2007年02月16日

杉と檜と椹

降った雨もたちまち乾いて、また、カラカラお天気になりました。
風が強くてほこりっぽいですが、それよりも何よりも、
また、街にマスク姿の人が増えてきましたね。
花粉症の季節が始まったようだなぁ…と思いつつ、公園や鎮守様の森で、
杉とその仲間の針葉樹を見上げてみました。

07_0216_hinoki.jpg

針葉樹ってどこか似ていてますよね。
でも、この木の下で、にっくき杉花粉め…なんて言ってもダメですよ。




大きな花も咲かず、きれいな実が付くわけでもなく、
針葉樹の仲間は、特徴が見つけにくくて、いつも悩みの種なんです。
でも、少しずつ少しずつ、覚えていきましょう、針葉樹達の特徴を。

さて、冒頭の写真は、ヒノキでした。
ま、ヒノキの花粉でも、花粉症になる方はいらっしゃいますけどね…。(^^;)


杉は↓こっち。

07_0216_sugi.jpg

この時期は短枝の先に悪名高い 花粉を散らすおばながびっしり付いているので、
比較的、見分けやすいですよね。

ほら↓、ひとつひとつのカラをめいいっぱいに開いて、今、盛んに
花粉を飛ばして居るところです。くしゃみが出そうになった方、ごめんなさい。

07_0216_sugi_hana.jpg


鎌の刃のような葉っぱが らせん状に連なる杉の短枝。
古くなると短枝ごと葉を散らしますので、杉林の下は枝だらけになります。
落ちた短枝↓と杉ぽっくりを眺めていたら、違う葉っぱも見つけました。

07_0216_sugi_hinoki.jpg

下の方が杉、そして、上の方はヒノキです。
ね、こうして並べてみると、
どうして間違うんだよ!と思うほど違うんですけどねぇ。

ヒノキは 杉と並んで日本を代表する美しい樹木です。
森林としてもすばらしいけれど、木材としてもすぐれていて、
人との関わりも大変長いものがあります。
人々は古来より、細かな年輪が美しく、加工が容易でくるいの少ないヒノキの材を使って、
神社を建て、仏像を彫り、家具を作ってきました。
とっても良い香りがするのも、魅力のひとつ。ヒノキの風呂桶なんて、とっても贅沢ですよね。



でもね、間違うのは杉とヒノキより、
ヒノキと他の木…例えばサワラとかなんですよね。

サワラはヒノキにそっくりですが、木材としての価値はかなり落ちてしまいます。
その代わり、庭木として、広くあちこちに植えられ、身近な存在になっています。
こんな葉っぱの木、他にもいっぱいあるでしょう?外国産の園芸種まであるから、
ホントに困りますよねぇ。(^^;)



とりあえず、ヒノキとサワラを比べてみましょう。
あ、ひとつだけお断りしておかなくちゃいけません。
この写真、ちゃんと「サワラ」のものだって言う確証がありません。
サワラのお仲間です。
もしも、詳しい名前が解る方がいらっしゃったら教えてください。
スミマセン。(^^;)
とりあえず、写してきた写真の中から、それらしいのを
ピックアップしてご紹介です。

07_0216_hino_sawa1.jpg

これが葉っぱ。
似ていますが、ヒノキの葉っぱは 先が丸くて、
裏返すと、白い細い線でYの字の模様が入っているんです。

図鑑によれば、サワラは葉の先がツンツンとがっていて、
葉裏の白い線は、だいぶ太くて、時々Xの字のように見えるんですって。
こんな風かな↑?


実も少し違います。
ヒノキの実は杉ぼっくりよりはずいぶん小さいのですが、
サワラの実はそれよりさらに小さいそうです。

07_0216_hino_sawa2.jpg

その上、ヒノキの実が丸いのに比べて、サワラの実は凹んでいる場所が多く、
デコボコしているそうです。うん、これ↑なんかどうでしょう。



まだ、名前の解らない針葉樹が身近にいっぱいあるんですよね。
こうやって記事にまとめることで、少しずつでも違いを覚えていけるといいなと
思います。
図鑑の針葉樹のページを、楽しく眺められるようになるまで、
頑張るぞ。(^^)



サイト内関連ページ:

HP>「おなじみの木」>「山の木」>「スギについて」


posted by はもよう at 22:53| Comment(16) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今晩は〜お久し振りです!ヽ(´▽`)/
実家へ行ってました〜一週間もデジブラ出来てません。
うーん…はもようさんの様にこうやって並べて対比させて
覚えれば頭に入りますよね〜お見事です(*´ー`)ニコッ
今年は綺麗なシダーローズのコレクションが増えましたわ。
Posted by かえで☆ at 2007年02月17日 00:08
しばらく前から、杉の花粉が私の鼻に届いています。
ヒノキの実は小さいサッカーボールのようです。
サワラの葉の模様を私に教えてくれた人はHに見えると言いましたが、XもHも両方ありますね。
Posted by 横浜のおーちゃん at 2007年02月17日 08:57
お久しぶりです〜!
やっとネットもつながり“復活”で〜す!

花粉症が重症の私ですが、
なぜか不思議なことにこの“杉”“檜”は全然OKなんです。

今朝、天気予報を見ていると、
気象予報士の方が、全国的に杉檜の花粉が飛ぶ時期が例年より2週間早くなっていると言っていました。
これは、かなり異常ではないかと思います。
“温暖化”。
自分ができることからこの温暖化を抑制するために取り組まなければなりませんが、
私たちのブログででも超微力ですが、
何かできることはないかな〜と思ってしまいます。
Posted by bigtree at 2007年02月17日 09:07
かえで☆さん、お帰りなさ〜い。(^^)ノ”

針葉樹、苦手なんです。
図鑑を読んでいてもなかなか頭に入らなくって。
今は手軽に写真が撮れるんですもの、いろいろ撮ってきて
並べて覚えちゃおうという魂胆です。
…う〜ん、それでも、難しいですね。引き続き精進いたします。(^^*)

シダーローズ♪今年は豊作なようでよかったです。
素敵なバラが揃ったら、何に使います?
ふふふ…、楽しみですね。
Posted by はもよう at 2007年02月18日 00:06
おーちゃんさん、こんばんは。
ああ、確かに、サワラの葉の裏はXにもHにも見えますね。
なんですか、もっと細かい、種類の区分があるようなのですが、
なかなかよく解りません。

ヒノキの実がサッカーボールに似ている…うんうん、ほんとうだ。

スギもヒノキも花粉症の素なんですよね。
お大事に。
Posted by はもよう at 2007年02月18日 00:10
こんばんは。

サワラは魚しか知りませんでした。そろそろおいしくなる魚です。
さて、花粉も強くなり、つらい季節です。花粉に強い人たちがうらやましい春の宵・・・(笑い)。
Posted by nakamura at 2007年02月18日 00:16
bigtreeさん、こんばんは。
なるほど、2週間も早いんですね。
公園の木の花は、軒並みひと月も早くに咲き出しましたよ。
温暖化とか 異常気象とか…
心配しなくても良い未来を築くことができるといいのですが。
とりあえず、小さなコトからコツコツとやっていきたいです。

ひとまず、花粉症お大事に。
スギやヒノキに反応しないってコトは?…
どういうコトなんだろ。(^^)
Posted by はもよう at 2007年02月18日 00:19
nakmuraさん、こんばんは。
あ、うちのパソコンも お魚の「サワラ(鰆)」しか知らないようですよ。

nakamuraさんにも、春はゆううつな季節なんですね。
お大事に〜。
Posted by はもよう at 2007年02月18日 00:24
こんばんわ。某学芸員が里山散策の時に「ワイはヒノキや!」「エッチさわらないで!」と覚えてくださいと言って、参加者にウケていました。
スギは沢沿い、(湿ったとこを好む)ヒノキは谷沿い、(乾燥したところ)に植林することが多くて、山を見る時、参考になりますよ。とも
某樹木医は、「あさみさんはヒノキのお風呂といいますが、コウヤマキが最高ですよ!木曽福島あたりの旅館はコウヤマキが当たり前ですよ!」と・・・
一度入ってみたいです。
Posted by あさみ at 2007年02月18日 19:57
ことしも根岸森林公園の杉を見回りに行っているのですが、実がなっているのは見つけても、いくら捜しても雄花は見えません。結構本数はたくさんあるのですが、雄花は見つからないのです。
杉って木に雌雄があって、雌の木ばかりが植わっているのでしょうか?
Posted by ディック at 2007年02月18日 21:36
あさみさん、こんばんは。
いやぁ、その学芸員さん、ダジャレ(←失礼な)の天才ですねぇ。
そうやって語呂合わせで覚えればもう、忘れませんね。

スギは湿ったところ、ヒノキは乾いたところ…ですね。
これも押さえておきたい情報ですね。φ(゚ー゚)ホォホォφ(。_。)メモメモ

えっ?木曽福島じゃあ、風呂桶はコウヤマキですか。
そうだったのか…。
でも、コウヤマキって、
去年誕生されたあの、やんごとなきお方のお印ですよね。
入っちゃって良いのか…。別に良いのか。

あ、あ、でもでも、コウヤマキって、
古墳から出土する棺桶の素材に多いんですよね。
天国に行っちゃうような気分になれるのかしら?
(−”− )うーん、またまた疑問が増えちゃった。
ここはひとつ、検証にゆかねば…。
Posted by はもよう at 2007年02月18日 23:57
ディックさん、めばなしか咲かないスギがあったら、
花粉症の人たちが喜ぶでしょうね。
残念ながら、スギは雌雄同株。おばなが付かない株はないはずです。

でも確かに、スギの木を何本も眺めていくと、
花の咲いているのと咲いていないのとありますよね。

私にはどういう理由かは解りませんので、
疑問点として、
付箋を付けておつむの中にファイルしておくことにします。
いつか解るといいな。

まぁ、咲かなきゃ咲かないで、
その方が、嬉しい人もいるわけデスガ…(^^;)
Posted by はもよう at 2007年02月19日 00:08
まだ、木の話で引っ張ってすいません。
あの、スサノオノミコトがそうおっしゃったもので・・・棺桶にって
ひげ⇒スギ
眉毛⇒クスノキ
胸毛⇒ヒノキ
尻毛⇒マキ
ミコトのそれぞれの毛がその木になって、使い道までご指導くださったようです。スギ、クスノキは、船ね!ヒノキは宮殿、マキは棺桶にって。
「日本書紀」に書いてあるからずっと縄文時代から脈々と受け継がれてきたのかもしれませんね。
ちなみに、明治神宮の植林の際には、献上樹種でマキは不吉な木なので(棺桶からそう思われたようですね)遠慮してね。とお達しがあったとか・・・
木にまつわる話って面白くてついつい・・・
長くてすいません。
Posted by あさみ at 2007年02月19日 09:06
そうですか。雌雄同株ですか…。
今年だけならともかく、昨年も雄花を見なかったのですよ。不思議だなあ。
Posted by ディック at 2007年02月19日 21:35
あさみさん、こんばんは。
木の話がお好きなようで嬉しいです。

おお、そのスサノオのお話、私がもってる木の絵本にも載ってました。
(絵本だけど…)

でもねぇ…そんな…、神様とはいえ、お尻の毛から作ったものを
いとやんごとない方のお印にしてよかったのかしら?とか、
気になっちゃいましたよ。

コウヤマキの松ぼっくりって、時々先っちょから葉っぱがはみ出しているそうです。
また図鑑でしか見たこと無いんですけれど、
その、ちょっぴりユーモラスな松ぼっくりを見てみたいなぁと思っています。
Posted by はもよう at 2007年02月19日 22:19
ディックさん、こんばんは。
そうですか、去年もおばなは見られなかったんですね。ほんと、不思議ですよね。何ででしょう。

Posted by はもよう at 2007年02月19日 22:21
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