我が家にはスズメウリの小さな鉢があります。
去年の夏に初めて出会って、喜んだのもつかの間、あっという間に刈られてしまい。
刈られた茎から、未練たらしく持ち帰った青い実。
ひと月後、机の上で色づいた実から取りだした種を蒔いたものです。
種はたくさん蒔いたのですが、芽が出たのは ほんの少しで、
ましてや茎を伸ばし、巻きひげを出せたのは たった一株。
それでも あまりに小さく、あまりにひ弱です。
図鑑には一年草と書いてあるけれど、今年中には到底、花も実も
付けられそうにない貧弱な姿です。

とうとう下の方の葉から黄色くなってきました。このまま枯れちゃうのかな…と
思っていました。ところが…
実は、手元の図鑑の欄外に、こんなことが書いてあるんです。
『スズメウリは秋になるとつるが垂れ下がり、
地中にもぐって肥大した根茎を作って越冬する。』
一年草なのに冬越しするの〜???
『この特性はカラスウリやアマチャヅルにも見られる。』
ええ〜!?
カラスウリは、根茎を手に入れた方が花を見るのには都合が良いとは聞いたけど、
スズメウリもそうなのかな?
でもねぇ…。想像付きます?
スズメウリの茎ってこんなもんですよ。他の瓜より、ずっとか細いの。

どうやって『地中にもぐって』、どうやって『肥大した根茎』になるのかしら?
巻きひげが にょにょにょ〜んと伸びて、
土をかき分け、かき分け…まさかね…なんて思ってたら、あれれ?
茎の途中から↓なんか出てます。

なんか出て、上…じゃなくて、下にむかってます。
なんかと言っても、他のものじゃありません。茎です。
上の方では相変わらず
くるくる巻きひげが、からみつくものを探して さまよっているのですが、
それとはまた 違う目的を持った茎が、下の方から出てきて、
ぐんぐん伸びて、鉢の土に刺さってました。
画面右→のオレンジ矢印の茎がそうですよ。
一本で用が足りれば、それで済んだのかもしれないのに、
私…この鉢を倒してしまい、
右のオレンジ矢印の茎が 土からぬけちゃったんですよ。
そうしたら、もっと下の方からも、新しい茎が伸び出しました。
画面←左の黄色い矢印のところ、解ります?
これが9月の29日のこと。

10月4日、気のせいじゃなかったでしょ。
ガンガンぐいぐい伸びて、もう、がっちり土にくい込んでます。

10月8日
先に出た→茎(オレンジ)、後から出た←茎(黄色)、
2本ともしっかり土にもぐりました。
茎には、ものすごく小さな葉がついてます。
葉と言っていいのかなと迷うくらい不完全な姿です。
もちろん、この緑の支柱の はるか上の方では、相変わらず、茎の先端が
精一杯、巻きひげを伸ばして からみつく相手を探しています。
不思議ですねぇ。この後どうなるのでしょう。
『地中にもぐって肥大した根茎を作って越冬する。』っていうところを
この目で見られるのでしょうか…。
と言うのが、ここまでの観察でした。
長くなるので続きは次の記事へ…。
鉢植え観察の記事がたまりましたので、カテゴリーを新設しました。
日記がらみのものも多いのですが、
ま、細かいことは気にすんなってコトで。(^^;)
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