さて、そんなこんなで右往左往する 私の足も止まるようなものが、
我が家のすぐそばの公園に咲いていました。

すみれです。タチツボスミレで良いのかな?
ここ、毎年 すみれが咲くところです。
ノジスミレとタチツボスミレが根を下ろしています。
今の時期なら、つぼみと間違うような閉鎖花を付けるか、
様子をうかがうかのように葉っぱだけ出している のが、普通の姿。

ほら、近所の別の場所すみれです。
スミレって、ほんとに良く、こういう歩道のすきまとかに生えてますよね。
小さいながらハート形の葉っぱですから、
これも タチツボスミレで良いと思います。

この↑つぼみのように見えるのが閉鎖花です。
ちゃんと種が出来て、時々パカって3つに開きます。
咲かない花ですから、当然、自家受粉。自分のコピー量産中です。
すみれって春先に、
小さくて とっても可憐な姿で人々の目を楽しませてくれますけど、
どうしてどうして、生き延びる戦略はなかなか したたかなんですよ。
春、綺麗な花を咲かせて、虫たちによその花の花粉を運んでもらって、
種が出来たら、アリたちに種まきをさせ…。
真夏が来るまでは、葉を大きくしてたくさんの栄養を蓄えつつ、
閉鎖花で、自分のコピー作り。
夏のすみれなんて、種類によっては
春の面影無いくらい、大きな葉を広げるものもあるんですよ。
なりふり構わず、産めよ殖やせよ、量産体制ですね。
ハムシ、イモムシがいっぱい現れて葉を食べまくる
盛夏から夏の終わりには、地上から姿を消しているもの多数。
草むしりにやられちゃうものも多数。
でも、こうして秋風立ってくると、また、葉をのばして、
閉鎖花を付け、種を作り始め…。
か弱そうですけれど、多年草なんですよね。
つまり、根っこさえあれば 何度でも葉を出すタイプ。
ちょっとやそっとの逆境には めげないんです。
この写真のすみれたちも、何度も草むしりの人に葉をむしられているはずです。
どうもね、道ばたのすみれを見ていると、
女は弱し、されど母は強し…っていう言葉を連想しちゃうんですよ。
春先の可憐な姿からは想像できない そのしたたかさ、たくましさ。
女たるもの かく在るべし と言われているような…。(^^;)
でもって、この、初心を思い起こさせるような 可憐な花ですよ。

なりふり構わず やらなきゃならない時もあるけれど、
花のこころを忘れちゃダメよ。
…ああ、すみません、すみれのお師匠様。肝に銘じておきまする。<(_ _)> へへぇ〜
この写真を撮ったのは15日の日曜日。

それまでは、閉鎖花を付けていたのに、どうしちゃったんでしょうね。
お山の方に咲くすみれは、けっこう
返り咲き(時季はずれに花咲くこと)するようなので、
これもそうなのかなと思います。
春から一番遠い日に、出会った春の顔。
今度すみれの花を見る頃には、小中学生の母を卒業して、
中高校生の母になってるんだなぁ…。(しみじみ)
狂い咲きといわないで返り咲きというのは、良いですね。
なお、
>女は弱し、されど母は強し…っていう
は、間違いでは??
女は強し、さらに母は強し・・・です(大笑い)。
はもようさんも中高生母ですか。
あのころは〜と思わず懐かしくなりました。
必死でしたっけ。母として、と、人間として
のせめぎ合いだったような気がします。
菫は、根っこが深い。
可憐で強くて、根性ありますね。
アスファルトが出現してからも、
ちゃんと環境になじんで、道ばたで咲いてます。
アリの脚力もちゃんと活用してるんですか。
強いだけじゃなくて、賢くもあるんですね。
そんな母になりたかった、です。
あらっ、いいんですか?そんなこと言っちゃって。(^^)
女はみんな、か弱いですわよ。
ま、最近、ひ弱なオトコが増えましたけど。(微笑)
狂い咲きではあんまりですからね。
返り咲き…この字で良かったのかな…っていうらしいですよ、最近は。
をを!母としては先輩でしたね。
\(◎◎)/せ、せめぎ合っちゃうんですね、中高校生の母は。
心して取り組まねば。
すみれって、とんでもないとこに咲きますよね。
あれ、種まき係がありんこだからでしょうか(’’?)。
アスファルトのひびとか、駐車場のへりとか。
踏まれてボロボロの葉っぱがあるなぁと思ってると、
春に花が並んでたりねぇ…。
賢く強い母ですか…憧れますなぁ。
るなさんはきっとそんな母なんじゃないかと勝手に思ってたんですけど(^^)♪
コメントありがとうございました。