やすく、いつ降るともしれず、なんとなく、空を見上げて出掛けそこなう
感じになりました。なんだかな〜。
さて、記事の方は隣町へ7月最後のおさんぽに行ってきたときの写真から。
まずは隣町へ向かう道の途中に咲く 白いフヨウ(芙蓉)の花。

フヨウって、もちろん夏の花なんですが、見ると秋の準備が始まるな…と
思うんですよね、毎年。
真夏の、そして秋の準備が始まった お気に入りの観察スポットで撮って
きた写真。数回に分けてご紹介します。
お仲間のムクゲは夏中咲いてますが、フヨウは真夏にならないと咲きません。

アオイ科のお仲間も続々咲いて、似たような花をあちこちで見かけるかもしれ
ませんね。 美人を例えるフヨウの花、淡いピンクが一般的ですが、近所で
見られるのはこの白い花です。すっきりさっぱりして奇麗ですね。
隣町へ行く途中と言ったら、こちらも忘れちゃならないアオギリの木。
今年はお花の季節に見損ねて、実 少ないのかな?なんて、勝手に心配しました
が、大きなお世話でした。

やっぱり、お花が少ないと思ったのは、私が見に行くタイミングが悪かっただけ
ですね。
これが、アオギリの出来かけの実です。ついこのあいだまで、めしべを支える
茎ぐらいにしか見えなかったのに、5つの豆のさやのように見えますよね。

これから、どんどん変わっていくんですよ。
とってもユニークなその実り方。今年も逐一追いかけていけたらいいな〜。
2012/ 7/30付 「アオギリの花」
2013/ 7/ 9付 「アカメガシワの花」
公園に着いたら、やっぱりチェックに行きたいクサギのお花。
良い香りがして、期待が高まります。
公園の真ん中の道のそのまた先、裏口へ続く 谷のようになったところに、
クサギがまとまって植えられています。

おお、いっぱい咲いてる。
木を白く染めてお花が咲いていますが、近くに行って枝先を見ると、いろんな形の
ものが付いていて、どれがどう咲くのか解らなくなります。

赤っぽく色付くガク(萼)、しゅっと飛び出した白くて丸いつぼみ。
4裂して開く花首の長〜い白い花。
まずは紫色の花粉がどっさり着いたおしべのヤク(葯)を高々と挙げ、蝶々や蛾を
待ちます。その時めしべは下を向いて居るんですよ。見えますか?

花首が長いので、蜜を吸えるのは大きな蛾や蝶々に限られるそうです。
花粉運び係を限る変わりに、昼は目立つ花序で蝶々を、夜は遠くまで届く香りで
蛾を呼んでいるのでそうです。
思う存分花粉を出したおしべは茶色くなって下を向き、代わって何も着いていない
様に見えるめしべが持ち上がってきます。

めしべは時期が来ると、花粉を受け取りやすくするために、細いその先をさらに
2つに開くそうです。あんまり小さいので、私のカメラではねらえませんけどね。
いろんな工夫をして、受粉に成功したあとも、実ったタネを遠くに運ぶ工夫も
します。

花の季節とは、全く違う印象の実の季節にもまた、今度はタネ運び係の鳥さん達に
向けたアピール術と共に、観察してみたいと思います。
とりあえず今は、クサギの花の水彩画のような優しい色彩と良い香りを楽しみたい
と思います。ついでに、花を訪ねてくる大きなアゲハも見られますし ♪
お隣のヌルデの花の穂は、このくらい準備が出来ました。
そっくりさんのタラノキはもう咲いちゃっているけれど、ヌルデはこれからです。

遠目で見るお花の穂はそっくりでも、咲く時期が違うから、見間違えっこ無しです、
うちの方だと。
7月最後のおさんぽ、次はたぶん草の花。
ブログ内関連ページ:
2012/ 7/30付 「アオギリの花」
2013/ 7/ 9付 「アカメガシワの花」
2013/ 7/30付 「アオギリ咲いた」
2012/11/ 1付 「クサギの実」
2012/10/ 8付 「ヌルデの花」