花木では、ハナミズキがだんだん存在感を増してきました。気づけば
4月も半ばですよ。その割に、空気が冷えていて、日差しのない夜の
うちの気温の下がりっぷりが半端ないです。寝冷えしないように気を
付けましょ。
さて、霧雨の3/30にいつも公園で撮ってきた写真。今回は地面の近くの
草の花。

まずはハハコグサ。
毛深い葉っぱは水玉との相性バッチリ。奇麗に並んでました。
お花にはまだちょっと早かったかな。
こちらは、花盛り。キランソウです。道の本当の端っこにへばりつくように
咲いていました。うんと小さい花ですが、よ〜〜く見れば奇麗な紫色です。

花だんでは、よく見なくてもお花が確認できるくらい大きなお仲間がやっぱり
花の栄りを迎えていますね。別名は地獄の釜の蓋。死にかけの人を地獄から
生還させかねないほどの強力な薬草だそうです。いったい何に効くのかなあ?
公園で、このあいだツンツン出てきたばっかりなのはこのスギナ。
つくしんぼがすっかり間延びして、つんつんのスギナもこんなに大きく
なりました。

日頃から、余分な水分を水玉にして身にまとわせているスギナですが、
この日の水玉は霧雨由来でした。極小のクリスマスツリー。飾っておきたい
くらい奇麗です。
雑木林の林床には、ヤブタビラコの葉っぱが丸く開いていました。

春の七草に、ホトケノザ(コオニタビラコ)の代わりに入れられることも
有るそうです。どうりで新芽が美味しそうだわ。(^m^)
こちらはタチツボスミレの群落。
見渡す限りの紫色ですが、雨にうたれて、ちょこっとうつむき気味。

花期長いですね。写真撮ってから10日以上経ちますが、まだ咲いている
株がありますもの。
雑木林の林床、もうひとつのお楽しみはこのつんつんの芽。
直径2〜3cm、細いタケノコみたいな質感ですが、大きくなっても竹には
なりません。

笹にもなりません。これはマムシグサの芽です。
これからしばらくの間、公園に行くたびに成長具合を写真に撮りそうな気が
します。なかなかダイナミックに、葉っぱや花を展開する芸達者な芽です。
ちょうどこの、マムシグサの芽の向こう、高いところに春のお楽しみ発見!
フェンスに阻まれて、採りには行かれないけれど、山菜の女王タラの芽です。

天ぷらにすると美味しいんだけれど、今回は見るだけです。
大きな大きな葉っぱを開くまで、またそのアクションもあわせて、眺めよう
と思います。
今回の記事の最後は山野草の花だんで、咲き始めたシャガの花。

山や林の日陰に良く群生しているアヤメ科のお花。
涼やかなデザインのお花には雨がよく似合います。
雨の日の写真、そろそろくどいかも。でも、まだお見せしたいものがあるので
もうちょっとお付き合い下さい。(^^;)