良い風が吹いていました。昨日は雹(ひょう)が降った所もあったとか、
早くお天気落ち着いて欲しいですね。
さて、今日は4/30に隣町へ行って写真を撮ってきた一番の目的、チゴユリを
ご紹介しますね。

もう遅いかなと心配しながら見に行ったのですが、今年もゆらゆら咲いてました。
お気に入りの観察スポット隣町の公園裏の「北向きの斜面」、雨の多いこの頃は
行くたび 谷の枯れ沢にお水が流れています。
みずみずしく葉を広げているのはコバギボウシ。

湿っぽいところが好きな夏の花です。涼しげな紫色のお花に会える日が楽しみです。
水辺のミツバに…あの、お野菜のミツバですよ。山菜なんです。…こんな風に水玉が
付いているのを初めて見ました。

ふちにずらっと水玉が付いてて可愛いのなんの。
イチゴやノイバラ、ヤブガラシでは見たことがありますが、ミツバもこんな風に
なるんですね。
ミツバつながり…、斜面にいっぱい咲いていたミツバツチグリ。

結構、花期 長いですね。可愛かったです。
そういえば、ヘビイチゴやヤブヘビイチゴはまだこれからでした。
ふむふむ、お花が咲くのはまずミツバツチグリ、それからヘビイチゴかあ…。
覚えておこう。
でも、すでにヘビイチゴは咲いちゃって、今度行ったときにはニガナが盛りになって
いそうです。北向きの斜面の黄色いお花リレー、今日はどこまで行っているかな。
とか何とか、ご近所さんの近況を眺めつつ、本題のチゴユリです。

『ユリ科アマドコロ属、山野の林内に生える高さ20〜35cmの多年草。』
可愛い姿をお稚児さんにたとえて 稚児百合。
2008年にお気に入りの観察スポット隣町の公園裏の「北向きの斜面」に群生して
居るのを見つけて5回目の春。今年もその愛らしい姿に会えて嬉しいです。
でもねえ、とっても数が減っていました。
初めて気づいたときにはずいぶん大きい群落だったのに、今年はあっちこっちの
草の葉の間から、かろうじて5輪を見つけただけでした。

これから咲くのや、もう散ってしまったのを含めても10か20有ればいい方。

群落…消えちゃう寸前みたいです。
何度も舐めるように眺めていた観察スポットに突然現れたように、
ある年ふっと消えていくのかなあ。
そんな風にして、気に入った場所を点々として居たりしてね…。
来年会えるかどうか解らない貴重なワンショット。

野草との出会いは一期一会。会えたことを感謝しなくっちゃね。
もしもまた来年会えたら嬉しいです。
ここでなくても、また別の場所でも会えたらいいな。
ゆらゆら可愛いチゴユリさん。また来年ね。
ブログ内関連ページ:
チゴユリ
2011/ 5/ 6付 「ゆらり チゴユリ」
2010/ 4/26付 「チゴユリ 開花」
2009/ 4/27付 「チゴユリなど」
2008/ 4/23付 「チゴユリ」