お天気はだんだん晴れてきて、
とっても爽やかな青空が広がっちゃいました。梅雨はどこへ行ったのかな?
さて、シリーズ初夏の「木に咲く白い花」もそろそろ大詰め。続いてどんどんご紹介
していきたいと思います。
まずは大きな木の花タイサンボク(泰山木)。アメリカ原産の常緑樹。

大きな木の高いところに咲く大きな花です。
すぐに傷んじゃう白い花、タイサンボク。
咲いたばっかりの花を見つけられたら運が良いです。

ほら、めしべもおしべもまだ白い。奇麗ですね。良い香りもしています。
モクレン科モクレン属の常緑高木。
こちらはナンテンの花。メギ科ナンテン属の常緑低木。

雪の中で目立つ赤い実の方が有名な木ですが、今頃、白い花が咲きます。

ほら、ひとつをアップで見るとこんな花です。
ユリ科イトラン(ユッカ)属の常緑小低木イトランです。故郷は北米。
ハイ、木の仲間なんですよ。

先が尖ってて、厚い葉っぱが目印。
うつむいて咲く白い花。

葉っぱからは白い糸のようなモノがほつれ出ます。

それが名前の由来になっていると思います。
白い花の穂を下から見ると花の構造がよく解ります。

ユリ科だから、6つに見える花びらも半分はガク(萼)なのかな?
おしべもめしべもあるけれど、受粉を依存しているユッカ蛾がいないので
実は付かないそうです。
お仲間のアツバキミガヨランにはお花の穂は立っていませんでした。

咲いたあとはあったので、春、秋の2回咲くと言うことだし、また見に行って
見ようと思っています。
ブログ内関連ページ:
2006/ 6/ 8付 「タイサンボクの花」
2012/ 7/ 3付 「6月の木に咲く白い花」
2009/ 6/22付 「イトランの花」