2007年03月11日

マユミの芽吹き

ゆうべから降り出した雨が午前中いっぱい降り続き、北よりの風が冷たくて、
ちょっぴり寒い一日でした、うちの方。
それでもお昼ちょっと前から吹き出した強い風が、雨雲を払ってくれたので、
午後は急に晴れて、青空が広がりました。



さて、覚えていますか?冬芽と葉痕シリーズの中にあったこの奇麗な木の芽。

07_0311_mayumi1.jpg

ニシキギ科の落葉低〜高木 マユミの芽です。
3月はじめの公園で、マユミの芽から葉っぱが出てくる様子を見て来ました。




マユミは、白く緻密でくるいの少ないしなやかな材がとれるので、
昔から、弓を作るのによく使われてきた木です。漢字では「真弓」と書きます。
人の名前みたい〜じゃなくて、この木にあやかって同じ名を付けたんですよ。

この木は枝の先まで 葉っぱが2枚ずつ向きあって付く形(対生)。
枝の途中では、冬芽も葉の落ちたあと(葉痕)も 向きあって付いていました。
ふむふむ なるほど、冬芽も葉痕も対生なんだね…。 ? でも、枝先の芽は
3つ付いているのも、ひとつだけのもありました。
あれれ?ここからどうやって、どんな風に
『枝の先まで 葉っぱが2枚ずつ向きあって付く形(対生)』の
葉っぱが出てくるの?

イメージ出来なきゃ、実物を見に行くまでですよね、素人は。(^^;)



はーい!!写真に撮ってきました。まずは、3つ並んでいた方の芽です。

07_0311_mayumi2.jpg

見たとたんに、「あぁ、そうか!!」って言っちゃいましたよ。
立派な葉痕があったから、
ひとつの芽から一枚の葉っぱが出るところしか想像できませんでした。
違うじゃん。
ひとつの芽から、何だかいろんなものが顔出してますよ。

ちょっと拡大してみましょう。

07_0311_mayumi3.jpg

あんまり近づいちゃうと、どこが何だかわからなくなっちゃうので
矢印を入れておきました。

この枝のてっぺんの芽は、葉っぱばかりのようですが、
一枚ではなかったですね。
托葉(葉っぱのお供)と少なくとも2組の対生する若葉。
両脇(わき)の芽からは、なにやらツブツブのものが!
これ…どうみても花の芽ですよね。

枝の途中に向きあって付いている芽も、拡大してみましょう。

07_0311_mayumi4.jpg

さっきの脇(わき)の芽とそっくり。

葉っぱ、つぼみ、葉っぱ…
これ…もしかしたら短い枝が出てるって言っても良いのかも。
まるでびっくり箱。いろんなものが入っているものですね。



枝先に、ひとつしか芽がついていなかった方はどんなかな?

07_0311_mayumi5.jpg

葉っぱだけの芽は無いけれど、両脇の芽にそっくりな芽吹き方です。
それにしても、花の芽が多いですね。
図鑑の花の付き方の説明を読むと、
『前年枝の基部から長さ3〜6cmの柄のある集散花序を出』すって
書いてあります。これ?前年枝なのかな?



マユミはオスの木とメスの木に分かれる種類(雌雄異株)です。
どの木も同じなのかしら?

少し離れたところに、まだ、去年の実のカラ(殻)を付けたままの
マユミの木があります。
見に行くと…


あらら、何だかずいぶんほっそりしています。

07_0311_mayumi6.jpg

伸びやかですね。たおやかですねぇ。乙女なマユミの木。
2枚目から5枚目までの写真の木とずいぶん違いますね。

枝先に芽が3つ並んでいるところも…

07_0311_mayumi7.jpg

   …ほら、こんな風。
真ん中の芽にも花の芽らしきものがのぞいていますが、
最初の木ほどの花の芽は付いていませんね。

前のがオスの木で、後のがメスの木だったら…?
なんて仮説も立てつつ、今後も時々、見に行ってみようと思いました。



ひとつの芽から、一枚の葉っぱしか出てこない芽もあれば、
いろんなものが出てきちゃう芽もある…
芽、ひとつとっても、生き物の工夫は多様なんですね。
今回、改めて感じました。

葉っぱも花も出てきちゃう冬芽は「混芽」っていうんですよね。
マユミの芽は「混芽」でした。うん、ちゃんと覚えておこう。
これなら、枝先に、1個とか3個(奇数)の冬芽がついていても、
『枝の先まで 葉っぱが2枚ずつ向きあって付く形(対生)』に葉っぱが
出てこられますね。

すると…私が葉痕だと思ったものは、本当に葉痕だったのかな?
枝が落ちた痕とかじゃないのかな?
またまた 疑問がわいちゃいました。ふふ…、そのうちまた見て来なきゃ♪
きりがないな。お楽しみ、エンドレスです。(^^*)がんばろ。


posted by はもよう at 22:52| Comment(4) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うーむ、観察が少し雑だったかな、今度もう一度よく見てきます。
雌雄異株ですか? そうするとあそこで実がなっているマユミは、どこから受粉しているんだろう。
突然いろいろな疑問が…。
Posted by ディック at 2007年03月12日 15:25
ディックさん、こんばんは。

私も ひとつずつにしか気がつかないので、
行くたびに違うものを確認していますよ。
おつき合いいただけましたら幸いです。

雌雄異株です。これは図鑑に書いてありました。
おかぶは…どこでしょうね。
よくよく見ると、いろんな事が気になりますよね。

今後とも、よろしくお願いします。
Posted by はもよう at 2007年03月13日 22:15
こんばんは。

ウチのは、さしずめ雌株のようです。
近所に雄株がいないようなのに、ちゃんと実がなりますね。
なお、こちらはまだ芽吹いておりません(笑い)。
Posted by nakamura at 2007年03月13日 23:34
nakamuraさん、こんばんは。
おお、この木も有りましたか、さすがです。

花粉はどこから運んできたのか、
今度、ゴールデンウイークちょっと前くらいに
花が咲きますから、
飛んできた虫さんにでも聞いてみてくださいな。(^^)
Posted by はもよう at 2007年03月14日 22:05
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