止んだりの肌寒い一日になりました。早くお日様の顔を見たいなあ。
さて、記事の方はいつもおさんぽしている公園で、お天気の良かった10/13に撮って
きた写真から。
まずはこちらはついこのあいだまで、うす緑色していたコノテガシワの実。

そろそろ、木の実…ナッツらしくなってきました。
同じ日に見てきたどんぐりとあわせてご紹介します。
ヒノキみたいな葉っぱで、結構あちこちに「コニファー」の一つとして植栽されている
園芸種、コノテガシワ(児の手柏)。
直立して付く葉っぱを子どもの手に例えてのネーミングです。カシワって言うのは
「炊ぐ:かしぐ」(調理に用いる)葉と言う程度の意味で、特定の種を指す言葉では
無いので、柏餅のカシワの葉っぱに似ていなくてもご容赦下さい(^^*)。

うす緑色の実のうちは柔らかそうでしたが、すっかり枯れた色になったら、中から松の実
みたいなタネをこぼします。
歩き始めてすぐに目に付いたのは、スダジイどんぐり。
濃いめの緑の葉っぱをうっそうと茂らせる、常緑の椎(しい)の木です。
鎮守様の林を薄暗くしている張本人だったりします。

でも、椎(しい)木のどんぐりは渋みが少なくて、生でも、ちょっとあぶったら更に
美味しく食べられるという 有り難い実です。
なんにも知らない公園の利用者さんたちは、ウォーキングのついでに踏んじゃってます
けど。まあ、細かく砕けた実は 小鳥さんのお腹におさまるでしょうから、無駄じゃない
ですよね。
次に見かけたのはシラカシどんぐり。

別名ヤナギガシとも呼ばれるシラカシは、葉っぱがヤナギの葉っぱ並みに細いのが特徴。
刈り込みに耐え、葉を密に茂らせるので、生け垣に用いられる常緑の木です。
そして、樫(かし)どんぐりは、はかま(殻斗)が輪を重ねたようなよこしま模様なのが
特徴です。 コナラはウロコ模様だったんですよ、覚えてます?
そっくりさんのアラカシどんぐりもさがしましたが見つかりません。
次の場所で拾ったのもシラカシどんぐり。

うふふ、ころころしていて可愛いなあ。そういえば樫どんぐりはあんまり大きいのを
見かけません。ころころ丸っこくて可愛いです。
公園をぐるっと回ってアラカシの木の下へ。落ちていたのはシイナみたいな未熟な実。

実りかけで落ちちゃったみたいな。
見上げるとまだ枝にがっちりくっついています。

はかま(殻斗)は横縞、どんぐりは縦縞の可愛い奴。
アラカシの葉っぱは 先の方が太くて丸こい形。周囲のギザギザも先の方だけ粗く付いて
います。

まだまだ落ちる気はないみたい。
いつもおさんぽしている公園のアラカシどんぐりは、シラカシどんぐりよりものんびり
育つみたいです。
今頃は、ころころ散っているかしら?また見てこなくっちゃね。
そういえば…と思いだしてとある木を目指して更に、公園をとことこ。
うん、やっぱり根元に落ちてます、綺麗な朱赤の実が。

こちらはイイギリの木の下。オスの木とメスの木に分かれる種類なので、これはメスの木。
朱赤の実が落ちています。

途中の枝がいっさい無い、電信柱みたいな背の高い木が一本だけ、公園の雑木林ゾーンの
真ん中に立って居るんですよ。もうずいぶん前からのお付き合い。

枝が遠いのでカメラの性能いっぱいの望遠で撮った画像と、落ちてきたものでしか観察
出来ませんが、毎年たくさんの実を付けます。今年も会いに来たよ。元気そうで嬉しいよ。
この記事最後の写真はモミジバフウの色づきかけの葉っぱとトゲトゲボールみたいな実。

ちょっと気の早いのが落ちていました。紅葉も実もまだまだこれからですよ。
不思議で、素敵な形の実でしょ。トゲトゲの透き間からタネをこぼすんですよ。
このまま金色に塗ったら、クリスマスの飾りになりそうですね。
残暑が長すぎたせいか、秋の進みが早くてビックリです。台風騒ぎが落ち着いたら、
ぐっと季節が進んでいそうですねぇ。
10/13のおさんぽ、まだまだ続きます。次はたぶん、本格的なシーズンを迎えた
野菊を並べてみる予定です。