あがらず、やっぱり寒い春です。寒いけど、季節はちゃんと進んでいますね
強い風が吹いて、咲き誇っていたハクモクレンの花びらが音を立てて散ったのを
見て、季節が終わってしまう前に写真を載せておかなくちゃって思いましたよ。
あちこちで見ていたモクレン科モクレン属マグノリアの花たち。
これはうちの近所のコブシ。

向こうの木はイチョウ。
まだ寒い、早春の空気が似合う花だけど、毛皮のコートを脱いで白い花びらを
広げます。

春の訪れを告げる花ですよねえ。
こちらはもっとゴージャスなハクモクレン。

低い位置につぼみを見つけて撮っておきました。大きなつぼみです。
どっさり咲いてた大きな木の大きな花。威風堂々。春の王様みたいに
そびえ立っていました。

白い花には強い風が大敵。
今年みたいに風の強い日が多いとアップに耐える花が少なくて…。
綺麗で儚くて、でも、力強くて圧倒的な存在感。

まっすぐに天を差して咲く姿が潔いですね。
さて、今年、立派な株を見つけて写真を撮れたのがこれ。

名札が付いていて、「ヒメコブシ」と書いてありました。
?シデコブシとどこが違うのかな?と思いつつ、とりあえずパチリ。
家に戻って調べてみました。
あ、やっぱり、ヒメコブシはシデコブシの別名だったわ。
自分で記事に書いていました。(^^A)

でも、きっと品種がちょっと違ったりするんじゃないかな。
この木、なかなかの背高さんでした。可愛いピンクのお花がいっぱい。
あ、でも、どう違うのかな。一緒に並んでいた他のヒメコブシはみんな
つぼみが食いちぎられていて、咲いていたのはこの一本だけでした。

犯人は、たぶんヒヨドリ。つぼみを全部食われてしまって、お花が
ひとつも見られない株もあります。
木の持ち主さんには気の毒だけど、この時期、鳥さん達もエサが無くて
おなかをすかせて居るんですよね。
他の仲間のつぼみはあんまり食べられているのを見ないんだけれど、
美味しいのかな?
サクラが咲いちゃうと、もう、マグノリアの花たちも盛りを過ぎちゃいますね。
後は真打ち、紫色のモクレンの花を残すばかり。
寒いけれどちゃんと季節は進んで、卒業シーズンによく似合っていたコブシが
散って、入学式によく似合う桜に取って代わられて行くんだなあって思いました。
四月もあっという間に一週間。
いよいよ本格始動を始めた我が家の学生さんたちに負けないように頑張ろう。