枝しか無くても、なんの木だか解ります?
写真はメタセコイア。

背の高い木の上の方に実が付いているのが見えます。
針葉樹特有の三角の樹形と、針葉樹にしては珍しい落葉性が特徴です。
そっくりな樹形でもこちらはラクウショウ。

いつもおさんぽしている公園ではラクウショウはメタセコイアほど背高のっぽ
ではありません。
メタセコイアの実はデコボコのサクランボ。ラクウショウの実はごっつごつの
げんこつみたいな丸い実です。
こっちはエノキとムクノキ。

葉っぱが無くても、実が付いて無くても幹を見れば分かります。

ザラザラな樹皮がエノキで、縦しま模様がムクノキです。
どちらも、まだまだ冬芽は目立ってきていませんが、エノキの枝先の表情には
特徴があります。

春先、桜の花が咲く頃、黄色く煙るようになったら花盛りです。
毛皮のコートを着たような冬芽は、コブシの花の芽。
毛皮を着た花芽はお仲間共通の特徴ですね。

横向いていることもあるコブシの芽に対して、そっくりさんのハクモクレンは
花の芽が必ず上を向くところが違います。

お花が咲くと、見かけの花びらの数が違うのがポイントなんですけどね。
こっち ↓ の方がもっとそっくりなタムシバは、いつもの公園の木に限っていえば
樹形が全然違うんですよね。

冒頭のメタセコイアにも通じるような、すんなり背の高い感じがします。
お花が咲くと、コブシよりは細長い感じの花びらが特徴的です。
青空によく似合うコブシの仲間たちの白い花を見上げられるのはいつになるかな。
次回からの記事はいよいよ始まる冬の恒例、冬芽と葉痕シリーズの始まりです。
良かったらまた見てやってください。