楽しんだのもつかの間、子ども会の廃品回収の日だって気づいて、早朝から古新聞や
ダンボールを束ねて出しての大騒ぎ。朝から労働しちゃったなあ。やれやれ。(^^A)
さて、記事の方は、趣味のマメ科話です。マニアックすぎて申し訳ないのですが、
良かったらお付き合い下さい。いやあ、マメ科の葉っぱって、大好きなんですよ。

9/6、いつもおさんぽしている公園で咲き始めたヤハズソウの小さなお花。
公園を一回りして撮ってきた、仲間の写真と一緒に見てください。
夏が来ると日当たりの良い草むらにマメ科の小さな草の葉が目立つようになります。
おお、今年も順調に生育してるな。ニヤニヤ眺めて参りましたが。秋風立って、
そろそろ、地味なお花が咲くようになりました。

こちらは池のほとりの小さな株。近くに他の草もなく、どこまでも平たく茎を伸ばせる
日当たりの良い所です。
お花は1cmもない小さなものですが、豆の花らしい蝶型花。

色は鮮やかなピンク色です。可愛いでしょ。目立たないけど。
でも、同じヤハズソウでも、もうちょっと日陰で、他の草の葉っぱも一緒に生えている
場所だと、立ち上がって縦方向に葉っぱを重ねます。

雑木林の林床のヤハズソウ。
ね、同じ草とは思えないほど姿が違いますでしょう?
これは樹液酒場になっていたピン・オークの下のヤハズソウ。

周りに他の草はないけれど、すっくと立っていました。
葉っぱも心なしか、丸っこくて別の草のようですよね。

でも、お花はヤハズソウ。
2006/ 7/ 8付 「マメ科の葉 いろいろ」
最初は迷いましたよ。だってこんなに姿が違うんですから。
図鑑にはマルバヤハズソウという草も出ています。
でもこれはまた別の場所で見つけてお気に入りの野草になったので、違うって分かって
います。
マルバヤハズソウの葉はハート形で、茎の先端で折りたたまれたようになっているのが
チャームポイントなんですよ。
↓こんな風に。

↑ これがマルバヤハズソウ。お花はまだこれから咲きます。そして、咲いたら毎年
必ず撮ってます。 (^^*)
2011/ 9/26付 「丸葉矢筈と猫と蔓豆と」 マルバヤハズソウ、ネコハギ
日向の地を這うヤハズソウ、木陰の立ち上がるヤハズソウ。本当にこれもヤハズソウで
良いのかなって、迷っていました。
でも、検索してみたら、ヤハズソウには這うのもあれば立ち上がるのもあるって言う
記事を見つけて安心したので載せてみました。長年の疑問が解けてちょっと嬉しいです。
ついでに、お仲間の様子をのせておきましょう。
木陰のヤハズソウのお隣は背の高〜いメドハギ。

画面の右下を横切っているのがそれです。
あんまり茎が長くてゆらゆらしているので上から撮ったのがこちら。

まっすぐすぎる茎を占いに使ったので「筮(めどき)萩」が縮まってメドハギ。
当たるも八卦当たらぬも八卦…って言いながら、占い師さんがジャラジャラ
ならす竹ヒゴの束(ぜいちく:筮竹)。アレのご先祖はこの草の茎だって言う話です。
混迷を深める日本経済の先行きを…占えませんでしょうかねえ?
あ、脱線いたしました。草刈り隊に出会わなければ、もうちょっと後で、白い小さな
蝶型花が咲くはずです。まあ、たいてい刈られちゃうんですけど…(^^;)
2011/ 9/25付 「メドハギたち」 ハイメドハギとメドハギ
日向のヤハズソウのお隣は、地面に薄く広がるハイメドハギ。

名前は体を表す…ってことで、名前通りに地を這うメドハギです。
で、気が向けば斜めに立ち上がります。 でも、メドハギのように、何があっても
上にしか伸びないって言うほどのこだわりはありません。
2006/ 9/18付 「ヤハズソウなど」 ヤハズソウとハイメドハギ
お花はやっぱり小さな蝶型花ですが、青っぽい紫色が、立ち上がる花びら (旗弁)と
下の方の花びら(竜骨弁)の先の、2箇所に付くのが基本形。

結構びっしり咲くので見事ですよ。
メドハギやハイメドハギのお隣には、毛深くて丸っこい葉っぱが可愛いネコハギも
地面を這っています。

え?これ、クローバーじゃないのって思った方は、ご近所の公園から
やり直しですよ。(^m^)
ネコハギも這うことの多い草です。最近数をめっきり減らしている「イヌハギ」という
低木に対して「猫」と呼ばれたそうですが、うちの近所にも「イヌハギ」は無いみたいで、
まだ見たことがありません。
ネコハギのお花もやっぱり小さな白い蝶型花で、立ち上がった花びら(旗弁)の付け根
一箇所だけに、赤紫のポイントが入るところが特徴です。

以前、ハイメドハギとネコハギの両方の特徴を持ったお花を紹介しましたら、それは
両者の交雑種でツルメドハギと呼ぶんだと教わりました ↓。
2009/ 9/20付 「変わったハイメドハギ」
ブログ記事に載せておくと、教えて下さる方がいらっしゃったりして有り難いですよね。
今日ご紹介したお仲間は、あんまり豆らしい実が付かないお仲間です。
マメ科ハギ属。豆らしからぬ実の特集記事は ↓ こちら。
2006/10/12付 「マメ科ハギ属の実など」
まだ、今年のお花はこれからですけどね。実はこんなだって分かります。
9/6のおさんぽ、いろんなものに驚いたりカメラを向けたりしつつ、まだまだ続きます。
良かったらまたお付き合い下さいね(^▽^)ノ。
ブログ内関連ページ:
2011/ 9/26付 「丸葉矢筈と猫と蔓豆と」 マルバヤハズソウ、ネコハギ
2011/ 9/25付 「メドハギたち」 ハイメドハギとメドハギ
2009/ 9/20付 「変わったハイメドハギ」 ツルメドハギ
2006/ 9/18付 「ヤハズソウなど」 ヤハズソウとハイメドハギ
2006/10/12付 「マメ科ハギ属の実など」
2006/ 7/ 8付 「マメ科の葉 いろいろ」
道端で見つけると今でも手に取って
やってしまう可愛い草です。
ピって先を引っ張るとVの字に切れて
ただそれだけなのにうれしい〜
ねえ、ピッとひっばるとVの字に切れるんですよね。
何ででしょうね。
嬉しくてなんども切ってみたくなるんですよね(^v^)。
お花も可愛いんですよ。今度はお花にもご注目下さいね。(^^)v