降るかなと思ってしまってみたり、大丈夫かなと思い直して出してみたり、
お天気と洗濯ものに翻弄されております。平和です、我が家(^^a)。
さて、5/26に撮って来た写真。色とりどりのお花も良いけれど、爽やかな
若葉も良いけれど、どうしても目に入ってきちゃう穂になる草たち。
麦が実る頃を「麦秋」と言うように麦に近い草たちも実りの季節を迎えて
います。

散っちゃう前に、ちょこっと目に止めてみましょうか、道ばたの麦秋。
いつの間にかねえぇ、あっという間にねぇ…。道ばたを占拠しちゃう
細い葉っぱの草たち。誰が水をやるわけでも、肥やしをやるわけでもないのに
良く育ちます(^m^)。
似たものばかりのイネ科の草たち。図鑑を見ても、にわかには名前を見つけ
られません。

それでもほら、こんなにいろいろ工夫したんだろうな〜って思える、おもい
おもいの趣向を凝らした草の穂を見ていると、名前や素性を知りたくなります。
とりあえず、近所で見かける主な草の穂を並べてみます。
あ、でも、イネ科は難しいんです。違っていたら教えてくださいね(^^A)。
↑ 上の写真で一番目立っているのはネズミムギ、またはその仲間。
2007/ 6/ 7付 「ネズミムギ」
画面の右隣はカラスムギです。
2007/ 6/ 6付 「カラスムギ」
それから、ペラッとした実が並んだ穂はイヌムギの仲間。たぶんノゲイヌムギです。

2007/ 6/ 5付 「ノゲイヌムギ」
ちょこっと秋の色になってきました。イネ科スズメノチャヒキ属で北米原産。
それから、ヒゲナガスズメノチャヒキもだいぶ赤くなってきました。

長いノギ(芒)が奇麗な草の穂です。雨上がりなんか とっても良い表情です。
ちょっと遅れて出現する ヒゲが短いタイプのスズメノチャヒキにはあんまり
似て見えないんですが、図鑑の写真ではこれが一番似ているので、たぶん(^^;)。
元はヨーロッパから北アフリカが原産みたいです。
そして ↓ こちらがスズメノチャヒキです。

まだ出始めで青々しています。
チャヒキとはカラスムギの別名。ことらはアジアに広く分布していたようですね。
2007/ 6/ 9付 「スズメノチャヒキ」
以上が、車が行き交う乾いた道ばたでよく見かけた草です。
公園の中の道や 裏の「北向きの斜面」ではまた違う草の穂が見られます。
たとえば、こちら、↓ もしゃもしゃした穂が目印のカモガヤ、またはキヌイトソウ。

英語の名前はオーチャード・グラス。イネ科カモガヤ属の多年草。
ユーラシア大陸原産の世界的にも有名な牧草なんですって。
それが街中で増えちゃって、花粉症の原因にもなっているそうです。
北向きの斜面に行くとカモジグサもちょっと違う表情になります。
イネ科エゾムギ属、日本の道ばたの普通に生える多年草。
長いノギ(芒)を子ども等が人形のかもじ(鬘、かつら)に使って遊んだことによる。

最近はもうちょっと穂が地味めなアオカモジグサという帰化植物が、車の通る
道ばたで勢力を増していますが、
2007/ 6/ 8付 「カモジグサ」
こちらはもうちょっとひとつひとつの小穂が大きくて、間がゆるい感じなんですよ。
どっさり垂れ下がっているところは、梅雨時の雨を連想させるような景色です。
カモジグサにもいろんな仲間があるようでそのうちのどれなのかな〜?と、
迷いつつカメラに納めています。
草の穂垂れて、道ばたの麦秋が深まっていきます。
道ばたで細い葉っぱを風になびかしている草にも、初夏に実るものもあれば、秋に実る
ものもある。そんなことを気にしながら眺めると、また新しい発見があるかも
しれないですね。(^^*)
さて、次はこの日一番の目的、ユキノシタの群落を見に行きます。
ブログ内関連ページ:
2010/ 6/13付 「初夏の草の穂」 穂になる草へのリンク集を含む
シリーズ 道ばたの麦秋
2007/ 6/ 9付 「スズメノチャヒキ」
2007/ 6/ 8付 「カモジグサ」
2007/ 6/ 7付 「ネズミムギ」
2007/ 6/ 6付 「カラスムギ」
2007/ 6/ 5付 「ノゲイヌムギ」