見に行ってきました。すっかり緑が濃くなって、夏が近づいているんだなあと
言う感を、さらに強くしました。
さて、それでも記事の方はまだ、GWの終わりの隣町(^^;)。今度はお気に入り
の観察スポット「北向きの斜面」で春先に眺めた草のその後を中心にご紹介
します。初見の花もあったんですよ。

まずは咲き始めのニガナから。
春先に咲いていた黄色い花はいろいろありましたが、ニガナはちょっと遅れて
5月の初めから今現在に至るまで、盛んに咲いています。
春先咲いていたオニタビラコとヤブタビラコはそろそろタネの方が目立つように
なってきました。
今が一番見分けやすいですね。どんなに紛らわしくても、綿毛になっていたら
オニタビラコです。ヤブタビラコのタネはこんな風↓。

綿毛にはならないんです。面白い形でしょ。
2007/ 4/24付 「ヤブタビラコ」
2007/ 5/24付 「キク科のタネ」
「北向きの斜面」にいっぱい咲いていた↓セリバヒエンソウとムラサキケマン。

5/6にはそろそろ若い実になっていました。
↓ こちらがセリバヒエンソウの実で。

↓こちらがムラサキケマンの実です。

両方とも、熟すとほんのささやかな刺激でパチンと弾けてタネを四方に飛ばし
ます。また来年ね。春先の短い時期だけ姿を現して、本格的な夏になる前に
姿を消してしまう春の妖精、スプリング・エフェメラルのお仲間です。
2013/ 4/26付 「ヒメカンスゲの実」 クサノオウの花、ヤブニンジン
2008/ 5/ 6付 「あの花のその後」 ムラサキケマン、ヤブニンジン
2006/ 6/ 6付 「セリバヒエンソウの種」
菜の花にしては、いやに毛深くてか細いな?って思われそうなケシ科の
黄色い花クサノオウも実が出来はじめていました。

細い棒状の実は、やっぱり菜の花っぽいですね(^m^)。
ヤブニンジンも実になっていましたよ。

クサノオウよりもさらに細い棒状の実はひっつき虫になってあっちこっちへ
散らばる予定です。この時期、ヤブに入る方はこんなひっつき虫にもご注意
下さい。
春の花の花後を眺めたあとは、夏草の育ち具合も気になって来るところ。
こちらは↓オニユリかな。

ヤマユリも順調に葉っぱを育てていましたよ。
2013/ 8/ 1付 「ヤマユリとオニユリ」
それから、ホタルブクロ。

5/6にはまだここまで。
今日見てきたら、もう、つぼみの準備を始めていました。
うわ〜、梅雨はもう目の前ですか。
2012/ 7/ 6付 「ホタルブクロの咲く道」
それから、この背高のっぽはツリガネニンジン。

毎年楽しみにしているんですが、大きいモノで、すぐ、草刈り隊の餌食に
なっちゃうんですよね。今年もあの涼しげな青い花を見せてね〜。楽しみです。
2011/ 8/29付 「秋の気配1」 ツリガネニンジンの花
さてさて、この記事最後は今回初見のお花でした。

カラスビシャク似の葉っぱにマムシグサ似の仏炎苞。
サトイモ科テンナンショウ属のお仲間だってことはすぐに分かりますが、
名前は、図鑑を見ないと分かりません。
2012/ 5/ 6付 「蝮、浦島、鞍馬」 テンナンショウ属の仲間
2010/ 7/16付 「北向きの谷の花」 カラスビシャク
はい、調べました。武蔵の国で作られた鐙(あぶみ:馬に乗るとき足をのっける
ところ)に似たお花を付けるムサシアブミでした。
まあ、若干、図鑑のお花と比べると仏炎苞の形が不完全なんですが。

ふちのところがもっと外側に張り出しているモノらしいです。
誰かに食べられちゃったのかもね〜。
まあ、葉っぱもそっくりだし、間違いないでしょう。なにより仏炎苞の
縞模様が 粋で涼しげ。鐙らしさはちょこっと薄れちゃったけど、
初めましてよろしくね。末永くそこで咲いててくださいね(^ー^)。
今日、隣町の公園へ行ったらもう、ミズキに続いてエゴノキも散っちゃってました。
うわー、季節の移っていくのが早すぎて、相変わらず記事が追いつきませんねぇ。
今度はどうしようかなあ。
ブログ内関連ページ:
2007/ 4/24付 「ヤブタビラコ」
2007/ 5/24付 「キク科のタネ」
2013/ 4/26付 「ヒメカンスゲの実」 クサノオウの花、ヤブニンジン
2008/ 5/ 6付 「あの花のその後」 ムラサキケマン、ヤブニンジン
2006/ 6/ 6付 「セリバヒエンソウの種」
2013/ 8/ 1付 「ヤマユリとオニユリ」
2012/ 7/ 6付 「ホタルブクロの咲く道」
2011/ 8/29付 「秋の気配1」 ツリガネニンジンの花
2012/ 5/ 6付 「蝮、浦島、鞍馬」 テンナンショウ属の仲間
2010/ 7/16付 「北向きの谷の花」 カラスビシャク