この間の暖かい日に 久しぶりに、咲いてるノボロギクを見つけました。
それから、ここに時々コメントを下さる 混沌さんのお庭には、ベニバナボロギクが
芽を出したんですって。
いろいろ集まったので、ひとつの記事にまとめてみることにしました。
まずは、ノボロギク。
くるぶしくらいの高さに 年中咲いてる、街の雑草ノボロギク。

どうってことない草ですが、見たことあるでしょ。
街中の どうでも良いよな雑草を 図鑑で調べ出すと、
良く目にするのが「なんとかボロギク」という名前。
いかにも都会の荒れ地に相応しい名前で、インパクトもあり、
耳というか、目に 残っちゃう名前だと思うのですが、
同じように「ボロギク」と名前が付いていても、
図鑑の同じページに載っているわけではないんですよね。
ダンドボロギクの記事でも触れましたが…、
「ダンドボロギクは、北米出身で、キク科タケダグサ属ですが、
ベニバナ…は、アフリカ出身、キク科ベニバナボロギク属。
ボロギクはサワギクの別名で、名前の通り山の花で、
街中でも見かける小さな ノボロギクはヨーロッパ出身で、どちらもキク科キオン属。」
名前は似てても、出身や所属するグループは違うんですよ。(−−;)ムズカシイノネ
で、これは、キク科キオン属、ヨーロッパ出身で、とっても小柄な
ノボロギクです。

小さいから、なかなかじっくり見る機会もないでしょうけれど、
私、この葉っぱが好きなんですよね。
形も複雑だし、色濃くて しっかりしているし♪
小さいけれど、ツヤツヤのつぼみは「ダンド…」さんにそっくり〜♪
黄色い花は筒状花ばっかりで、もちろん、これ以上開きません。
でもって 咲いたら綿毛になります。真っ白でフワフワで〜す。

この草、かねがね写真に撮りたいと思っていたんですよ。
でもね、ものすごく 人目に付くところに咲いていて、
ちょっとかがんでカメラを構える気になれなかったんです。
でも、この日は、花だんの植栽の中に見つけて、
あたりに人影もなく、
1人でじっくり撮影することが出来ました。
どうってコト無い 雑草ですが、
アスファルトや敷石のすきまからでも、顔出して咲いちゃう花ですが、
濃い緑の葉と明るい黄色の花が、元気いっぱいの配色です。
はるばるヨーロッパからやって来て 今は、都会暮らしのノボロギク。
今度見かけたら、ちょこっと見てやってくださいね。
こっちは河原などの、少しゆったりした環境がお好きなベニバナボロギク。
もう一度確認すると、
ベニバナボロギクはキク科ベニバナボロギク属。
アフリカの出身の背高のっぽさん。
山火事などで他の植物がすっかり居なくなった土地に
いち早く入り込み、ひととき栄えてもまた、新天地を求めて旅たつ、
さすらいの 火の草(fire weed)のお仲間です。

ノボロギクと違って、人の背丈くらいには成長しますので、
どこにでも生えて咲ける草ではありません。
でも、このブログにも時々コメントを下さる、混沌さんちのお庭で
芽を出して、花 咲いちゃったんですって。
今後どうなるのかしら?
この写真は、近所の河原に咲いたもの。
川の岸辺で 足場の悪いところに咲いていたので、これ以上近づけませんでしたが、
筒状花の先が紅色なので すぐにわかりました。
撮った写真をパソコンで ぐぐっと拡大すると、ほら、ベニバナ…でしょう。

やっぱりフワフワ綿毛になります。
ダンド、ノボロ、ベニバナの3種がどういう理由で分けられているのか、
手元の図鑑には説明がありませんでした。
植物学者さん達がどこに注目したのか…わかると楽しいんだけどな。(^^)
ブログ内関連ページ
2006/10/25付 ダンドボロギク
記事をアップしました。
http://konton57.blog8.fc2.com/blog-entry-740.html
早速、見にいってきました。
ボロ菊の仲間は綿毛が綺麗ですよねぇ。
ああ、そうですね。今、ノゲシが盛んに綿毛を飛ばしてますよね。
ノゲシの葉は、赤紫色がさしたり、白っぽくなって終わりますが、
綿毛はほんの少しグレーがかって居るんですよね。
ノボロギクの葉は濃いめの緑で、綿毛は真っ白ですよねぇ。
キク科も悩み出すと奥が深いので大変ですよね。(^^A)