それでも娘は近所の高校の学園祭を見にいったし、
息子達は今日もたくさん集まって遊んでるし、みんな元気です。
さて、夏休みのキャンプで出会った花、今日のお花はシソ科のカワミドリです。

私は知らなかったのですが、韓国では有名な薬草だそうで、
ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」にも登場したそうですよ。
帰りに立ち寄った塩尻湖のほとりに咲いていました。
シソ科カワミドリ属、山地の草原に生える多年草。
草全体に特有の香りがある…ああ、香りには気がつかなかった。
web検索すると、酸味と爽やかさを感じるような良い香りのようです。
嗅いでくれば良かった。残念。

塩尻湖一周ドライブの最中、一度止まって子ども達の写真を撮って、
また、走り出そうと言うときに、崖に咲く紫の花に気付きました。
旦那様にはちょっと待っててもらって、手早く数枚の写真を撮りました。
長い穂にまばらな花。園芸種のこぼれ種じゃ無さそうです。
シソ科っぽいけれど、そっくりさんが多いから、
ちゃんと撮ってこないと名前を調べられないぞ…とばかりに、パシャパシャ。
花と葉の様子。

縁に粗いギザギザ。葉は対生。
花は唇形、ガク(萼)は長めの筒状。
茎の様子。

ツル性かと見間違うほど細くて長い茎。
茎も葉っぱも、枝分かれする場所もみんな対生、向かい合わせ。
家に戻って 図鑑で調べてみると、
カワミドリという、耳慣れないお花に似ていることが解りました。
和名の由来は不明…ですって、ミステリアスなお花です。
さて、記事を書こうとするには、ちょっと内容が寂しいので
web検索をかけてみとこにしました。
私には耳慣れなかったのですが、出るは出るは…びっくりするほどヒットしました。
ずいぶん有名な薬草のようです、特に 韓国では。
カワミドリは 韓国での呼び名を「クァキャン」と言うそうです。
漢方薬では 「カッコウ」(鳥のカッコウじゃないですよ。)
胃の機能が低下したり、腸の痙攣がある場合に処方された伝統的な韓薬材だそうで、
韓国では主に南部地方に自生するうえに、栽培もされているそうです。
胃ばかりでなく、最近の研究では、動脈硬化抑制に効能があるのではないかと
言われてもいるようです。
ちなみに、
ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」では第7話に登場したそうですよ。
ファンサイトがあって、そこで教えていただきました。
日本の民間薬として使われてきた名は「排草香:はいそうこう」だそうです。
日本でも古くから風邪や頭痛の時に使われていたそうです。
こちらの名前は「シーポルトコレクション」の押し花標本の中でも見かけました。
(いゃぁ、検索するといろんなことが解っちゃうものですね。)
カワミドリは、中国、台湾、シベリアなどに分布していて、
韓国だけでなく、中国でも薬用として栽培しているそうです。
お仲間が北アメリカも含めると20種ほど有って、洋風のハーブも含まれているそうです。
大変 有用な薬草だったんですね。有り難さが解ったところでお花のアップです。
感謝して 眺めることに致しましょう。(^^)

筒状のガク(萼)と突き出した4本のおしべが見分けのポイントですって。
綺麗カワイイお花でしょ?(^^)出会えてラッキー♪
写真撮る間、待っててくれてありがとう、みんな。
今度会えたら、是非、匂いを嗅いでみたいです。
サイト内関連ページ:
去年出会った草花たちの記事は「山で見た木や花」のカテゴリーにまとめてあります。(^^)
今年の分も少しずつ仲間入りしてます。
キャンプ中の家族の様子を記した記録のほうは、
2006年度版が、
1日目
2日目
3日目
4日目です。
2005年度版は、
1日目・2日目
3日目
4日目に載ってます。
web日記には2004年度版と2003年度版
もあります。
【関連する記事】