2007年02月08日

池の鴨たち

公園の池に、今年もたくさんの鴨たちがやってきました。
鴨って、オスは派手な羽色で見分けるのはさほど難しくないのですが、
メスはみんな茶色くて見分けが付きませんでした。

それでも毎年通って眺めているうちに、少しずつ解るようになってきました。
今回は、そんなこんなをまとめてみようと思います。

07_0208_wildducks.jpg

池の端に人が立つと、一目散にやってくる鴨たち。
このほかにも、水の中では鯉と亀。空からは鳩と雀がお待ちかね。
みんなで パンくず争奪戦を演じます。




まずは、これこそが鴨…のマガモから。

07_0208_magamo1.jpg

はい。ちょっと倦怠期っぽいですけれど、マガモのご夫婦です。

旦那さんはデコイでも有名な このお姿。
黄色いくちばし、青緑のメタリックに輝く綺麗な頭、
焦げ茶の首に白いリング、白っぽい体にオレンジの足。
翼を開くと綺麗な青のラインがのぞきます。

ただし、この姿はお嫁さんを募集するためだけの正装です。
シーズンオフは、もっと地味なんですって。
そっちの姿も見分けられるようになるとすごいんですけどね。

奥さんは、地味な保護色。
でもね、尻尾近くの白い羽と翼を開いたときの青いラインは
旦那さんとお揃いなの。

07_0208_magamo2.jpg

マガモ奥さんの見分けポイントは、くちばしの周りの
オレンジのルージュ♪



こんな地味なポイントで、他の鴨のメスと見分けられるのかな?
と…心配なので、一年中 池にいるカルガモさんと見比べてみましょう。

はい、これがカルガモさんです。

07_0208_karugamo.jpg

カルガモさんの見分けポイントは、
黒いくちばし、先っちょの黄色いワンポイント。
黒っぽい頭と、鼻筋から目を通るライン。
オレンジの足。
翼を開くと、足のオレンジによく似合う 青いラインが現れます。
地味なようで、なかなかのお洒落さんでしょ。
カルガモさんは、オスメス、繁殖期と普段など、
1年を通した 羽の色の変化が少ないようです。



さて、おさらいです。これは何ガモ?

07_0208_nanigamo.jpg

ちょっと光っちゃってますが、マガモの雄は すぐ解りますよね。
下の子はカルガモちゃんです。
で、一番上の子は、

07_0208_magamo3.jpg

う…ん、↑マガモ奥さんで良いのかな?



で、で、↓白い矢印の子は?

07_0208_marugamo.jpg

カルガモのくちばし、オレンジの足、茶色っぽいからだ、
カルガモ母さんとお揃いの、目を通るライン。
女の子?

でもでも、お尻の所、くるんってカールした羽が見えますね。
これは、お嫁さん募集中の男の子の印。
男の子です、この鴨。

で、近くで見ると、この黒っぽい首、
光に当たると ところどころ緑色に光ります。
ペンキのはげた デコイみたいにね。

これが今、街中の公園で問題になっている、
マガモとカルガモの間にできちゃった 新しい交雑種ですかしら?
マガモの「マ」とカルガモの「ル」をもらって「マルガモ」と
呼ばれることもあるそうですが…。



いやぁ、マガモとカルガモが 良く一緒に居るものだから、
前から 気になっては居たんですよ。

それに、
以前、近所の河川敷にガチョウを飼っていた人がいたんですけれど、
最初 真っ白だったガチョウの群れが、
年を追うごとにだんだんマガモ色になって来ちゃって…。
普通、鳥は、お母さんと同じ姿のメスにしか興味を示さないはずなんだけれど、
もしかして、マガモの雄って、結構、「こだわらない」性質なのかなって
思っていたんですよね。

やっぱり、種の垣根を跳び越えちゃってたのかなぁ…。
以前聞いたときには、マルガモは子孫を残せないって言う話だったから、
可哀想だなって思っていたんですけれど、
今回、もう一度web検索してみたら、結構あちこちで子育てして居るみたいです。

ああ良かった。…?…?…良くないのか?
身近で観察した人によると、
性質はより賢く、より丈夫になるようですけれど、
姿は、どうにも中途半端で かっこわるいですよね。

これも、都市部の公園で餌付けする人が増えて、えさに惹かれた
鴨たちが密集するようになったことが原因と言われているんですって。
マルガモちゃん達は、北の国へは渡って行かないようなんですよね。
う〜ん、これってどうなんでしょう。(−”−;)



悩みつつ、次回は 別の鴨さん達をご紹介しますね。


posted by はもよう at 22:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 身近な生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
知りませんでした。禁断の恋!鳥にはまだ興味がありませんでしたがこれで興味津々です。
確か何かで、山のお墓に飾る菊ー花屋で求めたーが環境破壊(在来の菊に花粉が飛ぶから)をもたらすことを読んだ記憶があります。
いろいろなことがおきているのですね。
知らないことがいっぱいです。
伊藤圭介は名古屋東山公園に博物館があります。アシタバの学名にも名前が使われていますよ。
Posted by あさみ at 2007年02月09日 14:28
あさみさん、こんばんは。
禁断の恋って…あぁそうか。なるほどねぇ。
生き物って、知れば知るほど面白いものですよね。

はい、手向けられた花の花粉の害っていうのは聞いたことがあります。
そんな事にこだわらなくても…と思う反面、
いい加減にするなよな…とも思ってみたり…。

キク科の花粉もまた「こだわらない」性質らしいんですよね。
どうしたものやらと思いつつ、専門家さん達の取り組みを
見守っていくことに致しましょう。

ほほぉ、「伊藤圭介」先生は
名古屋に博物館が建っちゃうほどの学者さんだったのですね。
すごいすごい。アシタバは…Angelica keiskei 。
おお、シモバシラは keiskeaだったけど、
こんどは”i”です。
↑あ、どうでもいい事? ほほほ…しつれい。(^^)

Posted by はもよう at 2007年02月09日 23:46
へえ、こりゃあわかりやすくっていいですね。
写真と矢印で簡単早わかり。すばらしい。
Posted by ディック at 2007年02月12日 15:35
ディックさん、こんばんは。

へへっ、解りやすいでしょう?
物覚えの悪い わたし用なんですよ。
こうしておけば、今度、公園の池で鴨さん見る時
バッチリでしょう。(^v−)☆
Posted by はもよう at 2007年02月13日 22:17
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