何だろうと悩んでいた花…相変わらず、その花の名前は解らないままですが、
その時に図鑑で見かけたサワオトギリらしい花を見つけてきました。
場所は戸隠神社、中社の滝の下です。

滝に打たれる修行僧のまねをする息子と、からかう娘のにぎやかな声…。
でも、母は思わずしゃがみ込んで、「おー!この花はっ!」なんて叫んでいました。
三者三様、バラバラな家族。(^^;)
オトギリソウ科オトギリソウ属の花って、ホントに見分けに困ります。
ほんの1cmほどの花なんですよ。一生懸命接写してきましたが、
う〜ん(−”−)です。
葉っぱと花のバランス、花の付き具合は図鑑のサワオトギリの写真にそっくりです。
葉っぱに浮かぶ 点々と筋。

色が薄いと明点と明線。黒っぽいと黒点と黒線っていうんですって。
これが葉と花弁のどこにどう出ているかが見分けの大事なポイントなんですよ。

図鑑の説明によれば サワオトギリの場合は、
葉には 明点が多数あり、ふちに黒点。
花弁と萼片(←見てないっ!)に明点と明線、ふちに黒点があるそうです。
普通に見てるとわからないのですが…
写真を拡大して、目を凝らして良く見ると…

ををっ!!有るような気がするっ!!(オレンジの矢印の所。)
他の条件も合致しているので、サワオトギリで良いと思いますが、
今度 出会えたら、もっとちゃんと見てこようと思います。
とりあえず、黒点って言うのが、こんなに小さいものと解っただけでも収穫です。
このとき見かけた普通のオトギリソウは、まだつぼみのままだったんですよね。
普通のオトギリソウの方は、探すまでもなく 点々だらけなんですけど、
その点々に「掟を破った弟を切り捨てたときに散った血しぶきの痕…」なんていう
こわ〜い伝説が有るので、あんまり生々しく付いてて欲しくないんですよねぇ。
この花、サワオトギリくらいなら可愛いし、怖くないかな。
ちなみに このすぐそばで 息子がガマガエルを捕まえました。
まだ育ちきってない小柄なガマちゃんでした。大きくなれよ!って言って逃がしました。
大きなお世話ですケドね。(^^;)
サイト内関連ページ:
去年出会った草花たちの記事は「山で見た木や花」のカテゴリーにまとめてあります。(^^)
今年の分も少しずつ仲間入りしてます。
キャンプ中の家族の様子を記した記録のほうは、
2006年度版が、
1日目
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2005年度版は、
1日目・2日目
3日目
4日目に載ってます。
web日記には2004年度版と2003年度版もあります。
【関連する記事】
こんなに細かく観察された花、実は顔を赤くしていませんでしたか?
オトギリソウの悲しい伝説の由来を初めて知りました。ありがとうございました。
当方は、あ、きれいだなぁ、なんやろ?……、ぐらいでジ・エンドとなります。
●昨日の「オニドコロ」誤記、教えていただいてありがとうございました。
昨年、ちゃんと調べたのに、もうすっかり忘れ去ってました。
これも過去のカテゴリーをちゃんと整理していないツケです。
いつもていねいに教えていただいて、心から感謝してます。
おかげで、ゆっくり(すぎ)ながらも、覚えた植物の成長ぶりを観察する(見るだけですが)気持ちを持ち始めています。
自然豊かな所に一歩で足を踏み入れたはもようさんの、
わくわく気分、分かりすぎて、同感で、こちらまで画像をしっかりのぞきこんでいます。
植物の身元をしっかり確認できるのって、ホントにうれしい(すっきりする)ものですね。
顔じゃないけど、実は、赤くなるかもしれません…って、
「実」違い?
いやぁ、いつもながらに、
見分けがヘタなところが自分らしいと思っていたんですけど…(^^A)
花にまつわる伝説を紹介してくださるサイトさんも有りまして、
検索するといろいろ興味深いです。
えへっ、ちょこっとお節介失礼いたしました。
キャンプ場の周辺も、自然が豊かでわくわくしましたが、
今日、久しぶりにとなり町の公園に行ったら、
一画がアレチウリとオオブタクサで、ジャングルのようになってまして…
虫もいっぱい居たんですけど、
あんまり豊かすぎても、ついて行けないなと思いました。(^^;)
で、帰ってきてるなさんのブログを開いたら、
アレチウリの記事。
あら、今、見てきた花だわと、思わぬ偶然にニコニコしていたところです。
今後ともよろしくお願いします。