洗って干したのに、あっという間に雲が広がってドキドキしちゃいました。
結局、降りはしなかったけれど、もうちょっと晴れて欲しかったなあ。
さて、今日の記事は5/19につぼみを見つけた初見の草。

何度も通った場所なのに、こんなつぼみ初めて見たんですけれど、何でしょう。
5/26にもう一度行って、お花を見てきました。
雑木林の林床、落ち葉がどっさり降り積もった木陰に、日陰好きのお花たちと
一緒に生えていました。時期によってはきのこもたくさん並ぶような斜面の
下の方、地面から茎が一本立っていて、地味な色のつぼみがいっぱい付いて
います。
何色っていうのかしら?これ。

茎のそばには笹の葉みたいな葉っぱが一枚。地面に ぺたって広がっています。
このお花の葉っぱかな?違うのかしら?
つぼみじゃ、web検索も容易じゃないから、やっぱりお花を見ないと名前は
解らないかな?
5/26にもう一度行ってみたら、お花が咲いてました。
ヤブランともオオバジャノヒゲとも違うお花です。
ふさふさしたお花の穂。何だっけ?

地味なお花に見えたけど、近づいてアップで見ると鮮やかな赤紫色。
案外、派手なのかも。

黄色いのはおしべのヤク(葯)かな?
お花1つの形は…こんな。

両側に広がった花びら。
真ん中は…↓ 正面から見ると…

こんなで…
真横から見るとこう ↓ 。

面白い形。
カトレアをぎゅーっと引き延ばしたような…ということはこれ、蘭の一種かな?
ン〜、なに蘭だろう。
隣町の公園をあちこち歩いて、他にもいっぱいスクープ写真を撮っての帰り道。
車がばんばん通る 道路に面した雑木林の、だいぶ枝を落とされて、日当たりが良く
なっちゃった場所に、唐突に、同じお花が咲いていました。

ここだって、今までさんざん眺めてきたところ。こんなお花一度も見たことが無い
場所です。
この株にも根元に笹みたいな大きな葉っぱが一枚…

こちらは枯れて茶色くなっていますが…付いていました。
わあ、何で今年は2箇所で咲いているんだろう。今まで一度も見たこと無いのに。

日向で見るとさらに色鮮やかです。

花の穂の一番上のお花。
花びらは細長いけれど、やっぱり蘭っぽい形のお花ですよね。ゴージャスで綺麗。
同じ穂の ↓ 下の方。

日陰の花より、赤紫色がはっきりしていますね。

一番下の花 ↑ をアップで。
花の穂の真ん中にぐっとカメラを近づけて…。

いろんな角度から写真を撮って、家に帰ってweb検索…する前に、ふっと、ある名前が
浮かびました。サイハイラン。
采配をふるうっていう言い方しますでしょ。あの元になった武将が持っているひらひらが
いっぱい付いた棒。軍の指揮棒、采配に似たお花の咲く蘭があったはず。
図鑑を見たら、とびきりお花の盛りで綺麗過ぎちゃって似ていません。(^^;)
結局web検索で確認しました。
サイハイランで良さそうです。
ラン科サイハイラン属、やや薄暗い林床で見かける高さ30〜50cmの多年草。
胃の不調やヒビ、あかぎれにも効いちゃう薬草だそうです。
花の色には変化が多くて、紫色や緑色のお花まであるんですって。
今回は新しいお花に会えました。
サイハイラン。
また来年も会いたいな。
今度はまた、「木に咲く白い花」の続編と、数々の大発見をご紹介します。