今はすっかり葉を落として、枯れ木のよう。

枝の両脇に広がったコルク質の翼くらいしか見るものがない…と思ったら、大間違いです。
ほら、枯れ色の中にちょっとだけ、鮮やかな色が見えますでしょう?
ニシキギはニシキギ科の落葉低木。花は地味ですが、
秋の紅葉がすばらしいので、庭園に良く植えられる 庭木のひとつです。
枯れたように見える枝の先に、こんな冬芽の姿が見られます。

枝の下の方、コルク質の翼が準備されているのが解りますね。
ニシキギも、葉が2つずつ向かい合ってつきます。(対生)
でも、枝先は少し複雑で、これが後にどんな葉っぱになるのか、ちょっと想像できません。
隣の枝は…

枝先に、芽が3つ並んでいますね。
…? 何だか未来の建築物というか…なんというか…
さらに探していくと…

幾何学模様と左右対称のデザインが、アールデコ様式を思わせますねぇ。
それに、緑の枝と赤っぽい茶色の翼が、綺麗なコントラストになっています。
枯れ枝ばかりと思っていたのに、なんと斬新♪ 意外や意外。

白い三日月形の部分は、去年の葉っぱが落ちたあと(葉痕)です。
芽は裸芽…いや、ちょっとだけど、うろこのような皮が付いているから鱗芽かな?
少しねじれてるのなんかは、木の枝だな…って思いますけどね。
でも、なにかの形に見えてきそうですよね。

あっ!!顔だっ!!
なかなか、ユーモラスな顔が見つかりました。
今年の秋には、パカッと 割れて可愛い真っ赤な実も、写真に撮ってみたいです。
ブログ内関連記事:
2006/12/21付 「ヒュウガミズキなど」 ニシキギの紅葉
2006/ 4/22付 「はなさんぽ(4月その2)」 ニシキギの地味な花
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またまた、ウチのを見てみましょう・・・(笑い)。
あ、これもあるんですね。(^^)広いお庭でうらやましいですわ。