目に付いたのは、3通りの猫柳(ねこやなぎ)。
ふわふわ もこもこ コロコロしたものを眺めて、
すっかり癒され気分でしたよ。(^^)

まずは基本のネコヤナギ。
赤いカラを破って、銀の毛皮を着た芽が顔を出していました。
ネコヤナギのモコモコは、花なんですよね。
赤いヤクが目立つ これはおしべで、花粉は黄色。
日が良く当たる方から 反り返りつつ 開いていきます。

人間の目からはとても"花"には見えませんが、蜂さん達も良く訪れていますから、
虫から見たら、十分に"花"なんでしょうね。
目当ては蜜かな?花粉かな?
〜〜〜〜ちょっと細かい話です。飛ばしてもいいですよ。〜〜〜〜
さてさて、ここで、図鑑を見たり、web検索しているうち、
大きな疑問がわいてしまいました。
そっくりさんが居て、
もしかしたらこれ、ネコヤナギじゃないのかもしれません。
違いがよくわからないのですが、
そっくりさんの名前は「フリソデヤナギ」。別名をアカメヤナギと言うそうです。
"ネコヤナギは雌雄異株…"って打ち込もうとして図鑑を見たら、
そう書いてないんです。雄花序(おばなの花の穂)と雌花序(めばなの花の穂)の
説明は出ているのですが、別とは書いてありません。
ヤナギ科の冒頭には「雌雄異株」って書いてあるんですけど、
ネコヤナギのページには書いてないってことは???
ええ?っと思って他を見たら、隣のページにヤマネコヤナギとネコヤナギの雑種で、
アカメヤナギの名前で切り花としても売られるし、
庭木にも利用される「フリソデヤナギ」なら、
つい最近まで雄株しか発見されていなかった…って書いてあるんですよ。
有るなら見たいな ネコヤナギの雌花序(めばなの花の穂)。
それとも公園のこの木は フリソデヤナギの雄株なのかしら?
楽しい次の課題が出来ました。(^^)うん、頑張ろう。
ちなみに、web検索すると、その辺の記述はまちまちです。
どなたのご意見を信じたら良いものやら?(^^;)
引き続き 勉強です。
〜〜〜〜おつき合いありがとうございました。〜〜〜〜
いつもおさんぽしている公園には、ちょっぴり様子のちがう猫柳もあります。

これなんですけれど…。え?同じに見える?…本当だ。
違いを写真で表現できませんでしたね。言葉で補いますと、
さっきの花より小振りで丸っこく、その上、毛皮の奥が黒っぽいんです。

ねこの芽のアップです。
これはこれで可愛いです。きっと名のある園芸種なんだと思いますが、
名札がないのでわかりません。なんて言うのかな?
もっともっと小さいのが、この、イヌコリヤナギ。

イヌだったり、ネコだったり忙しいなぁ。
これは公園の水辺の 縁飾りがわりに植えられている木です。
人の背丈を ちょっと超える程度の茂みに刈り込まれています。
その昔、都会の大学に合格して上京する学生さんの荷物をしまった
「やなぎごうり(柳行李)」。
その材料として栽培されたのが、コリヤナギ(行李柳)。
バスケットなども作られたそうです。
で、この木は、そっくりだけど役に立たないからイヌ コリヤナギですって。
それでも図鑑には 用途として庭木、護岸樹、花材、細工物って
載っていますので、そこそこ役に立ってはいると思うんですけどね。(^^;)
根元から 幾本も伸びた細い枝いっぱいにちっちゃいちっちゃい花の穂を付けます。
小さなねこの芽の大行進♪は 可愛いですよ。

ネコヤナギの花の穂が3〜5cmのところ、
このイヌコリヤナギの花は、1.5〜2cm程度。それでも咲き始めは、
同じように そりかえります。
美しくそりかえって
金メダルを取った人に日本中が沸き返ってから、はや1年ですか…。
あっという間ですね。
…って記事のもとになったのは、先週の写真。
今週…今日見てきたネコヤナギとイヌコリヤナギは…


…こんな風になってました。
ああ、もぉ、せわしないったらありゃしない。
負けないぞ!!おー!!

オマケのネコヤナギでした。
Webではネコヤナギを雌雄異株としたものが多いですが、区別を明確にした画像は見たことがなく、いまだに分かりません。
当分課題として残りそうです。
さて、受け売りの知識です。日本では古くからヤナギを漢字で「柳」⇒枝が長く垂れ下がるもの「楊」⇒ネコヤナギの様に垂れないもの
と区別したとか
またアスピリン(鎮痛薬ですね)はヤナギから有効成分を見つけ出した話は有名だそうです。
昨夜は眠くて、
記事の上で(><)よく解んない〜!とぼやいて終わりになっておりました。
今日の日中、ちゃんと起きた頭で考えて、
前にも(勝手に)お世話になった「白岩先生の植物教室」を見てきました。
http://www.kobe-c.ed.jp/shimin/shiraiwa/yanagi/yana3.html
バッチリ載ってましたよ。
雌雄異株って事も、蜜腺があるって事も、
おばな、めばなの画像も確認できます。
後は、ネコヤナギとフリソデヤナギの違いを
もう少し勉強してみます。(・o・)ゝ
ココに載っているふさふさのは、みんな おばなです、たぶん。
めばなは、おばなの画像から赤い葯を取り除いたような感じです。
時々コメントを下さるmotoさんのブログ「風まま気まま」で
見せていただきました。
http://motos.blog6.fc2.com/blog-entry-698.html
「柳」と「楊」は両方ヤナギのことで、そんな使い分けをするんだ。
川柳のリュウと楊枝のヨウ ですね。
アスピリンは柳からですか…へえ〜。
またひとつ賢くなっちゃった。(^^)♪
可愛いですよね、ネコヤナギの花。
さわり心地もネコみたいですし、よくぞそうおっしゃったというくらい
言い得て妙な名前ですね。