地球のどこかにまた一本、苗木を植えて頂けるはずです。大きく育てよ。(^v^*)
さて、記事の方は、まだ、いつもおさんぽしている公園で11/30に撮ってきた写真から。
7回目の今日は背高のっぽの黄色い葉っぱの木をいくつか。
のっぽと言えばこちら。

セイヨウハコヤナギこと、(ヨーロッパ)ポプラです。
この前にご紹介したときから、更にまた、黄色くなりました。

綺麗です。写真には撮りにくいけれど。(^^;)
材としては軽く、加工がしやすいけれど耐久性はなく、一時的に製品を納める箱などを
作るのに利用されたので、和名はセイヨウハコヤナギ(西洋箱柳)。

背高のっぽの木の下には三角形の葉っぱがたくさん落ちています。
長い柄に、横に幅広い葉っぱ。風に吹かれると大きな音を立てます。
だから、日本に自生している近縁種はヤマナラシ(山鳴)と言うお名前です。
このヨーロッパ生まれのご親戚も、やっぱり風が吹くと大きな音を立てて葉っぱを
鳴らします。春先に咲く花も風媒花だし、風とは切っても切れない縁の木です。

でも、去年も今年も 台風でたくさんの仲間を失いました。
強風で倒された木を見ると、背の高さには見合わないほど根っこが浅くて小さいん
ですよね。

北米出身で、↑ もうちょっと枝のまとまりが弱いカロリナポプラも、強風でたくさん
倒れました。公園の管理人さんたちがひこばえを刈ってくれたので、去年ほどでは
無かったけれど、倒れないわけにも行きませんでした。
風に花粉を運んでもらう木ですが、風で倒され枯れてしまうとは皮肉ねえ…なんて
同情する必要はないですよ。
これを見てください。台風で倒れて、片付け待ちの丸太の山です。
ポプラとしだれ柳ですよ。

丸太から葉っぱを出しているでしょう。
これがこの、ヤナギ科の木たちにとっては個体数を増やす最大のチャンスなんです。
もともと、川縁という不安定な場所を好んで生えるヤナギ科の木々。
水はたっぷりあって、繰り返し攪乱される土地は栄養も豊富。
綿毛の付いたタネには栄養分のお弁当を点ける必要がないから、極々小さく作って
遠くまで飛ばし、さっさと芽吹かせ、とっとと大きくなります。
川の氾濫にあって我が身が裂けてバラバラになったら、その一つひとつのかけらから、
もう一度、根を出し芽を出し、葉っぱを広げて個体数を増やす…。
つまり、台風にあって倒れることは織り込み済みの生涯設計なんですよ。
たくましいですねえ。同情は不要です。やるねって言って感心してあげてください。
ただし、巻き添え食らう周りの木と、動物たちへの迷惑までは考えてません。
風が吹いたらご用心下さい。柳の木の仲間は倒れる気まんまんですから。
その昔、だいぶ昔、我が家周辺は養蚕も盛んだったようで、野良のクワの木が多いん
です。その上、発芽して大きくなる確率も高いようで、公園にもたくさん、ほぼ、
勝手に生えています。(^^;) そしておしなべて とってもでかくなります。
桑畑では、葉っぱを収穫しやすいように低く育てられますので、同じ植物には見えない
ほど姿が違います。
クワって、若いうちはいろんな形の葉っぱを付けますが、次第に平凡な形になって
いくんですよね。

これ、↑ 他と区別が付きにくいほど、普通な形になっちゃったクワ(桑)の葉です。
見上げて、↓この大木が見えなくちゃ、何の葉っぱが解らないですよね。

梅雨の頃には木の下が真っ黒に染まるほど、どどめ色の実をこぼしていたクワの木。
黄色く色付いて、冬ごもりに入ります。
背高のっぽ、黄色い葉っぱと言えば、イチョウもですよね。

これは公園の中でも、雑木林ゾーンに一本だけ立っている大きく湾曲した枝を持つ
私がジェントルマンなイチョウと呼んでいる木です。

すぐそばに生えている木々に枝をぶつけないように、場所を譲るように、枝を曲げて
いる様が優雅な紳士のような木です。
周りのイチョウはまだ 黄色くなりきっていないものもあるけれど、ジェントルマンな
イチョウはいち早く色付いて、葉っぱを散らしていました。

イチョウの葉はまだ湿っぽいうちに落ちてきますが、落ちたばかりだととっても良い
香りがします。この木にはギンナンは付かないようなので良い香りだけ楽しみます。
また来年も会いに来るね。おやすみなさい、ジェントルマン。
12月もそろそろ中旬。いつまで11月の写真で引っ張るつもりなんだという気持ちは
有るんですが、まだまだストックはありますし、12月の主婦は何かと忙しいので、
新しく写真を撮りに行かれるとは限りませんので、次回もきっと11/30の…(^^a)。