急な冷え込みで風邪ひいたり、体調崩してないですか?
受験生さん達は、日頃の成果、ちゃんと発揮できたかな。
さてさて、今日の写真は、
最近、街路樹としても植えられるようになった、素敵な大木トチノキさん。
我が街にも あるんですよ。
木が大きくて背が高く、なかなか見にくいのですが、
デジカメちゃんの精一杯の望遠で 冬芽の様子を観察してみました。

冬芽の先は樹脂が多くて、テカテカ光ってよく粘ります。
いろんな形があるけれど、う〜ん、可愛いお顔はあるかしら?
何だか いかついなぁ。トーテムポールみたいですねぇ。

街路樹のトチノキは、なかなか大きな木。
この日は風の強い日でしたが、ぶっとい枝はびくともしません。
よく澄んだ冬の空の下、北風を切り裂く剣のようです。
う〜ん、頼もしい〜。(^^)
トチノキの葉は 大きな手のひら型。
てっぺんの芽から にょきっと出てきて プロペラのようにパカッと開くのが、
春先のお楽しみなんですけど…?あれれ?
散り残りなのか、気が早くてちょこっとのぞいちゃったのか、
小さい葉っぱが見えます。なんか可愛い♪

枝には葉っぱが 2つずつ向かい合って付く形(対生)。
もちろん芽だって、2つずつ向かい合って付いてます。
あれ?でも、この大きな芽から一枚ずつしか出ないのかな?
下の方の葉痕は…う〜ん、ちょっと不気味かも…(^^;)
公園のベニバナトチノキの葉痕は可愛かったのになぁ。

…あ、あ、でも、あっちの枝の先、てっぺんの芽の下。
ぐぐっとズームアップして 撮ってきた画像をパソコンで精一杯拡大〜!!

見〜つけた、可愛いお顔!!
大きなトチノキにも、ちゃんと可愛いお顔がありました。
こけしちゃんみたいな 和風の子ども顔です。
なかなかの発見に 気をよくして、ぶっとい幹に寄りかかってひと休み。
真下から見上げる視線で写真を撮るのも好きなんですよ。
今回も撮ってきました。

ほら、枝まで向かい合って付いて(対生)ます。
90度ずつ回転して枝先まで…。
いくつもの塔を建てるように 枝を構成していたんですね。
前の冬に見つけたトウカエデの枝の構造に似ています。
へぇ〜、また、発見しちゃった。(^^)
このときだって、同じトチノキを見上げていたのに、気がつかなかったなあ。
ブログ内関連ページ:
2006/ 4/17付 「木の芽いろいろ その3」ベニバナトチノキなどの芽吹き方
2006/ 2/ 6付 「ベニバナトチノキの冬芽と葉痕」ベニバナトチノキの可愛い小鬼ちゃん
2006/ 2/19付 「枝振り観察ツアー」トチノキの枝振り
2006/ 2/22付 「「対生」っていうこと」トウカエデの対生する枝
2005/11/ 7付 「昭和記念公園」トチノキの黄葉
【関連する記事】
また勉強してしまった。
はなもよう さんの執拗なまでの研究心には感心しています。
トチノキ、まだ覚えてない木のひとつです。
ずいぶん、くっきりハンサムなお顔ですね。
性格も几帳面そう。
でもよく見ると面白い。
葉痕って、みんな個性的なんですね。
はもようさんの影響で、近づいて見るクセが
できました。
そうそう、去年、気がついたんですよ。
図鑑には”枝が対生”っていう表現は一度も出てこないので、
とっても素人っぽい言い方なのかもしれませんが、
特に 真下から見上げたときの立体感がたまらなく気にいって居るんですよ。
葉っぱが落ちると、枝振りがよく見えて、
それが木ごとに違うものだから また面白くて。
執拗…?ですか。(^^)凝り性は親譲りですからねぇ。
トチノキさんはね、マロニエの親戚なものですから、
意外に、都会の街路樹になっていたりするんですよ。
本来は 里山で大きく枝を広げてそびえていて欲しい木ですが…。
カニ缶の 中身みたいな花の穂や
猛烈に渋いクセして 栗より断然美味しそうに見える実だとか
ヤツデよりずっと 天狗のうちわ向きの大きな葉っぱとか
魅力いっぱいの木ですから、是非是非、お近づきになっていただきたいですわ。
冬、ブログネタに困ったら、冬芽と葉痕ですよ。
バリエーションも豊富で、ユーモラス。オススメです。(・v−)☆