解ってて、申し訳ないなと思うのに、それでも見とれちゃうような青空、
爽やかな風でした。トンボの群れがひっきりなしに飛んでいて、すこぶる
乱暴ではありましたが、夏がすっかり過ぎ去ったのを感じました。出来る
ことならもうちょっと 穏やかにお願いしたいものです。
記事の方は9/14、いつもおさんぽしている公園で、このあいだ咲き始めた
ゲンノショウコの花をもう一度撮ってきました。今度はもっと奇麗なところを
ねらっちゃいます。

それと道ばたの草の続きも ♪
9/14いつもおさんぽしている近所の公園、雑木林内の下草です。

日向の道も日陰の道も、道ばたの草はイネ科が多いけれど、そっくりで
見分けにくいんですよね。あ、でも、ここ色が違って解りやすいかも。
葉っぱが細くて色がちょっとくすんだ緑。穂が出れば見分けポイントになる
んだけれど…。

たぶんアシボソだと思います。穂は直線的で素っ気ないです。
隣の綺麗な緑はたぶん、地面に伏せないで、こんな穂が出始めたら…

コブナクサかな?
で、一番数が多いのはチヂミザサ。笹の仲間じゃないんですけどね。
笹の葉に似た葉っぱには細かい横じわが付いています。

今だったら、白いケバケバの付いた花の穂が目立つので見分けやすいです。
白が混じっている葉っぱはよく見るけれど、この日は赤いのを見かけちゃい
ました。

おお、赤いチヂミザサ珍しい。紅葉なのかなあ?
雑木林の木陰の道を進んでいくと、やっぱり地面に葉っぱが広がって居る場所が
あり、ちらほらお花が咲いていたりして…

はい、ゲンノショウコの群生地です。
丸っこかったり、3裂したり、尖っていたりする葉っぱをとくとご覧下さい。
先月、咲き始めを見たけれど、まだまだたくさん咲いてます。

ああ、いいなあ。可愛いなあ。

ちっちゃいお花なんですけどね。奇麗なんですよ。
なにがいいって、つぼみがほどけてから時間が経つごとに表情が変わるんです。

まず咲きたての花。
おしべの紫が奇麗でしょ。
そして、真ん中のめしべがピンク色になって…

おしべが落ちて、まるっきり違う花みたいになって…。
この日一番の美人はこのペアだったな。すてきでしょ。
うちでも鉢植えで育てているのですが、夏越しに失敗して枯れちゃったんですよ。
またタネもらって植え直そうかな…。

あ、もうタネの準備も始まっている。
お花の左側のタネ。黒く熟するとポンと弾けて飛ぶんです。
飛んだあとの姿が似ているから別名はミコシグサ(神輿草)。
公園の中には数カ所、ゲンノショウコの群生地があります。
一時は、花だんに植えられた赤い色違いの勢いが良くて、駆逐されちゃったら
どうしようと心配しましたが、か弱そうに見えてどっこい強かったです、
白花のこの子たち。
赤花はすっかり数が減りましたが、白花はちょっとずつ陣地を広げています。
もともと、白い花は東に多く、赤い花は西に多いと言われていたので、
やっぱり、地元の白花が残ったのだなと思っています。
9/14に撮ってきた秋の花の写真、まだまだあります、良かったら
次回もお付き合い下さい。