた「隣町の公園裏の北向き斜面」の様子。
今日は 樹木の仲間を中心にご紹介します。

カタクリ群生地にある桜の大木。桜が終われば、次の主役はヤマツツジ。
季節はどんどん進んでいきますね。
北向きの斜面には、こぼれた木の実から 芽を出して間もない若木が
たくさん並んでいます。

コナラ、クヌギ、イヌシデ、アカシデ、ヤマザクラ、リョウブ、カエデ、
ミズキ、エゴノキ、クサギ…落葉樹が目立ちます。
カワイイ女の子の顔のような葉痕を眺めたニワトコも、
細かくて白っぽい花を 泡立つように咲かせています。

ニワトコの花は直径4〜5mmで、5つに分かれているのですが、
反りかえり方が激しくて、こうして撮っても見えませんね。

元気なおしべが飛びだしていて、花の真ん中にはごく短いめしべがあります。
この花は大急ぎで実ります。梅雨の頃にはもう、小さな赤い実が見られます。
赤い実といえば、秋に紅葉して赤い実を付けるガマズミは、まだこんな風。

あとで細かい花をこんもり咲かせるガマズミのつぼみも、
今はぎゅっと詰まって押しくらまんじゅう。
大きな羽状複葉になるヌルデも、芽出し直後はこんなに真っ赤で、
何だか、ちょっと可愛い感じ♪

小葉と小葉の間に翼と言われるヒラヒラが付くのがヌルデの葉の特徴なんだけど、
まだあんまりはっきりしてませんね。

スギやヒノキ、サワラなどの針葉樹や、カシ、シイなどの常緑の照葉樹なども
点在しています。
わたしが住んでいる地域の山には、クスノキは無くて、

パカッと開いて 何かが出てきたような
花の咲き方も面白いらしいのですが、残念ながら私が見た範囲には、
お花は有りませんでした。引き続き、探してみようと思います。
******2007/11/6 訂正*****
タブノキではなくて、シロダモでした。実と花の写真は11/6の記事に出ています。
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背の高い木の足元には、日陰でも元気に育つ低木が茂みを作ります。
サンショウ、ツゲ、ヤブツバキ…生け垣でよく見るアオキも、
もともとはこういう場所に生える木です。
見事なおばなの花の穂と、

去年の実と 今年のめばなが一緒に見られました。

北向き斜面のアオキの木は、私が見た、どこのアオキよりも元気で立派です。
この場所が気に入って生えているんだな…っていつも思うんですよ。
大きな木には、ツル性の植物が巻き付いて繁っています。
キヅタ、フユヅタ、アケビ、ムベ、テイカカズラ…それから、
もう少し 増えて欲しいサルトリイバラ。

この日はめばなを見つけました。
相変わらず、葉の付け根から伸びた巻きひげが、良い味出してますねぇ。
ツル性植物はよく嫌われて、刈られてしまうことが多いんですよね。
めばなが赤い実になる頃まで、ここで、刈られずに残っててくれると
良いんだけどな。
それにしても、「北向き斜面」の芽吹き時は奇麗でしょう?
その上、この日はウグイスがずっと鳴き方の練習していたんですよ。
透ける様に明るい 新芽の雑木林。そしてフレッシュなウグイスの声。
一番良い季節ですよねぇ。また、行けたらその都度、ご報告します。
春満載!です・・・。
春は、やはりよろしいですね。
はい、春満載でした。
今日は暖かくて、良い気分でおさんぽできました。
よかったよかった♪