街中の落葉樹が紅葉していて、風が無くてもハラハラと散っていました。
モミジ狩りなんていってられないうちに、落ち葉の季節が終わっちゃいそう。
遠出 出来なきゃ近所で済まそう。お買い物ついでに見かけた街の木をご紹介です。
甘い香りのカツラ(桂)の葉。これも最近、街でよく見かける木の一つです。

考えてみるとのわたしの住む街には名前が、漢字で浮かぶ木がたくさんあるんですよ。
今日は、桂、山法師、沙羅の木、七竈、銀杏など 6種をご紹介です。
香づる木…カツラ(桂)。
葉っぱは丸こいハート形。夏の間は涼やかな緑色で目を楽しませてくれていましたが、
秋には爽やかにレモンイエローに染まります。
時々なんの拍子にか、赤っぽく色づいたり、こんな風にまだら模様になったりもします。
樹形も端正で優美。本当に姿の良い木です。

これ↑は街路樹として植えられていました。結構大きな木ですよ。
洒落た らせん階段のあるお店のワンポイントはヤマボウシ(山法師)。

白い十字形の花も清楚で素敵でしたが、今は真っ赤に紅葉しています。
レストランの レンガの壁によく似合うのは、ナツツバキ(夏椿)。
またの名を「シャラノキ(沙羅の木)」という、これまた古い馴染みの木です。

本当はインドにしかないシャラ(沙羅)。お釈迦様とご縁の深い木なのですが、
日本では育ちません。それならばと高名なお坊さんが、山からこの木を採ってきて、
これを沙羅の木の代わりにしようと決めたという説を、web上で見つけました。
ほんとかな?ま、コトの真偽は置いとくとして…(^^;)、そんなこんなで
お寺に良く植えられて来ましたが、最近は庭木や街路樹として人気の木です。
初夏に咲く白い花、秋の紅葉、枝にいつまでも残るつぼみのような形の実…。
あんまり暴れすぎない樹形も人気のもとかもしれません。
少し錆色がかった赤に染まります。ずっとお寺に植えられていたけれど、
こうしてみると、洋風の背景にもちゃんとなじんでお洒落な感じでしょ。
これは街路樹としては珍しいかもしれませんね…の、ナナカマド(七竈)。

朝ご飯用のパンを買って、見上げた空に大好きな羽状複葉♪
おぉっ!とよく見たら、ナナカマドでした。
公園には、低木のニワナナカマドが植えられていますが、これは赤い実のなるナナカマド。
逆光で見たから影絵のようで、ステンドグラスの絵のようで、
とっても綺麗でした。
ただ、ここの環境はあまり気に入っていないらしく、11/21にご紹介した木より、
さらに花と実の付きが悪かったです。ごめんね、でも、これからもよろしく。
デパートのそばに、黄色く染まったイチョウ(銀杏)の木。お隣は…、
そう、里山で良く見るエゴノキです。

初夏に咲く、白い花を鈴なりに咲かせたあとは、
卵形の実を下げていましたが、それも落ちて今は葉を、薄い黄色に染めています。
節くれて コブだらけになりやすい幹と、細い枝に整然と並ぶ可愛い葉っぱの対比が
面白いんですよ。
イチョウほど見事には色づきませんが、優しい黄色になってから、葉を落とします。
図鑑にも、エゴノキには漢字があてられていませんが、あまりに身近すぎて、
別名も多く、漢字にするよりさらに身近な、みけやポチと同レベルくらいの
身近な木です。
街路樹として一般的かどうかは 知りませんが、
わたしが住む街では、結構、街角にも植えられているんですよ。
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カツラですが、これもきれいな写真を撮れる前にみんな散ってしまいました。
ケヤキは粘ったかいあって成功です。
玄関前のヒメシャラ。今年は紅くなる前に縁が黒くなり始めて心配。今朝見ると、朝日を浴びてちょっといい色に染まってました。まだカメラを向けていませんが…。
ナナカマドって、きれいだそうですが、これがナナカマドだって、まだよくわからなくて…。
そうそう、街中って、邪魔もの多くて 困りますよね。
公園でさえ、電線とかいろいろあるんですね。
紅葉はやっぱり寒い土地の方が綺麗ですよね。
関東も南部になると 難しいです。
まぁ、だからこそ、綺麗な葉っぱを見つけたときの嬉しさはひとしおで、
ついつい、写真に残さなにゃあ!と意気込んじゃうんですよけど。
ナナカマドは、実物を見ればすぐ解りますよ。(^^)