2006年09月13日

ミヤマイラクサ など

戸隠神社、奥社へ向かう道は、古くから開かれた信仰の道。
樹齢400年の 杉並木を歩いていると、
荒れ地のそれとは趣の違う、巨大な葉っぱの草たちを見かけました。

06_0913_m_irakusa.jpg

大きな葉の間から2種類の花の穂を出す、ミヤマイラクサ。



先週末は、いろんなイベントがあったんですよね、うちのほう。
楽しいお祭も終わり、後片づけも済みました。
残暑を鎮める 秋の長雨も降っています。
そんな中、いつまでも夏休みに撮った写真の紹介しているのもどうかなぁと
思いますので、今年の「山で見た木や花」は、これで最終回とします。


シソの葉を拡大コピーしたような、↑手のひらよりも大きな葉。
80cmほどある草丈は、参道の中でも目立つ存在です。
茎のてっぺんから長く伸びるのは めばなの穂。
葉の間に 霞のように広がるのは おばなの穂だそうです。

ミヤマイラクサは、イラクサ科 ムカゴ イラクサ属。
山地、亜高山のやや湿った沢沿いなどに生える多年草。

東北では「アイコ」と呼ばれ、山菜の女王として珍重されているそうですよ。
ただし、新芽を食べるんですって。
それから、トゲが多いですから気をつけて、軍手付けて♪とのことです。




杉並木で見かけた巨大な葉っぱ↓。これもまた立派でしたよ、ヤグルマソウ。

06_0913_yagurumaso.jpg

鯉のぼりに付ける矢車に、葉の形が似ているからヤグルマソウ。

あれれ?街中の公園でもよく見かける青いお花はなんだっけ?
アレは、ヤグルマギクです。たまに、ヤグルマソウという人がいるけれど、
ちゃんとキク科ですし、胸張って「キク」って言って良いですよ。
青いお花は ヤグルマギク。

そして、この、葉っぱばっかり目立つのは、ヤグルマソウ。
ユキノシタ科ヤグルマソウ属、山地の湿った林内に群生する多年草。

お花は6〜7月に咲いちゃったので、今は 直径が40〜80cmの大きな矢車を
参道の杉並木の足下に広げています。

お花は、1mもある穂に、真っ白い小花をびっしり付けるそうですから、
一度見てみたいなと思います。
このとき見かけたのは、花の後、若い実がプチプチしているところばかりでした。





つぼみばかりなのが 残念でならなかったのは、これ。

06_0913_ookaniko.jpg

ユニークな形の 黄緑色で30cm近くある大きな葉っぱ。
赤みがさした 1cmくらいの可愛いつぼみ。
この段階ですでに とっても魅力的なデザインです。
どんな花が咲くのかな?見たくてあちこち探しましたが、
咲いているものはひとつもありませんでした。


後で図鑑を見てみると、
キク科コウモリソウ属、林内に生える高さ0.3〜1mになる多年草、
オオ カニ コウモリにそっくりです。
花期は8月から10月。…ちょっと早かったんですかね。

それにしても、この姿でキク科ですか?
しかもなんて名前でしょう。

オオ…大きい? 確かに大きいです。…ってことは大きくないカニコウモリも有り?
カニ…蟹? 沢ガニ?海の蟹?蟹の何?  はさみ…じゃないよね。
コウモリ…蝙蝠?あの、超音波出して空飛んで、洞窟に住んでる?
     それとも、こうもり傘?

?????蟹なの?蝙蝠なの?その両方?
似てるの?えっ?どこが?葉っぱかな?花かな実かな?
それとも、住んでるところだったりして…。

悩みつつ、図鑑の前後を読んでみると、
空飛ぶ蝙蝠みたいな葉っぱの コウモリソウというのが載ってます。

それのお仲間で、葉の形が蝙蝠と言うよりは蟹、しかも、その甲羅に似ているよ…
というので、カニコウモリだそうです。
カニコウモリの葉っぱは10cmほど。なるほど、オオカニコウモリは大きいわけだ。


web検索してみるとこのつぼみは
開くと上を向いたまま くるりんとしたしべをのぞかせるそうです。
良い匂いだったという記述も見かけました。
このままでも十分魅力的な姿ではありますが、
やっぱり咲くところを見たかったな。

オオカニコウモリ。覚えておこうと思いました。





さて、奥社の参道よりは道ばた。車の窓から見ていて とっても目だったのは、
大きな枝いっぱいに 薄い黄色のポンポンを付けた花。
何だろう…と思っていましたが、これも、キャンプ場内で見つけました。

06_0913_udo1.jpg

早速近くに行って写真を撮って…??あれ?この葉っぱ、見覚えがある…。

後で図鑑で確認。ああ、やっぱり。ウドでした。ウド、独活。ウドの大木のウド。
八百屋さんで売ってる、酢味噌あえが美味しい あのウドですよ。
これも美味しい山菜ですね。(^−、^)じゅるっ!



薄い黄色のポンポンの正体は、やっぱりお花みたいです。
近づいて撮った花の写真がこちら。

06_0913_udo2.jpg

へぇ〜、ウドって、ヤツデみたいな花が咲くんですねぇ〜…なんて思ったら、
ウドは、ウコギ科タラノキ属の多年草。
ヤツデはウコギ科の樹木の仲間ですから、あながち赤の他人というわけでもなく…。
へえ〜を連発しちゃいました。

五弁の花をまん丸く咲かせ、枝先に両性花序、脇に雄性花序(おばな)を
付けるので、
秋に ヤツデみたいな実が付く頃には、
脇の雄花序は落ちてしまうそうです。↑写真のお花は おばなのようですね。




今年、戸隠高原で見かけた野草はこれだけではありませんが、
きりがないので今年の分はこれでおしまいにします。
来年は、娘が高校生、息子が中学生になります。
夏休みの越し方も、今まで通りにできるのか どうかわかりません。
でも、また戻ってこられたら、会いたい花と いっぱい知り合いました。
いつまでも、この環境が保たれて、いつか、
大人になった娘や息子達がやってきても、
変わらずに迎えてもらえたらいいなと思います。

長々おつきあい頂き、ありがとうございました。
この後は、近所の公園の おさんぽ日記に専念します。(たぶん)





サイト内関連ページ:

去年出会った草花たちの記事は「山で見た木や花」のカテゴリーにまとめてあります。(^^)
今年の分もだいぶ仲間入りしました。

今年 出会った山の花は、
再会組が…シキンカラマツ、タニタデ、クサフジ、チダケサシ、シラヒゲソウ。
はじめましては…(ミズタマソウ)、ミヤマニガウリ、サワオトギリ、イワアカバナ、カワミドリでした。
それから、ミズタビラコ、ノブキ、タチアザミ、ウバユリと、
この記事の ミヤマイラクサ、ヤグルマソウ、オオカニコウモリ、ウドの18種でした。



キャンプ中の家族の様子を記した記録のほうは、

2006年度版が、
1日目
2日目 
3日目 
4日目です。 

2005年度版は、
1日目・2日目 
3日目 
4日目に載ってます。 

web日記には2004年度版と2003年度版もあります。


posted by はもよう at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 山で見た木や花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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