2006年12月26日

メタセコイアなど

クリスマも終わっちゃいましたね。サンタさんは来てくれたかなぁ?
やっぱり猛烈に忙しいです、今年の暮れも。
今日の写真は、
先日、公園を一周して「落葉低木」を撮ったのと同じ日のもの。
今回は「落葉高木」を3種 ご紹介です。

まずは、針葉樹の中では少数派となる 落葉樹。
メタセコイアの繊細な葉っぱから。

06_1226m_sequoia.jpg


我が家にはサンタさんからの最後のプレゼントが届きました。
サンタさんは世界中の子ども達からおもちゃをねだられるんだから、
あんたはそろそろ遠慮しなさいと 我が家の子ども達には言ってありますので、
今年で最後です。
来年からは 両親にねだるようにと言い渡してあります。
でもね、来年は中学生と高校生でしょう…もう、おもちゃねだってる場合じゃないですよね。
別な意味で恐ろしいかも。(^^;)



さて、木の話に戻りましょう。

針葉樹の仲間は杉や松など、常緑樹の方が多い中でメタセコイアというのは、
スギ科メタセコイア属の落葉高木、別名をアケボノスギという、
生命の曙の頃から生きながらえている、生きた化石です。

その昔、美術の時間に線をたくさん引いて作品を作ったことがありました。
とっても難しかったけれど、ほんの少し角度を変えて線を引いていくだけで、
綺麗な模様や不思議な空間を書き出すことが出来て、面白かったという覚えがあります。

メタセコイアは葉の付き方がどこまでも対生。必ず、2つずつ向かい合わせなんです。

木の下に立って見上げると、
学生時代に不思議に思った 重なり合う直線の世界が広がります。
単純な線の繰り返しが描き出し響きあう、美しいコーラスのような模様が見えるんです。
お気に入りの模様も、今年はこれでおしまい。葉っぱはみんな落ちてしまいます。

太古からずっと同じ形で命をつないでいるんですよね。
メタセコイア(曙杉)の葉は、サーモンピンクから白っぽいベージュ色に枯れて、
背の高い木の下に降り積もります。ほらこんな風に。

06_1226_meta_raku.jpg

似ているとは言っても、比べてみたらすぐに解りそうなものですが、
真ん中の小枝はラクウショウの短枝です。
ラクウショウの葉の方は、黄色くなり やがて赤っぽくなって枯れ、葉を落とします。

06_1226_rakuuso.jpg

燃え残り、まだ散らずに残っていたラクウショウの枝です。
もう、シーズンは過ぎてしまいましたが、黄色く色づいたラクウショウの下に立つと、
木漏れ日で金色に染まるような気がします。

ラクウショウは、スギ科ヌマスギ属の落葉高木、別名はヌマスギ(沼杉)。
水辺好きで、沼の中でもかまわずに育ちます。
水没したら、根っこから膝と呼ばれる気根を出して呼吸するから良いんですって。
新宿御苑のラクウショウは、その気根で有名なんですよね。


ラクウショウのキーワードは、互生。
枝も実も、ちっちゃな小葉まで、全てのものが互い違いに付いています。
メタセコイアと違って、葉が少し閉じ気味なのも魅力のうちです。

どうしても均質になりがちなメタセコイアとは違い、ラクウショウの葉は、
より繊細で複雑な枝先の表情がとっても素敵です。
ラクウショウの木の下に立つと自ずから、
「美は乱調にあり」なんて言う言葉が浮かんで来ちゃうんですよ。
粋ですよね、ラクウショウ。




最後はモミジバフウ。
真ん中のトゲトゲちゃんは、実です。
「アンバーバーム」と言う名で、
リースの材料として流通としていることも解りました。
葉っぱは紅葉の形ですが、マンサク科フウ属の落葉高木。

06_1226_momijibafu1.jpg

その上、花や実の様子は、
紅葉よりもマンサクよりもプラタナスの方によく似ています。
綺麗な紅葉も、トゲトゲの実も、そろそろ終わりですね。

ニシキギのように 枝の翼が出る株もありますが、この時期は
りりしい王子様のようなお顔の 冬芽に会うのが楽しみですね。

06_1226_momijibafu2.jpg

なんて言っていたら、我も我もと みんな顔出しに来ちゃいました。

06_1226_momijibafu3.jpg

押し合いへし合いにぎやかですね。
歳末の街も、たくさんの人で賑わっていましたっけ。
なにかと気ぜわしい年の瀬ですが、どちら様も健康にはお気をつけになって
お互い、新年には良いスタートをきれるよう、準備いたしましょうね。





サイト内関連ページ  
「おなじみの木」>「町の木」> メタセコイアについて

「おなじみの木」>「町の木」> ラクウショウについて


ブログ内関連ページ

2006/3/14付 冬芽と葉痕のまとめ
2006/2/10付 身近な木の芽 その2
2005/12/2付 メタセコイアの実
2005/12/2付 モミジバフウ
2005/9/10付 台風で落ちた実と葉(ラクウショウ)


posted by はもよう at 00:47| Comment(10) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今シーズン初の「冬芽・葉痕」ですね。
今年も楽しみにしています。
早く「はもよう版・冬芽葉痕図鑑」をまとめてくださいね。
Posted by ひろし at 2006年12月26日 23:41
ひょうきん顔の葉痕がたくさん付いていますね。
フィールドでこんなのに出会ったら、きっと寒さも忘れることでしょう(笑)。
Posted by くろねこ at 2006年12月27日 19:19
こんばんは。
メタセコイア、大昔に、太古からの生き残りと聞きました。公園などに植えられているようですが、原産地は違うのでしょうか?
柔らかい感じの葉と全体の姿が好まれるのかも知れません。
Posted by nakamura at 2006年12月27日 21:21
ひろしさん、こんばんは。
「はもよう版・冬芽葉痕図鑑」ですか〜。
とりあえず、子どもの受験が済んだら…、
あ、あと、もう少しバラエティが欲しいし…、
頑張ります。(^^;)できるだけ。

Posted by はもよう at 2006年12月27日 22:39
くろねこさん、こんばんは。
面白い顔ですよね。近所の公園のモミジバフウは、運良く 
下の方にも枝があるのでこんなお顔がよく見えます。
くろねこさんのブログで、時々勉強させていただきながら、この冬も
冬芽と葉痕を探してみたいと思います。
Posted by はもよう at 2006年12月27日 22:46
「気根」の写真がおもしろく撮れましたので、2、3日うちに「ラクウショウ」を記事にします。そのとき、この記事に言及させていただきます。
根岸森林公園ではメタセコイアとラクウショウが少し離れて近くにあるので、すぐ比較できるんですが、小葉が対生か互生かで区別しないと、ほとんどそっくりですね。
Posted by ディック at 2006年12月27日 23:09
nakamuraさん、こんばんは。
ええっと、図鑑によればメタセコイアの原産地は中国だそうです。

まずは日本の各地に残る新生代の地層から 化石が発見され、
…見つけたのは日本人の研究者らしいですよ。…
のちに今でも生えている木の中に、体のつくりがほとんどかわっていないものが
中国で見つかって、
「生きた化石」だと騒がれたそうです。

なぜだか、公園でよく見かけますよね。(^^)
Posted by はもよう at 2006年12月27日 23:23
ディックさん、こんばんは。
ををっ!!根岸森林公園では気根が出ているのでしょうか。
それともよそのかな?
近所の公園の木にも、もしかして?な根っこの出っ張りがあるんですよ。
ディックさんみたいに、面白く撮れたり出来るには、まだ
日がかかりそうですけど。
ディックさんのお写真♪楽しみにしていますね。
Posted by はもよう at 2006年12月27日 23:32
はもようさん、根岸森林公園ではかなり派手に気根が出ています。トラックバックを送りましたがすぐには反映されないようですね。
Posted by ディック at 2006年12月30日 17:41
ディックさん、TBありがとうございます。
「言及リンクのないトラックバックは受信され」ない仕様なので、
上手く受け取れないのかもしれません。
こちらからTBを送ってみました。
これで上手く行くと良いのですが。

気根の写真、見せていただきました。すごいですね。(^^*)
うちの近所の公園のラクウショウの気根がそこまで大きくなるのには、
どのくらいかかるのかしら。
Posted by はもよう at 2006年12月31日 00:14
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