道ばたでシキミが咲いているのを見かけました。
シキミですよ、シキミ。
葉っぱ付きの小枝を お墓の花生けに飾ったことありませんか?
それがシキミの枝なんですけど。
お榊(サカキ)じゃないです。あれは神社や神棚。似てますけどね。(^^)

モクレン科シキミ属の常緑小〜高木、シキミ。
葉を切ると抹香(お線香)の匂いがすることや、実に毒があることなどから、
魔よけのためにお墓によく植えられる木です。ハナノキ、ハナシバなどとも呼ばれます。
漢字で書くと「木」へんに 秘密の「密」か、仏の旧字の「佛」です。
お墓に供えるためにあるんじゃないのってくらい、お墓と縁の深い木です。
私の実家のお寺では、この木の枝がお参り用の手桶に入ってスタンバイしてますよ。
春、3〜4月に葉の付け根に白い花を咲かせる…って図鑑には書いてあるけど、
2月なのにもう咲いてました。(^^;)

常緑ですからね、ツヤツヤの葉っぱがいっぱい付いていて、
お花を写真に撮るの大変なんです。むぎゅぎゅ〜っと 変な体勢で見上げていたら、
通りがかりのご婦人に「何やってるんですか?」って聞かれちゃいましたよ。(恥)
なんども来てねらっているのですが、ホント、なかなかイイ写真が撮れない
難物の木です。
でも、白いお花、きれいでしょう?今年はつぼみもたくさん付いているから、
この後の 咲きっぷりが楽しみだわ。(^^*)
これが去年の秋に撮った 若い果実。

低いところでは実らなかったので、かなり無理して撮ってます。
とっても個性的な形なのですが、よく見えないのはご容赦下さい。
若い実はみずみずしくて、和菓子のようで美味しそうですが、
熟したあと、実からこぼれ出る種には毒があります。
毒の実、悪い実…悪(あ)しき実…しきみっていう名前の由来だって言う人もいます。
同じ時に撮った葉っぱの様子。

特徴無いですねぇ。
花か実が付いていないと、シキミだって解らないかもしれません。
ここにはどうして生えているのかな?どこかのお寺から鳥が種を運んだのかしら?
それとも、どこかのお仏壇に供えてあったシキミの枝が、
うまい具合に根付いたのかしら?
私が 写真に撮った木が植わっているのは、お墓じゃなくって、
ゴミの一時置き場の そばなんですよね。なんかいろいろ想像しちゃうなぁ。(^^)
お葬式のときも花輪でなくてシキミで作ったものが並びます。
もう咲いているのですね。近くにあるのを見に行きます。でもかなり高い木なので写真は?です。
シキミ、実物をしっかり観察したいです。
さて、シキミがお棺の中に入れたり、墓前に供える風習があるのは、土葬の死臭を消すためとか、狼や野犬に墓を掘り返されない目的があったと言われています。葉に含まれる芳香性油臭を犬科が嫌うことや有毒なためです。
シキミの実は『毒物及び劇物取扱法』で指定を受けている唯一の植物です。おっとまた長くなりました。
おぉ、京都のお寺でも手桶に入ってましたか。
嫁ぎ先のお寺の手桶には入ってなかったので、
よそではどうかな なんて思ってました。
お葬式の花輪がわりにシキミですか?どんなんだろう。
見てみたいですね。
去年も撮ったのですが、よく探したら下の方にも咲いていましたよ。
ご近所のシキミも 写真に撮りやすいところに咲いていると良いですね。
デジカメ片手におさんぽに出掛けられましたか。
…撮る楽しみに気付いて…写真がたまっていって…で、
いずれはHPを開設〜なんて事になるのかな?(^^)ふふ…楽しみ♪
ヒトツバタゴ〜なんじゃもんじゃの木ですね。私もねらってるんですよ。
ハナノキは、シキミ?それともハナカエデの方ですか?
シデコブシは小振りでちょっぴり色の付いているお花のコブシですよね。
あれも人様のお庭にはあっても手の届くところにないんですよねぇ。
素敵に撮れたら見せてくださいね。
記事書いた後で、どうしてシキミを利用するのかな〜と考えていて、
"土葬"に気付いたところでした。
やっぱりね、そういうことだったんですね。(^^)へぇ〜。
>『毒物及び劇物取扱法』で指定を受けている唯一の植物
なんですか?そんなに強い毒だったんだ。
でも、唯一ですか?他にも猛毒のもの たくさんあるから意外でした。
ほぉ〜。(感心しきり)
…しかし、あれですね。こんなに博学だと、ますます、HPの開設が…。
あ、いえ、なんでもありません。(^^;)
コメントありがとうございました。