キャンプ場で撮ってきた写真、いよいよ、初めて出会った花の部へ参ります。
キャンプ場の中とは言っても、自分たちのテントからはちょっと離れたところで、
か細いツルを見つけました。

知ってるような、知らないような葉の形。
興味を引かれてツルを辿ってみると…
ウリ科の特徴、コイルのような巻きひげ。あくまでも薄い葉の質。
う〜ん、なにかななにかな?
葉の付け根には、白い可憐な花も咲いていました。

ひとつの花の直径は5mmほど。端正な星形ですが、さて、何の花でしょう?
花より目を引いたのは、花のすぐ下に付いていたあとで実になるだろう部分。
花が終わると、このような実になるようです。

角かどが有るけれど、何角形って言う風でもなく、
とらえどころのない いびつ形。表面は妙にデコボコ。ううむ、へんてこな実。
これから大きくなるのかな?ならないのかな?
早速、図鑑とwebで調べてみました。
このへんてこな実が決め手になりましたよ。
ウリ科 ミヤマニガウリ属、
北海道から本州の深山に生えるツル性の一年草で、名前はミヤマニガウリ。
実は、これ以上大きくならないようです。(ちょっと残念)
名前は似てますが、どこにもゴーヤ(ニガウリ)との関係は書いてありませんでした。
でも、おばなが房状に付く おかぶ(雄株)と、
へんてこな実が付く両生株にわかれる ちょっと珍しいタイプとして、
研究者さん達の間では 有名みたいです。
おしべもめしべも揃っている花(両性花)を付ける植物はいっぱいあるし、
同じ株におばなとめばなが咲く(雌雄異花同株)植物もいろいろあるし、
おかぶ(雄株)とめかぶ(雌株)に分かれるもの(雌雄異株)も結構ありますでしょう?
めばなの咲く株と、両性花の咲く株にわかれるもの(雌性両性異株)も結構あるんですって。
でも、このミヤマニガウリのように、
おばなの咲く株と両性花の咲く株にわかれるもの(雄性両性異株)は珍しいんだそうです。
難しい話を読んでるとおつむがクラクラ〜っとして来ちゃいますが、
小さなおばながフサ状についたおかぶ(雄株)の写真はとっても可愛らしかったので、
また同じ場所まで行くことができたら、今度は葉っぱをめくって
探してみようと思いました。
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去年出会った草花たちの記事は「山で見た木や花」のカテゴリーにまとめてあります。(^^)
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キャンプ中の家族の様子を記した記録のほうは、
2006年度版が、
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【関連する記事】
朝から、良いお勉強でした(笑い)。
何か、食べられそうですね・・・。
え?食べられそうですか?…そうかな…(^^;)
でも、"ニガウリ"って言うことは味を見た人がいたんでしょうね。
お勉強の方は、漢字が多くてちょっとクラクラしました。
ハハハ・・・、食べるわけがありませんです・・・(笑い)。でも、食べた人は必ずいるはずです。ゲテモノも、最初は誰かが食べたものでしょうから・・・。