朝から重労働をしました。でも、途中から娘や息子が手伝ってくれたので、思った
以上のものを片付けることが出来ました。回収が定期的にあればいいのですが、昨今の
少子化と天候の不順で回収がままならず、半年分以上たまっていたので今回は大量に
なっちゃったんですよね。でも、良かった ♪ お昼はお礼にピザを食べに出掛けました。
あらまあ、今日で6月もおしまいですね。HPも「季節のごあいさつ」を更新しました。
で、6月最後の記事は「木に咲く白い花」の棚卸し。4種一度に見ていただきましょ。

まずはナツツバキから。
晩秋から春まだ浅い頃に咲くサザンカやツバキと同じ仲間とはとても思えない
軽やかな花、ナツツバキ。別名をシャラノキ(沙羅の木)といいます。
ふたまわりは小さいヒメシャラは 5月のうちに咲いてしまいましたが、ナツツバキは
6月に入ってから咲き始めました。

そこそこ背の高い木の 上の方から咲き出すので、いつも花が落ちてからそれと
気づきます。
雨の日、花びらにしずくをのせた姿も美しく、

晴れの日、青空に映える姿も清々しい。本当に、毎年、心待ちにしている花です。
6月の初めから咲き出して、6月が終わろうとしている今でもまだ 咲き続けています。
花ひとつひとつの寿命は短いのですが、たくさん付いたつぼみが少しずつ咲いてくれる
ので、結構長く楽しめます。
目立つ虫も付かないし、日当たりが良ければ渋めのオレンジに紅葉しますし、
庭に植えるのに適した木だと思いますよ。
こちらはいつもおさんぽしている公園のサンゴジュ。
白い花がたくさん咲く、常緑樹です。

学校など、公共施設の北向きの生け垣などに、防火も兼ねて良く植栽されています。
泡立つような花のあとは珊瑚の細工物のような赤い実がどっさり実ります。

サンゴジュハムシさえ付かなければ、とってもいい木ですよ。
カナブンやハチのような虫さんたちの受けも良いようですし。
同じ日、公園で咲き始めていたのはニワナナカマド。別名はチンシバイ(珍珠梅)。
中国からやって来た庭木の一種です。

赤い実が付いてお山で真っ赤に紅葉するナナカマドとは、葉っぱが似ているだけの
他人のそら似の関係。この木には目立った実は付かないし、紅葉も あまりはっきり
しないまま葉っぱが散ってしまいます。
この木の見所はやはり花の時期でしょう。

白い小花と真珠のような丸いつぼみが愛らしく、美しい花です。
日本のお山にはホザキ(穂咲)ナナカマドというそっくりさんが生えているそうで、
公園のこの木のもその名札が付いていますが、そちらは花を支える茎が毛深いので
違うと解ります。

この木を写真に撮るなら咲き始めが最適で、少しタイミングを逃すと、枯れた花が
散らずに残って写り込んでしまいます。今年は咲いたばかりの時に行き会えて幸運でした。
最後はアナベル。最近、身近で植えられることが殖えました。別名をアメリカノリノキ。
白い紫陽花のようにみえますが近いけれど違う種です。

つぼみのうちは緑色で咲き進むと白くなりますが、それ以上、紫やピンクには変わって
いきません。園芸品種の中にはピンクのアナベルもあるそうです。
結構丈夫で勢いが良くて、大きくなる木なのに、近所に小振りな苗がたくさん植えられ、
今後どうなるのかな?と、見守っているところです。
ブログ内関連ページ:
2006/ 6/25付 「ナツツバキとヒメシャラ」
2007/ 6/20付 「サンゴジュ」
2006/ 6/15付 「ニワナナカマドの花」