いつもの公園を一回り早足でさんぽ。午後はホームセンターへ行って、
日除けを買ってとりつけました。去年は朝顔に頑張ってもらった西日よけ。
今年はしましまのサンシェードにお任せしようと思います。
さて、5/19に行ってきた隣町の公園と裏の北向きの斜面。木の花ばっかり
追ってた訳じゃなく、足元の草花にも目を向けていましたよ。
たとえば…フタリシズカ。

いつぞやここで、花後を見て以来のお久しぶり。雑木林の林床で、幽玄に
咲いていましたよ
センリョウ科センリョウ属、山野の林内に生える高さ30〜60cmの多年草。
多くの場合2本ずつ立つ花の穂を 舞う静御前と亡霊に見立ててのネーミング。
2009/ 6/28付 「日陰が好きな花」

今年はちゃんとお花が咲いているタイミングで出会うことが出来て嬉しいです。
ヒトリシズカは4月に記事にしています。
2012/ 4/19付 「日本庭園で出会った花、さらに」
今年は両方に出会えて嬉しいな。
あ、これ、お花の穂が1つしか立たない株。これ過去記事で取り上げた実と同じ
株かも。

律儀に2組十字に広げた葉っぱと白いお花の穂。
ご一緒するのはケヤキの芽生えとタチツボスミレの閉鎖花という、ちょっと見には
何だか解りにくいお仲間たち。(^m^)雑木林の木々の根元で、可愛く可憐に
並んでいます。
過去記事に日陰好きのお花として登場していたイチヤクソウ。
イチヤクソウ科イチヤクソウ属、林内に生える常緑の多年草。
おととし(2010年)にはたくさん咲いたのですが、
2010/ 6/26付 「イチヤクソウ」
去年(2011年)には群落を荒らされ、つぼみは見てもお花には会えずじまいでした。
2011/ 5/21付 「隣町の草の花」
群落が落ち着いて花の数が増えてくると、持って帰って一人占めしたくなっちゃう
いけない人が出るんでしょうかねえ。
今年もか細く花の穂が立ちました。

私が初めて見つけた場所に1つ。

それより小さいのが、少し離れてもうひとつ。

さらに、フェンスの向こうにふた株。
2010年のつぼみと比べたらささやかなものですが、2011年のよりは増えてます。
イチヤクソウは地中の、微生物とか細菌などの微妙な条件が揃わないと育つことの
出来ない特殊な花なんですよ。それに…珍しいってだけでもっと見栄えのする花は
他にいくらでもあるじゃないですか。
持っていかないで欲しいんだけどなあ。ここに、雑木林の林床にあるから良いん
ですよ。周りの風景と一緒になってこその 野趣です。
やはり野に置けイチヤクソウですよ。今年のお花、ちゃんと見せてください。
お願いします(>人<)。
でもって、この日は、この近くで、もっと気になるつぼみも発見したんです。
それは一週間後の5/26に咲いたのを確認してきましたので、あとで、まとめて
記事にします。
おまけ画像はついでに見てきた他の花。
まずは、毎回取り上げている同じ場所、谷になっているところのカラスビシャク。

今年もへんてこな仏炎苞をもたげてきました。サトイモ科の変わりもの
サトイモ科ハンゲ属属、畑の雑草として普通に生える多年草。別名は半夏生。
2009/ 5/ 2付 「カラスビシャク」
それから…たくさん咲き始めたニガナ。

いつもおさんぽしている公園では、まだ、ちょぼちょぼですが、隣町の公園と
裏の北向きの斜面には 何カ所かの大きな群落があります。
ひとつひとつはか細い花ですが、たくさん集まるとなかなかの眺めです。
黄色い花つながりでヤブタビラコとオニタビラコがタネになり始め、一番
見分けやすい季節を迎えていたので 写真に撮ってきました。
ガク(萼)に直接タネが付いているのがヤブタビラコで、

綿毛になるのがオニタビラコです。

お花も葉っぱも、時により似ちゃうことのある両者ですが、このタネの付き方が
違うので図鑑の分類でも、属を分けられているんです。
これからは、タンポポを筆頭にキク科の黄色いお花が 次々綿毛になる季節です
ねえ。楽しみだわあ。
ブログ内関連ページ:
2009/ 6/28付 「日陰が好きな花」
2012/ 4/19付 「日本庭園で出会った花、さらに」
2011/ 5/21付 「隣町の草の花」
2010/ 6/26付 「イチヤクソウ」
2009/ 5/ 2付 「カラスビシャク」
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