2006年09月10日

センニンソウ

昨日より 一層蒸し暑いです、うちのほう。
子ども達は、今日も昨日と だいたい同じコトしています。

さて、今日の花はセンニンソウ。
アキノノゲシやヤブミョウガと 同じ道ばたの雑木林で咲いてました。


06_0910_senninso1.jpg
今、盛んに咲いていますので、あちこちのブログで取り上げられていますね。

キンポウゲ科センニンソウ属、
日当たりの良いところに生える つる性の半低木。
あ、センニンソウ…って言うけど、草花の図鑑に載ってたけど…、木なんだ。



06_0910_senninso2.jpg

つぼみの時はうっすら緑色が差しています。
一枚開きました。これは花びらじゃなくてガク(萼)。
この花に 花びらはないんです。
ガク(萼)の中にはおしべがぎっしり。

開いた時期の違う3つの花を比べてみました。

06_0910_senninso3.jpg

左←が開き立て。
まだ緑色がぬけてないし、しべが広がってません。

右→は良く開いた花。
ガク(萼)は4枚、十字に開き、
長さの違うたくさんのおしべが ドーム状に広がります。
色が同じなので解りにくいのですが、花の中央にめしべが数個付いて、
星形に開いています。
このめしべ一本一本が 後に実になります。

中央↑上の方の花は 開いてから時間が経ち、おしべが散り始めています。
こうなると、花の中央にめしべが残っているのが解ります。


実は、そう果といわれる 種だけのような形で、
白い毛がいっぱい生えた 尻尾が付いています。
その白い毛から、仙人のおじいさんのお髭や白髪が連想されたようです。

秋に実る実について、そっくりさんのボタンヅルについて、
過去に記事にしています。
ブログ内関連ページ
2005/8/24 「ボタンヅルとセンニンソウ」




お花の造りを見たら今度は葉っぱの付き方を見てみましょう。
つるの先はこんな風、先が2つに分かれて向かい合っています。

06_0910_senninso4.jpg

向きあって向きあって、次々茎が伸びると、
こんな風になります。

06_0910_senninso5.jpg

カタカナのキの字みたいですね。

周りに見えるのはセンニンソウの葉っぱです。
根っこ近くの葉に、例外的に切れ込みが入ることはありますが、
おおむねこんな卵形で 先がちょっと尖ります。
ここがそっくりさんのボタンヅルとの大きな違いです。
葉は少し厚めで、やや、つやがあります。



さて、この茎を見ていると、つる植物らしくないことに気付きますよね。

つるになるものには、茎でからむもの、巻きひげや吸着根を出すものなど
さまざまですが、センニンソウの仲間は変わっています。

葉っぱの柄で、他のものにからんじゃうんです。
ほら、ここに↓、空振りした葉っぱが有りましたよ。

06_0910_senninso6.jpg



つる植物は、どこにからむのかも、大きなポイントです。
センニンソウは日当たりが好き。
大きな木の幹を駆け上るよりは、低くても広くまったり広がるのが好きです。
下になった植物にとっては 日の光を横取りされてしまうので
たまったものではありません。
人里近くではびこっても、嫌われ、すぐに刈られてしまうのも、
無理からぬ所でしょう。ほら、葛の間からセンニンソウ。
両者譲らぬ 勢力争いです。

06_0910_senninso7.jpg

銀河のようですね。


時々ブログに登場する「隣町の公園のそばの北向きの斜面」には、
日当たりの良い頂上付近に 大群落がありました。

06_0910_senninso8.jpg

見渡すかぎりのセンニンソウ。これがみんな白いお髭に変わったら、
みものでしょうけれど、残念ながら、ここには定期的な草刈りが入ります。
いつまで咲いてられるかな?また見に来ようと思いました。


そうそう、毒草ぞろいのキンポウゲ科の一員です。
かぶれることがありますので、葉や茎に触れるときにはご注意下さい。
ほのかな香りもありますが、やはり、野で見て美しい花かなと思います。


フラワーブログリングのお仲間、nancyさんのブログ 「今日も夢中で!」の中に
詳しい解説がありますのでご紹介しておきます。
8/27付「センニンソウ(仙人草)その1」
8/31付「センニンソウ(仙人草)その2」



posted by はもよう at 13:57| Comment(12) | TrackBack(2) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はもようさん、こんにちは。
TBありがとうございます!
ふわぁ〜!こちらのセンニンソウは、これまたすばらしい群落ですね。
空振りの葉っぱには笑ってしまいました。
いい花、ですよね。センニンソウ。
Posted by nancy at 2006年09月10日 15:00
クズと勢力争いの写真は凄いですね。
これだけ丁寧に解説していただくと、私の記事の至らなさに赤面してしまいますが、めげずにTBさせていただきます。
Posted by ひろし at 2006年09月10日 19:38
今年は、いろんなところでセンニンソウを見ました。城ヶ島の海岸にも蔓延っていてびっくりしました。
ボタンヅルにはなかなか会えません。
Posted by 横浜のおーちゃん at 2006年09月10日 20:42
こんばんは。
この間、初めて知りましたので、TBさせていただきます。
Posted by nakamura at 2006年09月10日 22:53
nancyさん、こんばんは。
センニンソウ♪
大好きなんですけれど、街中ではすぐに刈られてしまいます。
今回、すぐそばまで寄れる場所と、
ものすごい群落の2種類を見つけることができてとっても嬉しいです。
この後もずっと見守りつづけられると、尚、良いんですが…。

葉の柄でからむことが、一目でわかるような被写体をずっと探していましたので、
空振りの葉を見つけたときには、にやりとしてしまいました。(^^;)

nancyさんの所でまた、勉強させていただきますね。
よろしくお願いします。(^^)ノ”
Posted by はもよう at 2006年09月12日 00:08
ひろしさん、こんばんは。
いえいえ、仙人の白いお髭が素敵に撮れてて良い写真ですよ。
私も「勝負!」できるような写真が撮りたいです。
刈られないようにお祈りしておかなくちゃ。(−人−)

葛と争えるぐらいですから、すごい繁茂力ですね。
Posted by はもよう at 2006年09月12日 00:15
おーちゃんさん、こんばんは。
へぇ、城ヶ島の海岸でも咲いてましたか。
潮風にも負けないのかしら?

ボタンヅルは、こちらでも見かけませんね。
私が見たのは信州の山の中でした。
ちょっと控えめなところがまた、素敵なんですよね、ボタンヅルは。
Posted by はもよう at 2006年09月12日 00:18
nakamuraさん、こんばんは。TBありがとうございました。
今まで気付かなかったものに気付くようになった…って言う記事ですね。

そうなんですよね。
一度気がつくと、次から次に同じものが目について、
一体私は 今まで 何を見てたんだ…と思うことが良くあるんですけど、
nakamuraさんもそんな感じだったのかなと思いました。(^^)
お互い、怪我しない程度に、いろいろ観察いたしましょうね〜。(^O^)ノ
Posted by はもよう at 2006年09月12日 00:29
はもようさん、こんばんは。
え〜っ!木〜っ!うそだぁ〜!
…あわてて図鑑を調べた私…。
ほんとだ…センニンソウは木だ…。
大変失礼いたしました(だって誰も教えてくれなかったんだもん・笑)
おかげさまで、ひとつもうけました♪
Posted by moto at 2006年09月12日 01:05
motoさん、こんにちは。
そうよ〜。木よ〜。ホントなんだから〜。(^^)
んなわけで「ひとつ もうけて」いただけて、何よりです。

まぁ、つる性植物の場合は、どっちでも良いじゃんって言うか、
どっちの図鑑に載ってるかだけ
押さえとければいいかな?みたいな感じです。
Posted by はもよう at 2006年09月12日 14:32
仙人草は根岸外人墓地の崖で満開です。ツツジの木数本を覆い尽くして咲いています。いっぽう、根岸森林公園ではクズが満開。カジイチゴの茂みとツバキの木一本がすっかり覆われています。
蔓性の植物って、すごい勢いだなとあきれます。
Posted by ディック at 2006年09月14日 23:11
ディックさん、こんばんは。
外人墓地に咲くセンニンソウか…。さぞや綺麗でしょうね。(^^)

つるになる植物って何となく、動きが感じられて、面白いです。
樹形ならぬ、からみ方もそれぞれ違います。
センニンソウや葛のように
日当たりを求めて低く広がるタイプは、
縁側のひさしの上で日よけがわりになってくれればいいのに…なんて思います。。
Posted by はもよう at 2006年09月14日 23:41
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