梅雨時にしてはまずまずの土曜日になりました。しばらく連絡していなかった
実家から電話があったり、娘を誘ってお茶しに行ったり、私も、まずまずの
休日を過ごしました。
さて、昨日の続きをご紹介しましょうね。

6/2に隣町で撮ってきた写真のうち、ゼフィルスと呼ばれるシジミ蝶のうちの
2種を見ていただきましょう。
ゼフィルスというのは西風の神様から頂いた呼び名で6〜9月に発生する大型の
シジミチョウ、日本では25種があげられるそうです。
見られる季節が限られている上に、可愛くて綺麗なものが多く、ファンも多い
そうです。
6/2には先の記事のアカシジミの他にまだ2種類のゼフの仲間に会えました。
そのうちの一種が1枚目の写真のウラナミアカシジミ。

「北向きの斜面」に広がり始めたクズの葉に止まっていました。
アップにするとこう。

鮮やかなオレンジ色の2cmくらいの蝶々です。
やっぱり、アカシジミと同じように羽にしっぽが付いていて、どっちが頭か
捕食者が迷うような作りになっています。

ウラナミアカシジミは一匹ずつ見つけました。
今度はニワトコ〜だったかな〜の上で。

羽の表はオレンジ一色ですから、やっぱり、裏のこの波模様が特徴と言うことに
なりますか。鮮やかで奇麗ですね。
アカシジミと同じように、幼虫はブナ科の木の新芽を好むそうですが、人の手が
入って、頻繁に剪定されたクヌギ、アベマキ、ウバメガシなどが里山にたくさん
あった頃はよく見られたそうです。
枝打ちするから殖える そんな虫も居るんですね。
さて、最後のゼフィルスの仲間はミズイロオナガシジミです。

お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」に面した道を歩いていると葛の葉に
黒っぽい小さな蝶々。

おっ!と思ってカメラを向けたら、ミズイロオナガシジミでした。

いろんな場所でのカットを並べて、羽の裏と表を眺めてみましょう。
う〜ん、やっぱり裏の模様の方が特徴的ですね。でも、表の後ろに点々があった
なんて、初めて気づきましたよ。検索するとあの部分が水色だって言う記述が
見つかりましたが、この写真では白っぽくしか写っていませんね。
ゼフの仲間の中では比較的生息域が広くて、公園や住宅地でも見かけるチャンスが
ある蝶々だそうです。
黒いゼフも居るんだなって思って進む北向きの斜面。
あちこちに見える黒い新芽はクサギの幼樹。

一瞬、蝶々に見えちゃったよ〜なんて言いつつ、ふと目を留めたら…
↓ ありゃま、クモさんお食事中でした。なにグモって言うのかなあ?

獲物はウスキホシテントウかなあ?
ひらひら飛んでるチョウチョさん、気を付けてね。
最後、おまけ画像はゼフの仲間じゃないけれど、これから良く、お花を撮っている
と写り込んでくるダイミョウセセリ。

いやあ、元気だった? 今年もまたよろしくね。
ブログ内関連ページ:
2011/ 6/29付 「6月に出会った虫たち 1」 ミズイロオナガシジミ
2008/ 6/22付 「北向きの斜面で出会った虫 1」 ミズイロオナガシジミ
2008/ 5/20付 「真っ赤なカメムシ」 トラフシジミ
2007/ 9/19付 「ちょうちょ、ちょうちょ」 ウラギンシジミ
2007/ 6/29付 「6月に出会った虫たち」 ウラナミアカシジミ