9月のある よく晴れた日、道ばたのヤブで 絹のような光沢の
葉っぱを見つけちゃったんですよ。

えっ!?と立ち止まって良く見たら、アマチャヅルでした。
窓の外はどんよりしてますが、ブログの中は晴れた日の写真で、
つる草の秋の様子をご紹介しますね。
アマチャヅルとヘクソカズラと、山芋のむかごです。
アマチャヅルは、ウリ科アマチャヅル属の多年草。
4月8日の花祭りの日にお釈迦様にかける アマチャは
紫陽花の仲間から作ります。別の植物です。
このつる草は、生の葉を噛むとほんのり甘みがあることから、
なぞらえて こう呼ばれるということです。
それでも一時期は、アマチャヅルの中には朝鮮人参と同じ成分が(一部ですよ。)
含まれているとして話題になったんですが、今はあんまり聞きませんね。

夏の終わり頃から咲いていたお花は 小さな星形。かな〜り地味です。
それが、9月に入ってぷっくりふくれて…

…こうなります。
花やしべ(花冠)の付いていた痕が 実の表面に残るのがポイント。
その実が、つい先日、
通りがかりに見てみたら ツヤツヤきれいに光ってました。

アマチャヅルは前にも取り上げています。
過去記事はこちら↓。
2005/10/11付 アマチャヅル
2006/7/16付 つるになる草
ツヤツヤと言えば、名前はひどくても、多少個性的な匂いはしても、
ヘクソカズラの実を忘れちゃいけませんよね。
アカネ科ヘクソカズラ属、万葉に昔から、なじみ深いつる草です。
すっかり熟した琥珀色も良いですが、色づきかけの今もきれいです。

ほら、ツヤツヤして みずみずしくってきれいでしょ。
え?きれいでも食べられないものには興味わきませんか?
そうか困ったなぁ。

あ、あんな↑ところに、秋の味覚♪
ほらっ、極小のジャガイモ!…じゃなくて、ヤマノイモのむかごですよ。
見上げれば、頭上にも!↓

枝にからんだ細いつるに点々と むかごが付いています。
むかごが付くのは、ほんの数種。
あれは、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のヤマノイモ。
別名 自然薯(じねんじょ)ですよ。
去年の秋は、大研究しちゃいました。
今年も もうそんな季節になったんですね。
はい、むかごの姿と↓ヤマノイモの葉っぱ。

ヤマノイモは雄の株と雌の株に分かれるつる草です。
でもね、むかごは果実じゃないから、どっちの株にも付くんですよ。
お得〜。(^ー、^)
ただし、ニガカシュウって言う、
図鑑にもろくに載っていないそっくりさんが居ますのでご注意ください。
ニガカシュウのむかごは苦いそうです。
そっくりさんでも、栽培種のナガイモのむかごでしたら大丈夫です。
ちゃんと確認したら、むかご摘みに行きましょうね。
ちょっと触って、ほろりと落ちるようなら食べ頃ですよ。
採った後も日持ちするみたいなので、
今年は少しずつ摘んで貯めておいてもいいかななんて 思っています。
自分で採取できる秋の味覚♪ 楽しみ楽しみ♪
ブログ内関連ページ:
アマチャヅル
2005/10/11付 アマチャヅル
2006/7/16付 つるになる草
ヘクソカズラ
2006/7/19付早乙女と青い葛籠
ヤマノイモ
2006/8/1付 山芋(自然薯)の花
2006/1/19付 むかごと菜の花
2005/11/3付 ヤマノイモ(自然薯)のむかご
2005/10/29付 ザクロ ギンナン、長芋のむかご
あら、ほろ苦かったですか?
私は去年、初めて食べました。(^^)
大人になって食べたので、苦みは感じませんでした。
生で食べると、生のお芋と同じ味だななんて思いました。
自然薯と長芋のむかごでは微妙に味が違うのも面白かったです。
あっ、もう美味しいむかごがありましたか?
それは何より。
私も、雨がやんだら摘みに行きたいです。(^^)
もうすっかり秋なんですね。
私も花ばかりでなく実を撮る機会が多くなってきています。
アマチャヅルって、いい雰囲気の実がなるのですね。
見逃さないように注意しないと♪
ヤマノイモのムカゴ、たまに見かけるのですが、袋がない(笑)
今度からバックに常備しておこうかな…。
秋ですねぇ。あちこちで花が終わって実が色づき出しましたもの。
アマチャヅルの実は、なかなか可愛いですよ。
見分けやすいし♪
はい、むかごを持って帰れるようにカバンの中に袋を入れておいてくださいね。
(^^)美味しいですよ。