確かテレビで…西日本は夏日だけど、関東は4月の気温で涼しいって
言ってたような。
それじゃあって言うんで、チラシチェックして安いお店へ、自転車こいで
行ってきました。いやあ、途中からお日様がんがん照りつけて、ちゃんと
大汗かきました。う〜ん、今年のお天気は先が読めない〜。(><)
さて、もう足元ではユキノシタが咲き始めました我が家の周りですが、記事の
中はまだGWです。連休最終日の5/6に隣町で撮ってきた写真シリーズ。
ここらでちょっと草の花をご紹介してみます。

こちら、地味極まりないのですが、お気に入りの野草チチコグサです。
最近、不細工な外来種が蔓延っておりますが、この子は可愛いですよ。
日向で見つけちゃった。春早いうちから咲いていたオオジシバリに続いて、
やっと咲き始めた、だいぶ小柄なジシバリの花。

写真じゃ分かりにくくても、現物は大きさが違うからすぐ判りますよ。
後は、葉っぱが単純なスプーンの先みたいな形で、オオジシバリのように
羽状に裂けたりしない点が見分けポイントです。
公園裏の「日陰の林」で見つけたのはコバノタツナミ。

今まで眺めてきた場所に、剪定した枝や枯れ葉がだいぶうずたかく積まれ
ちゃって、今年は見られるのかどうか心配していたので、ここで会えて
とっても嬉しかったです。

透明感のある紫色が素敵です。
シソ科タツナミソウ属の多年草、もともと海岸近くに群生する種だそうです
から、こんな所に咲いているのはたぶん花だんからの逃げ出し組ですね。
いつも眺めていて、今年は見られないかもと思っている場所は近づけない
所なので、そばで見られて嬉しかったです。
でもこの日、コバノタツナミソウよりも目を惹いたのが、突然現れたこの花。

伸び始めた草の間から無造作に、しかも、やたらに踏みつけられて、枝分かれ
した花の穂先と共にあっちこっちに倒れていました。

誰かが故意に踏んだと言うより、茎がもろくて風で倒れたり、踏みつけに
弱かったりした…という感じ。
気づけば北向きの斜面のあっちこっちで群落を作って咲き乱れています。
つぼみの裏側が緑色なんですね。

葉っぱはどれなのか、↑写り込んでいる幅の広い葉っぱはコバギボウシの葉
です。
目立たないってことはたぶん細長い葉っぱで、他の草の葉に紛れているんで
しょうね。
「カタクリの保護地」のロープの中でも咲いてました。あたりの草に埋もれて
今にもおぼれそう。

「北向きの斜面」には何度も通っていますが、今まで一度も見たことのない花
です。
まあ、この花の形を見れば見当はつきますね。

検索してみました。
たぶん、ヨーロッパ原産のもと観賞用の帰化植物、
ユリ科のオオアマナ、別名、オーニソガラム・ウンベラツムでしょう。
原産地の救荒植物でもあったみたいですよ。普段は食べないけれど、飢饉の時は
あく抜きして飢えを凌ぐために食べたって言うアレ。日本のアマナは球根が
甘いけど、ヨーロッパのは苦かったのね。
それにしても、今まで1回も見たこと無かったけどな…と思いつつ歩く
「北向きの斜面」。
今年は無理なんじゃないかと思っていた、今まで何度かコバノタツナミソウを
眺めていた場所にさしかかりました。
ありゃまあ、満開だわ。

嬉しい誤算でした。
剪定した枝や枯れ葉が山積みになっていたくらいなんでもなかったのね。
要らぬ心配だったのかもしれません。

まあ、相変わらず 近づけない場所で群生しているので、写真に撮るのは
難しいんですが(^^;)、思ったよりたくさん咲いてくれて感激です。

こっちもどこかの花だんからの逃げ出し組、シラユキゲシとご一緒に咲いてます。
花だんで大事に育ててもらっていただろうに、逃げ出して野生化しちゃう
様な花は根性の座り方が違うのかな。
山野草のようで、根っからの野草ではない、住宅地ならではの植生ですよね。
まあ、それもまた、リアルな観察結果です。
えー、次もまた、草の写真です。今度は、花のあとさきについて見ていただき
ましょう。