道ばたの草の穂に雨粒が付いて とてもきれいでしたが、
写真を撮っている余裕がありませんでした。
今日の写真も、9月のうちに撮りためておいたものです。
ヌスビトハギと、帰化植物のアレチヌスビトハギ。
そろそろ花よりも ユニークな形の実の方が、目に止まるようになりましたが、
花、葉、実など、比較しながら眺めていきましょう。

時々コメントを下さる
「横浜のほほん」のおーちゃんさんも
ヌスビトハギの記事を書いていらっしゃいますよ。
TB送っておきますね。よろしくお願いします。
私の行動範囲の中には、ヌスビトハギがたくさん咲く場所が2カ所あります。
一つめはカタツムリがいっぱい住んでいる桑の木の下。
そこそこ日は当たるのですが、花付きは悪く小さくて、何度か挑戦しましたが、
ちいさなヌスビトハギの花の写真は、なかなか上手く撮れませんでした。
代わりに、隣の草原に紫の花が咲いていました。
ヌスビトハギの花が長さ3〜4mmとしたら、この花はずっと大きくて
ひとつの花が7〜8mm。穂全体になると20〜30cm。

なかなか立派な花の穂です。園芸種かな?と、図鑑を調べたら、
比較的近年に入ってきた帰化植物で、出身は北アメリカ、
西日本の方で多く見られて来た…
アレチヌスビトハギだということが分かりました。

それにしても、この花、ユニークじゃありませんか?
何だか宇宙人みたい。(^m^)ふふっ

葉っぱは細め。
web検索してみると、この葉はアレチ…の中でも、かなり細い方のようです。
マメ科らしく、小振りな葉っぱが3枚ずつ 付いているのがわかりますか?
実は可愛いですよ。ほら、こんな↓の。

マメっぽいですが、これは節果といって、サヤははじけてお豆を飛ばすことなく、
このまま ちっちゃくちぎれて、くっつき虫になって広がるのだそうです。
良く殖えるみたい。
これは5つ並んでますが、だいたい5〜6個並ぶそうです。
よく似たお仲間の「アメリカ ヌスビトハギ」は1〜3個しか付かなくて、
それから、白い花が咲く「イリノイ ヌスビトハギ」って言うのもあるそうです。
実の形が、忍び足する盗人の足の形に似ているといわれる ヌスビトハギ。
意外に、海の向こうのアメリカに ご親戚が多かったみたいですよ。
ヌスビトハギがいっぱい見られる場所。二つめは、例の「北向きの斜面」です。
他の草を探して出かけた北向きの斜面は、細い穂になる草でいっばい♪

ミズヒキやヒカゲイノコズチに混じると、少しは大きく見えますかね、
地味なヌスビトハギの花の穂でも。
やっぱり、ヌスビトハギは、日陰でヤブのほうがご機嫌が良いようで、
こんなに花付きの良い茎がありました。

こうしてみると、何だか豪華な花なんじゃないかと誤解しそう…。(^^)
図鑑によれば、蜜を吸いたい虫がマメ科の花に来たときは
花びらをこじ開けてもぐり込むので、おしべとめしべが出ちゃうのですが、
他のマメ科の花の おしべめしべはすぐに引っ込むけれど、
『ヌスビトハギの仲間とコマツナギは、
そのまま外に出ているので虫が来た花は外からでも分かる』…のだそうです。
3つずつくっついた葉っぱは、こんな形。

きれいなしずく形ですね。
これが逆さまになると、「マルバ ヌスビトハギ」って言う草になるそうですよ。
おまたせいたしました。問題の実の写真はこちら↓。

ちょっと…忍び足する盗人の足の形に、見えなかったですねぇ。
web検索していても、「眼鏡・サングラス」とか、「ブラジャー」に似ているとか…
新解釈のヌスビトハギ論がいくつも見つかりました。
ふふふ…何に見えます?
オシベとメシベの話ははじめて知りました。
その後もちがう場所でヌスビトハギを見ると、場所によって大きさが結構ちがうことに気づきました。
マルバヌスビトハギや、アメリカ、イリノイも見たいものですね。
おしべめしべの話は、手元の図鑑に何度も出てくるので気になっちゃって…。
そう思って眺めてみると、結構、しべが出た花、出てない花、いろいろあって面白いんです。
ヌスビトハギのページには、マルバ、アメリカ、イリノイの他に、オオバヌスビトハギっていう
”葉は常緑”の仲間があるそうなんですよ。
みんな見てみたいなと思っちゃいます。(^^)
随分きれいなヌスビトです!!
そこで、貧相なヌスビトをTB・・・(笑い)。
TBありがとうございました。
貧相だなんてとんでもない。すごい群落じゃありませんか。
面白い名前だとおっしゃっていたヌスビトハギに
あんなにいっぱい会えて良かったですね。(^^)
今朝、またまた似たような実を見つけてきました。そのうちエントリー、TBさせていただきます、真贋を・・・(笑い)。
2個目、TBありがとうございます。
真贋なんて分かりませんけど、野次馬しに行きますね。